Too Much Drink N.G. 4P目をリードするNさん
Nさんとは、よく飲み、よく登った。
Nさんとの出会いは、同じ日にG登攀クラブの集会で入会したことに始まる。
日の春駅でベレベレに酔ったNさんをピックアップして、仮眠もそこそこに登った
Aフランケの毒蜘蛛ルート。
アラスカのトレーニングで登った出合からの冬の滝谷。
吹雪の中登ったNさんの裏山、宝剣東壁フランケ。
etc。
どの山行にも共通するのは、アルコールと悲壮感のない、クライミングと・・・。
車のラジカセからは、長渕剛の曲がよく流れていた。
そして、何より、楽しい山行だったと思う。
Nさんは、クライミングのために東京に出てきた・・・らしい。
東京には、ガラスをカッパギながらも、真剣にクライミングをする人が多かった。
どちらかというと軽めのノリだったけれど、悪いところに強い
センスのあるクライマーだったと思う。
この壁に拓いたルートの名は、・・・飲んでいて、
夜テラスから落ちかかったことに由来する。
なぜ、ノーヘルなのかは、カッコをつけているわけではなく
僕がヘルメットを忘れたので、トップが被らないことになったのである。
ケガなく登れてよかった。
そんなNさんも、”Rody”を乗りこなす娘さんと奥さんに
囲まれ幸せな日々を送っているらしい。
また、飲みたいね。
そして、いつの日か、”Return To DENALI”・・・。