白馬岳(2932m)


(’01/07/22−7/24)
テントを担いで北アルプスの白馬岳に行ってきました。

7/21 深夜八方の駐車場に入り、仮眠。
7/22 朝一番のバスで栂池へ。栂池自然園をぐるりと一周した後、白馬大池へ。
7/23 白馬大池から白馬岳、杓子・鑓を越えて天狗山荘へ。
7/24 鑓温泉経由で下山。

7/22
白馬駅 6:10発のバスで栂池に向かいます。
ここからゴンドラリフトとロープウェイを乗りついで自然園へ。
7時過ぎに自然園着。入園料は 300円也。

自然園には、
オオバミゾホオズキ・タテヤマリンドウ・ イワイチョウヒオウギアヤメハクサンチドリ・ キヌガサソウ・カラマツソウ・オタカラコウ・ニッコウキスゲ・ マイズルソウ・ツマトリソウ・ゴゼンタチバナ・ミズバショウ・ イワオトギリ・ミヤマキンバイ・シナノキンバイ・ミソガワソウ・ イブキボウフウ・アカモノ・サンカヨウ・クルマユリ・メタカラコウ・ グンナイフウロ・オオヒョウタンボク・オオカサスゲ・イワカガミ・ チングルマ・ハクサンコザクラ
などが咲いていました。

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一周するのに4時間前後かかります。
ただ、この日は夏休み最初の日曜と言う事もあるかも知れませんが、私が出てくる 11時頃には 立ち止まって写真を撮るのもはばかれるくらいの混雑ぶりでした。
その頃に入った人はもう少し時間がかかったでしょう。

栂池から栂の森に向かうゴンドラリフト

自然園

ついで大池へ。
天狗原の手前には小さな雪田が残っていました。
天狗原から乗鞍へは岩がごろごろしている急傾斜の道でちょっと歩きにくいです。
ここにはナナカマドが咲いています。チングルマもちらほら。
山頂の手前にはやや大き目の雪田。
乗鞍山頂付近には マルバコゴメグサ・イワギキョウなど。

乗鞍山頂を過ぎると、すぐに白馬大池が見えてきます。
ここから先もごろごろした岩の道。

大池の小屋の前は、右にチングルマ、左にハクサンコザクラの絨毯。
チングルマの方にはイワカガミとハクサンイチゲがところどころ混じります。

天狗原

7/23

小蓮華を経て白馬岳に向かいます。
雷鳥坂の途中から、ミヤマダイコンソウ。このあと稜線でずっと見られます。
チシマギキョウムカゴトラノオ
天気は日焼けする程度には晴れていますが、ガスっぽくて遠くの山はイマイチ。
小蓮華からも白馬山頂はなかなか見えそうで見えない。
小蓮華の山頂付近は ミヤマダイモンジソウとアオノツガザクラの群落。
馬の背あたりから ミヤマアズマギクミヤマクワガタウルップソウが見られます。


白馬山頂からは、すかっと晴れていれば剣・立山あたりが望めるはずですが、今回はだめ。

村営頂上宿舎は、ちょうど 20年前の今時分、バイトしていた頃と本館・従業員棟・ テント場は変わっていない様です。
私が働いていた頃はほとんど新築だったのですが、それなりに年期が入って来ています。

大勢の人を見掛けたのはここまで。
白馬岳と杓子の間の鞍部にはテガタチドリ・クルマユリ・オヤマソバなどのお花畑があります。
このあたりまで来る頃にはガスが周り中を覆い出し、風もでて来ます。

丸山より白馬岳                 杓子のコル付近

杓子のピークはパスして鑓へ。
イワオウギやミヤマオダマキが強風にゆれます。

鑓の山頂は、従走路からちょっと登ったところ。
残念ながら景色無し。
天狗の小屋は鑓温泉への分岐から 20分ほど。小屋前の雪田はかなり大きかった。
「雪渓」と言った方がよいかも。
小屋の近くにはタカネヤハズハハコ ・ヨツバシオガマ・アオノツガザクラなど。

夜中風が強く、テントがバサバサ音を立てて揺れ続けます。

白馬大池


白馬山頂


村営頂上宿舎

7/24

朝は依然として強い風とガス。
稜線を離れて大出原を下り始めると、ガスが切れて晴れてきます。
コマクサの群落。
道中、コマクサが見られるのは、三国境、杓子の山腹など何個所かありますが、 ここが一番大きな群落でした。

鑓温泉を経由して小日向のコルまでの間、大小5個所の雪田通過があります。 雪田以外にも片側が深く切れ落ちた細いところが多数あり、楽な道ではないです。
コルの近くからタテヤマウツボグサ。

コルを過ぎてからは比較的なだらかな、普通の山道でした。

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