長男が中学生になってはや3か月になろうとしている。
不安でたまらなかった毎日のお弁当作りにもどうにか慣れ、最近は前の晩からメニューを考えなくても大丈夫になった。ちょっとマンネリ気味かもしれないが、私なりのお弁当のパターンというものが出来てきた。
毎日毎日、重たいザックを背負って自転車を飛ばして行く。ホントご苦労様。どうにかウチから学校までは自転車通学の許可範囲内。友人にはほんの数m足りないだけで許可が下りない、という子もいるらしい。冬になれば、道が凍るので自転車禁止。いかにも北国らしい規則である。
まず入学して驚いたのは、服装だ。ガクランにズボン、これはどこでも見かける姿だが、実はあの下に学校指定のジャージ上下を着込んでいるのだ。昼食後の掃除は体育着着用ということで、みんな制服の中に朝からジャージを着込む。体育の授業がある日はさらにその下に半袖体育着とハーフパンツ。だからものすごい着ぶくれだ。夏服になった今は、ワイシャツの下に半袖、夏ズボンにハーフパンツ、と少しは身軽になったが、真夏になったらそれでも暑いだろう。
長男は痩せているのでまだ良いが、体格の良い子は重ね着するのはつらいだろうなぁ。女子は長いジャージをスカートから見えないくらいまでまくりあげて履いているのだとか。ホントご苦労様。学校のきまりに「ガクランからジャージの襟を見せないように」というのがあるのには苦笑した。すでに着込んでこい、と言っているようなものなのだから、どうなっているのか。盛岡市のお隣の滝沢村(ここは村とはいえ、人口が多く、行政もしっかりしている)でもそうだというから、これが最近の中学生のスタイルなのか。
更衣室が無い。何か問題があったとかで、無くなったという噂だが、じゃあ隣の村も? 何かおかしい。色々気になり始める年頃、きちんとした更衣室なり、着替えるためのスペースを用意するべきだと思うのに。
この話をすると、生まれも育ちも盛岡、という友人たちまで驚くから、やっぱりつい最近のことなんだろうな、きっと。
おかげで制服と体育着だけで毎日が成り立つ。土日もほとんど部活なので、普通の服を着ることが珍しい。たまに部活が無い日、小学生の頃の服を着せたら、すでに小さくなってしまっていて困った。この前は久しぶりに春先の冷え込みで、長袖Tシャツを着せたかったのだが、やっぱり小さい。仕方なく私のダンガリーシャツを出した。私には大きめのメンズのMサイズだったが、彼にピッタリ。お気に入りだったが、泣く泣く譲ることにした。嫌がるでもなく、「これカッコイイ! ジーパンに合ってる」と喜ぶ姿に、ちょっとホッとした母であった。さあ、私の新しい服買わなくちゃ(笑)♪