蓼科山・双子池・雨池

(’00/10/07−10/09)





北八ツ北部を歩いてきました。


10/7

大河原峠から蓼科山へ。

蓼科山の紅葉は今一つでした。元々針葉樹が多い上に、所々にあるナナカマド は葉が黄色から茶色に直行してしまっているものが多く、あまりきれいではない。

ただ、ここの見所は紅葉ではなく、山頂からの眺め。
だだっ広いゴーロ状の山頂からは、南には赤岳・阿弥陀岳に連なる南八ツ、 その右側に北岳・間の岳・塩見・甲斐駒・仙丈がひとかたまりになって見える。

さらに中央アルプス・御岳・乗鞍・穂高・槍。鹿島槍までは分かったが、 その先まだ山は連なっていたので、きっと白馬あたりも見えていたはず。

赤岳の左側には五畳岩の金峰に始まる奥秩父の山々。
浅間山も間近に見えました。


大河原峠の夜明け。
浅間山に日があたり始める。








蓼科山山頂 山頂より赤岳方面を望む 双子池

一旦大河原峠に戻ったあと、車に残してあったテントやシュラフなどを担ぎ、双子池に移動して 幕営。



10/8

この日は紅葉目当て。
大寝坊をしてしまって 8:00 頃テントを後にする。落石で崩れた林道を 雨池に向かう。
浅間方面を眺めながらの歩き。この辺は黄色く色ついている木が多い。
リンドウのつぼみがちらほら。

雨池は、池の回りのナナカマドが赤く色づいています。

雨池峠から三ツ岳を経由する道は大きな岩がごろごろしていて少々歩き づらいのですが眺めは大変良いです。
雨池は上から見ると大きな水溜りのよう。 山の斜面は緑と黄色の斑点模様。所々に赤いものも見えます。

ピラタスロープウェイからの道と合流してから北横岳までは観光地です。

北横岳の喧燥を離れてからは、亀甲池でお茶を楽しんでいた二人連れを 見かけた以外は双子池まで誰にも会いませんでした。




リンドウ
荒れた林道の途中に



北横岳山頂

亀甲池


10/9

目を覚ますと雨。昨晩から降ったりやんだり。池を見下ろす木陰に テントを張っていたので、それほどひどくは濡れませんでした。
小降りになった隙にテントをたたみ、しばし森の静寂を味わった後に 帰路についた。

その後雨に降られる事はなく、双子山からは赤岳・蓼科・浅間を再び 望む事ができました。




コケ 北八つといえばコケが美しいのでも有名。
今回のコース中では、亀甲池から双子池の間の道が見事でした。


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