■日時:2003年9月27日
■メンバー:たつ
■コースタイム
9/27
奥社駐車場(4:40)〜奥社(5:10/→)〜五十間長屋(5:55/6:05)〜蟻の戸渡(6:35/→)〜八方睨(6:50/7:00)〜戸隠山(7:10/→)〜九頭龍山(7:45/7:50)〜不動避難小屋(8:30/8:40)〜五地蔵岳(9:25/→)〜高妻山(10:55/11:25)〜五地蔵岳(12:45/12:55)〜不動避難小屋(13:30/13:40)〜牧場食堂(14:40/14:50)〜奥社駐車場(15:15)
■山行メモ
![]() |
![]() |
|||
五十間長屋から戸隠表山稜線 | 蟻の戸渡り | |||
![]() |
![]() |
|||
戸隠 西岳 | 高妻山山頂より乙妻山 | |||
![]() |
![]() |
|||
妙高 | 高妻山 | |||
![]() |
![]() |
|||
戸隠連峰 | 五地蔵より高妻山 |
すっかり秋。明るくなるのがずいぶん遅くなった。4:40ヘッドライトでスタート。奥社に向かって杉並木を行くが、上までライト届かず、巨木の足元だけが並んでいる。五十間長屋でライトをしまい休憩。百間長屋を過ぎたあたりで猿とご対面。幅
1メートルの道、左谷側は藪の断崖、右山側はかぶりぎみの泥っぽい岩壁でどうにもならない。しばらく睨めっこ。どうやら子連れの様子はないので安心。それにしても、猿のくせに物凄い顔。シワクチャの真っ赤な顔いっぱいに口を開けて睨んでいる。じきに山側の崖を登り始めたので、やっと道が空く。ところが、猿め!こんなボロボロの崖をスタコラ攀じれるのは良しとして、人の頭ほどある石をドスンコ!ドスンコ落として来る。命中したらひとたまりもない。猿為落石!ってやつか?もしかしたら上から攻撃しているつもりなのか?ヤバイ!猿め!真上に来た。味わったことのない恐怖に襲われ、猿の位置を確認しながら、必死で逃げ切る。生きたここちがしなかった。
このあたりの岩質は、泥岩の中に大小の丸石ををギシギシ取り混ぜたような感じだ。泥っぽく濡れていてツルツル滑るのは今日の状態としても、とってつけたような丸石は、どうにも信用できない。また、豊富過ぎてけつまづきそうだ。蟻の戸渡りは、評判どおり。高峻山岳とは、まったく異質の高度感あり。ザイルでも欲しくなるが、あったところで役にたちそうにない。四つん這いでリッジを進み、一旦右側に降り、再度リッジに登り返す。最後は馬乗りして見るが、体が硬いせいか開脚すると足が裂けそうに痛いので、左側に足場を求め終了。
ひと登りすると八方睨。高妻山が正面。実にみごとな展望だ。戸隠から不動、五地蔵へは、痩せた地形にからんでいるものの、木の根っ子と泥んこの低山歩き。樹林帯の中、なおかつ曇りぎみとなり展望もなくなるが、ちらほら紅葉が始まっている。森林限界より急登を終えると高妻山山頂。チキンラーメンにレトルトの中華丼をぶっ掛けて昼食とした。しばらくすると、雲も引け、妙高なども見えてきた。往路を不動まで戻る。下山は、沢沿いの道、水量が多いのか、ジャブジャブ靴を洗いながら戸隠牧場へ。のどかで気持ちの良い牧場。良いワンデイハイクであった。車道を奥社まで歩いて戻る。