2003.4.23

たけのこ

この季節は、たけのこ堀だ
転んでもただでは起きない、何かないかなと探す
南伊豆の竹山は、急斜面だった
20本ぐらい掘ったよ
いぼいぼのところから取るんだ
昔は、孟宗竹は、漁業にも使われたが今は、ほったらかし
過疎化の村に救済のたけのこ堀だ。ほっとくと家が竹林になる
シマヘビ2匹見た。もう春だ
青カエル、消しゴムぐらいの大きさで大きな声に関心関心
鹿撃ち名人が2頭仕留め、鹿肉パーティはワイルドだった
磯では、波の子(なんがらめ)がうじゃうじゃ
海も春だ
今年は、あそぶよ〜

2003.2.2


あのときプリンスメロンは、旨かった

プリンスメロンを覚えているかい?
子供の頃食べるメロンはプリンスメロンだった
ご馳走だった
それが、いつの間にか見かけなくなった。
食べる機会もない
どうした?プリンスメロン
みんなも、忘れてしまっていないか?

プリンスメロンは、西洋のネットメロンと東洋のまくわ瓜の混血と思われる
高いメロンを安く食べるために開発されたようだ
開発の目的や開発者の期待と結果を考えると涙ぐましい。。。
メロンの王子「プリンスメロン」だ
皮をむいてしまえば同じような味だ。
マスクメロンも熟れ具合のタイミングによっては味が異なる。
熟れすぎると有機溶剤のようなにおいがする。
記憶にあるプリンスメロンはメロンパンより全然メロン味だし、旨かったと思う。種まで食べた。盲腸になるぞといわれた。
皮にわざと傷を付けて遊んだような気がする。
そんなプリンスメロンは、やはりネットがないためか偽物なのか少なくなったのだろう。
ネットメロンは、一つの種から1個だけ選別して育てる。つり玉といって
ひもでつるす。摘果したものは、静岡県の渥美半島あたりで、子メロン漬けなどと漬け物になって売っている。
温室栽培で、暖房費もかかり当然一つ、ん千円となる。
せこいと、2個ぐらいはならせられる。
それに比べると、プリンスメロンは、スイカのように地面にゴロンだ。
1個2個とけちなことはいわない。様子見て何個かできる。
だから安い。
その後、改良され、ネットメロンもどきのサカタ種苗のアンデスというのがでてきた。ライバルのタキイ種苗からは試行○○号というのがあった。大学3年の頃だ。19歳にして、メロンのネットが傷であること知る。
メロンの成長は、中と外でスピードが違うのだ。初めは外皮が成長し、おおきさと形ができる。そのあと内部が成長し、熟してくるが容積も大きくなるらしく外皮に亀裂を作るほどになる。妊婦様の妊娠線と同じか?
この亀裂に価値を感じるのか?日本人だけじゃないか?
でもその感覚が、新たな品種へのチャレンジとなる。最近メロンの安いのはその当時のまた改良版だろう。良くできている。高級ネットメロンとの差は
マニアックの領域になっていると思う。だから、今度は赤実系の夕張メロンなんかがはやり出す。高級メロンの意地だろう。でも金かけすぎる栽培は、いつか、自然から仕返しがくるのではないか?
こんなことをふと考えた。
そして、プリンスメロンのことが急にかわいそうになった。
彼のメロンの生き方は涙が出る。
今度、プリンスメロンを見かけたら、もう一度食べてみようと思う。

2003/2/2  キィーヅカ


2002.4.15
(プレジデント 2002 4.15)







1993.11.14