<行程>京福 西院-京福 嵐山線 全線200円-嵐山=渡月橋=天龍寺=赤マンマ(昼食)=清涼寺(嵯峨釈迦堂)=仏野(あだしの)念仏寺=祇王寺(ぎおうじ)=京福 嵐山線=京福 西院


台風5号が朝鮮半島から日本海に抜けて、少し風は強いが雨の心配はなさそうだ。昨日で一人暮らしの基本的な準備はまぁ整ったと思えるので、どこかへ飛び出そう。京都へ転勤してきて、今日でちょうど一週間が経過した。単身赴任の先輩である橘課長が毎週、京都の寺社を巡っているという話に刺激されて、とりあえず手近な(自宅から徒歩1分の京福電鉄西院駅から乗り換えなしで行ける)嵐山、嵯峨野方面を歩いてみた。
京福電鉄の嵐山駅(この2階が嵐山レディスホテル)を出て、右に嵯峨野方面への標識があるがまずは左へ行って渡月橋へ。中学校の修学旅行以来の嵐山(渡月橋)だが、渡月橋の風景はよくガイドブック等で見かけるので、なるほどという感じだ。人力車のおにーちゃん達が手持ち無沙汰でたむろしている。いくらなんだろう?後で気がついたことだが、レンタサイクルを借りて効率的に回るのが得策だな。それにしても暑い。いったい何度なんだろう?ここのところ毎日のように京都は最高32〜34度を記録している。しかも曇っていてもだ。さらに梅雨の最中ということもあって蒸し暑い。渡月橋を渡って嵐山(中ノ島)公園で写真を撮って天龍寺へ。
入館料1600円!の「美空ひばり館」をパスして臨済宗天龍寺派大本山の天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるため夢想国師に作らせたといわれる。回遊式庭園は世界遺産に指定されているという。暑いのでゆっくり歩いて早めの昼食をカフェレストラン「赤マンマ」でローストビーフサンド+アイスコーヒーのセット(1250円)でとった。(おいしいけどボリュームが不足かな?女性向けのお店。12時前だったので空いていた)
ガイドブックの行程を歩くのはこの暑さではきついので、仏野(あだしの)念仏寺に言って後は成り行きという感じで歩こうと決めた。10分ほどで清涼寺(嵯峨釈迦堂)へ。ここは人が少ない。一切経を唱えているのは録音されたテープか?(上手すぎる?失礼)暑さで何かというと一休みして嵯峨野の民家の間を抜けて仏野へ。
ガイドブックにあった「あだしのまゆ村」は、またにして(とてもチャーミングな繭人形を売っている)仏野念仏寺へ。ちょうど12時。暑さもピークか?仏舎利塔の階段下でへたり込んでしばし汗をぬぐう。建物は立派ではないが、約8千体と言われる石仏と石塔がフォトジェニックだ。竹の小道もありここはよかった。さらに足を伸ばして「町なみ保存館」へ。ここらへんでゆっくり一服したかったというのが本音なのだが、無料ということで入っていったらすぐ脇から女性の声で歓迎の挨拶と記帳を勧められてしまった。大汗をぬぐいながら説明を聞く。嵯峨鳥居本の町並み(伝統的な建造物の保存地区に指定されている)がよくわかった。
もう帰りたいと幼児なら音をあげそうな暑さでどうでもいいやとばやけになって歩く。でも祇王寺だけは寄ってみよう。
祇王寺は今日の寺社の中ではもっとも小さなお寺だ。平清盛の元彼女が若い女に追い出されて尼となってここに庵を結んだという寺である。小規模だが苔と竹の美しい寺だ。
今日はこれでおしまい。常寂光寺、二尊院、落柿舎、大河内山荘、大覚寺、広沢池などは次回に取っておこう。
2時半に帰宅し、シャワーを浴びる。



2002年7月7日(日)

この度、7月1日より社命により京都に転勤になりました。
長男が来春、大学受験を控えているので(当然のことながら)単身赴任となりました。
単身赴任は初めて、独身時代を含めても20代の新潟での2年間以来の単身生活が始まりました。
東京と違い、土地勘がまったくないため、山登りといってもこの暑い時期にどこへ行ったらよいのか見当がつきません。
しばらくの間、ガイドブックに従って?近所(京都)の寺社を歩いてみたいと思います。
また、引越しに伴い通信環境もMac+YAMAHA ISDNルータからIBM ThinkPad T21+AirH"(PHS card )となりました。速度、つながり方とも従来のほうが良かったのですが、しばらくの間辛抱していきます。ホームページ作成ソフトもIBMのホームページビルダーv6.5になりました。

単身赴任で京都へ

渡月橋から大堰川(保津川)

天龍寺参道の池のハス

天龍寺の庭園

天龍寺の庭園

清涼寺(嵯峨野釈迦堂)

仏野念仏寺の入り口

仏野念仏寺

仏野念仏寺

念仏寺の竹林

祇王寺の庭園

祇王寺の草庵

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渡月橋