会津駒ヶ岳
(滝沢橋登山口ピストン 新兵器ショートスキーテスト調整)

日時:2003年3月15日
メンバー:単独
コースタイム
3/15 
滝沢橋登山口(5:00)〜(12:09)会津駒ヶ岳(13:08)〜(15:00)滝沢橋登山口

山行メモ
 少し仮眠してからと思っていたが余裕を見て、4:50に車を出る。ヘッドランプたよりに林道を行く。途中でショートカットらしきシュプールを発見。沢沿いをツボ足でたどる。林道合流点で新兵器装着。そのまま沢を詰める。はしごのある尾根取り付きは良く判らなかった。
 山でスキーを履くのは、20数年ぶり。シール登行の感覚が蘇らず苦労する。 ビンディングのセッティングをちょくちょく変える。それにしても、こいつは短すぎて良くもぐる。と、道具のせいにする。アンテナのある旧ヘリポートへ着くころにはヘトヘト。
 一本のトレールは、下りスキーのもので、合わず。トレースを止め、自力ラッセルとする。ただただ尾根筋を忠実にたどった方が良さそう。ボコボコに潜るが、ショートスキー+シールは、急角度でも直登が得意のようだ。しかし、今度は体力がついていかない。
 稜線直下の展望の良い尾根上に出たときには、既に11時を廻っていた。燧と至仏が、しっかり見えている。思ったとおり、天気は、良くはないが一時的に気がつかないくらいの小雪が舞う程度で、風もなく安定していた。はじめから、今週末の天気は、南岸低気圧が近づいても、東北は荒れないと勝手に決めつけていた。
 駒の小屋を経て、なんとか山頂に、たどりつく。新兵器の調整をしながらとは言え、7時間もかかってしまった。
 写真のとおり、山頂ポールが1メートルほど出ているので、積雪は2メートル程度。例年より少ないようだ。風も無いし、2日分の食料がたんまりあるので、ゆっくり飯とした。
 今日は、誰も登って来ないかと思っていたら、ロングスキー単独に出会った。大戸沢岳に降りるという。こちらは、キリンテのつもりもあったが、とても自信がないので、往路ピストンとする。
 シールをはずして新兵器初すべり開始。と、山頂から飛び出す。
 なんという恐怖だ。ソフトブーツで浮力に乏しいショートスキー!加えて幕営装備一式!トップからグッサリ行けば、ザックの後押しもあり、顔面からドボン!トップを浮かそうと思っても、テールを押さえられない。おまけにザックに引っ張られ深雪にケツからドボン!往路を降りるだけなのに深雪とぶざまな格闘。2時間もかかってしまった。
 一応、テストは、まずまず。道具より、体力と技術に問題あり。ラッセルも滑りもロングスキーに負けるけど、なかなか面白い!気に入った。

今回登場の新兵器
 アルペンクラブ http://www.big.or.jp/~arimochi/でおなじみのフリートレックの新型2003年モデル『フリーヴェンチャー』
 外見は、ナンバー以外、問題モデルと判別はできなさそう。
ビンディング廻りは見るからにキャシャなつくりだが、コンセプトは魅力。壊れなければ、結構おもしろい。

装備
幕営装備一式、フリーヴェンチャー、靴:ソフトブーツ(モンベル3000)
念のためアイゼン(サレワ10本)←絶対に不要だった。
駐車スペース
アルザ隣 桧枝岐スキー場前の?な駐車場に駐車。
飯処
そばなどあるらしいが、この時期、桧枝岐村では15:00すぎると営業している店はないとのことで、がっかり。
立ち寄り湯
燧の湯 500円 内湯 露天あり。 駒の湯とどちらか迷ったが、燧の湯にし、駒の湯は次の機会とした。

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