□稽古初日〜本読み 2003.3.22 豊島区内某所

稽古は、自己紹介から始まった。

渡辺太君(フーちゃん)と河元渉君(ワタル)はわたしの後輩で、二人は同期である。普段から仲が良いらしい。在学がかぶらなかったので、学生当時は知らないけど、ワタルは2月の中旬に上演したライブで、裏方を手伝ってもらっていたので面識がある。そして何よりも、2人には今、歌のレッスンでデュエットの相手をしてもらっている。
日高慶子ちゃん(ケーちゃん)。彼女も後輩で、フーちゃんとワタルの1期下だ。
大島梨那ちゃん(リナ)、水上優美ちゃん(ミズ)。彼女たちは更に後輩。
それに、演出の大村幸永(サチ)とわたしが加わると、同じ学校の卒業生は7人にもなる。これは、母校にいっぱい宣伝をしなくてはいけない。総見の舞台にしてくれないだろうか?
鴨川孝徳君(カモちゃん)は、普段は裏方の手伝いの方が多いようだ。とっても温和な印象。
石川ごえもんさん(ゴエちゃん)。”ごえもん”の後には”さん”だ。”君”ではどうもぴったりこない。もちろん芸名。いつか、なぜ”ごえもん”なのか聞いてみたい。

他に高田憲一君、明神杏奈ちゃんは、別の舞台の本番間近で欠席。
宇畑稔さんと渡辺和己さんは、もうちょっと後から参加となる。

さて、ひととおり自己紹介が終わると、いよいよ本読みだ。
この芝居は題名のとおり、阪神大震災を題材にした作品である。お察しのようにセリフはすべて神戸弁だ。なのに出演者の半数以上が、関西弁圏外。今日の参加者の中では、サチ、ワタル、ケーちゃんの3人が関西出身で、あとは他県出身者。
始まる前から、大方の予想はつく。

出だしのフーちゃんの台詞
「おっ、おぉー、な、ながれさんか・・・げんき・・・?」
まるで外人が、覚えたての日本語を話しているかのようなたどたどしさ。
それに答える関西出身のケーちゃんまでが、なぜか棒読み状態。どうやら、東京では普段は東京弁を使っているので、訳がわからなくなっているらしい。頭上にはたまに「???」の文字が並ぶ。
それに引きかえ、普段から関西弁のワタルはなかなか好調だ。その相手役のカモちゃんとゴエちゃんも、インチキ関西弁ながら、なかなかのもの。3人とも初対面の割には呼吸が合っている感じ。
しかし、一番の問題はミズなのかもしれない。”中国から神戸に留学してきている中国人の関西弁”とはどんなものか。誰にもわからない・・・。

やはり言葉の壁は厚い!

何とか1時間半ほどで本読みが終了したが、演技もヘッタクレもない状況。
さあ、どうするみんな!

見てるだけって、とっても楽ね。


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