□明日は〜衣装パレード 2003.5.16 自宅

「衣装パレード」って一体何?って思っている人もいるだろう。まあ、要するに衣装決めの日。みんなで衣装を着て一列に並び、全体のバランスを見る。パレードだからと言って、決して並んで歩いたりしない。

衣装というと何やらきらびやかなイメージがあるが、今回は震災のお話しなので、基本は普段着だ。いや、むしろ災害時なので、普段着よりコーディネートされていない。
そこでわたしは思った。主役がものすごく変な、例えば、縞模様のジャージに花柄のインナー、チェックのコートだったらどうだろう。見ている方は、ものすごく気にならないだろうか?幕が開いた途端、物語そのものよりも、そのあまりなコーディネートに見る気をそがれるだろう。だけどよく考えてみたら大丈夫。主役は、その日の夜、朝までお酒を飲んでいた設定になっているので、あくまで普段着。
そのへんは、まあ、いいのだが、わたしはひとつものすごく気になっていることがある。
誰とは言わないが、10歳以上もさばを呼んで、高校生の役にチャレンジしようとしているつわものがいる。確かに童顔ではあるが、大丈夫なのだろうか?ブレーザーの制服なんて着たら、サラリーマンになってしまうのではないか?だったら、わたしもセーラー服で受付をするぞ。いや、やめておこう。イメクラと間違えて入って来る人がいると困る。(稽古場だったら、きっとここでフーちゃんの突っ込みが入る。「いや、逃げるからやめて」)

そして、衣装もさることながら、小道具にも気を使う。
まず、名前(地名)が入っている物は、神戸から取り寄せなければならない。たった8年といえども、今あってその当時にはない物もある。あと、みょ〜に新しい物も困る。買ってすぐ、わざわざ汚さなければいけない。もったいない・・・。

そんなこんなで、そろそろ本番が近づいてきた稽古場は、物で溢れる。


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