巻機山 井戸尾根ショートスキーピストン
(本峰リベンジ〜牛が岳) 


牛が岳より 割引山

日時:2004年3月13日
コースタイム
 3/13
  清水
(3:15)〜米子橋尾根取付(4:00/4:05)〜桜坂尾根上(4:30/4:40 〜井戸の壁上(5:35/5:45)〜ニセ巻機(7:10/→)〜巻機小屋(7:20:/7:40)巻機本峰山頂(8:15/8:25)〜牛が岳(8:50/8:55)〜巻機本峰山頂(9:20/9:35)〜巻機小屋(9:50:/10:10)〜ニセ巻機(10:25/10:40)〜尾根上(10:50/11:05)〜桜坂尾根上(11:25/11:35)〜米子橋(11:40/→)〜清水(12:00)

メンバー:単独

メモ

ニセ巻機登り 本峰登り
越後三山 巻機本峰
牛が岳山頂 余裕 ビールタイム

3/13
 2月末、降雪直後とは言え、清水〜ニセ巻機まで8時間を要した前回タイムは、どうしても納得の行くものではなかった。井戸尾根取付ルートミスによる1時間ほどのロスタイム以外、心当たりは何もない。春シーズン盛りになれば、多くのスキーヤー&ボーダーが行列をなし4時間ほどで登り切るはず。やはり体力に問題ありか。今週末、天気予報はまずまずながら、夕方、気圧の谷通過の予測あり、午後は危ない。こうなったら、奥の手。体力は時間で補う。3時スタートと決めた。
 清水着0:00。出発準備を整えビールを飲んでしっかり寝る。3時起床、出発。雪はしっかり締まっている。ルートに迷いもなく、ヘッドランプで順調に進む。トレールも無数に残っており、2週間前を思うとまるで高速道路だ。井戸の壁と井戸尾根最上部で、スキーを外してしまったが、ピッケルアイゼンにお世話になることもなく一気にニセ巻機まであがる。なんとか標準タイムで通過。逆に前回の登行が、いかに貴重であったかを思い知る。黄砂の影響か、少し霞んだ展望だ。本峰への鞍部で、樹林帯側のわずかな隙間に小屋の屋根軒下を発見(民宿上田屋さん談によると通常の年であれば、この時期、小屋位置を確認することはできないらしい)。小屋のほぼ屋根上あたりで大休止、本峰を仰ぐ。それにしても、素晴らしすぎる一枚バーン。下りを楽しみに、まだ硬い一枚バーンをクトーで登る。本峰稜線に出ると越後三山がいきなり視界に飛び込んできた。中の岳が大きく立派。やはり稜線は、雪山ハイクの醍醐味だ。クトーが良く効き気持ちよい。本峰着8時過ぎ、調子にのって牛が岳三角点も行ってみた。割引山がソフトクリームのようで美しい。牛が岳山頂で風が強くなってくる。本峰まで戻り、いよいよ一枚バーンの滑降。せっかくなのでシールを外した。大斜面!大パラ!爽快そのもの!
 小屋付近でシールを貼りながら大休止。単独登山者に会う。森林限界上で会ったただ一人。ゴム長靴、ツボ足、軽アイゼン、見たこともない超軽量ワカンも持っている。ただ者でない。
 ニセ巻機へ登り返し、シールをしまう。段取り変えのたびに大休止とする。時間は余裕だが、どんどん風が強くなってくる。長居無用か。10:40滑降開始。前回パスした井戸尾根上部アイスバーンは横滑りをまじえて通過。井戸尾根緩斜面になるとすっかり風も無くなり、もったいないので樹林帯に突っ込む前に、天狗岩をつまみにビールタイムとする。誰もいない尾根。贅沢な時間だ。
 井戸尾根下部滑降中、数パーティにすれ違う。清水着12:00。下山完了。車で、民宿雲天を覗いてみたが休業していた。民宿上田屋でそばを食べる。ふと、窓ごしに雪がちらついているに気付く。表に出てみると、真っ暗。霙まじり、じっとり降っている。付近の山々は、もうすでに、山麓の視界すら消えてしまった。

装備
ピッケル アイゼン(今回使用せず)
フリートレック ヴェンチャー+兼用靴(たつ)
ツエルト
駐車スペース
清水 バス回転所 交差点
飯処
清水 上田屋
立ち寄り湯
二居 宿場の湯

年表へもどる

top