★ザリガニ水槽の異変
先月、おめでたを発表したザリガニ、ボブその後。
抱卵し始めてから2週間くらいで孵化するのではないかと、その気になってカレンダーに「生まれる?」と書き込み「何コレ〜」と家族のひんしゅくを買っていた私。しかし、どうもまだ、その気配ナシ。
ほぼ一月前に抱卵していた次男の友達のザリガニが、やっと孵化したらしいから、もっと気長に待たねばならないかな、と予定変更。秋とはいえ、東京にすれば冬の気温だろうし、自然のものは、秋に抱卵した場合、そのまま冬を越して春に孵化、というパターンらしい。我が家の水槽の水温は24度、まあこんなもんでしょ、という感じ。
同居、交尾、抱卵とほとんどエサを食べず姿も見せなかったボブ。最近、私が寝る前に入れるエサがキレイに消えているところからも、「食べてはいるらしい」ということがわかり、ホッとしている。散歩のついでに水草にもちょっかいを出しているようで、チョキンとやられたアナカリスの長い茎が水面を漂うようになり、元気な証拠とはいえ、複雑な気分だ(^^;;
抱卵確認後は、あまりに隠れ家から出ないので心配になり、隠れ家を開けてみたりした。ササッと素早く移動したボブの体には、最初の頃よりかなり少なくなってはいたが、くの字に曲げた尻尾の隙間に卵があった。隠れ家の中には、落ちてしまった卵が。どうやら、この卵を食べていたらしい。もう安定し落卵しなくなった今は、ちゃんとエサを食べている、ということか。
まるで無人のようになり、濾過装置から落ちる水に水草だけが揺れている…そんな水槽になっている。ふと見ると、壁面に小さな粒が。貝が発生している〜! 水草を買うとき「何かついてる」と店員に聞いた。店員は「これはあまり良くない貝。どんどん増えてしまうので、見つけたら取るように」と言われた。ゴマ粒ほどの小ささなのだが、これをほったらかしにしている中学の水槽には、タニシほどの大きさになった貝がびっしりと貼り付いていたっけ。
よくよく水草を見ると、まだ貝がいた。卵のようなモアモアっとしたものも。うわぁ〜、ヤダヤダ! 即、水草ごと撤去!
身重のザリガニがいるので、換水はしていない。それで水が汚れて発生したのか?と不安になった。水モノの相談役・豪ちゃんにメールする。「モノアライガイの一種で特に害はない」とのこと。しかし気になるな〜〜。
ネットで検索してみると、貝は通称スネールというポピュラーなヤツで、水草と一緒に水槽に侵入してくる「招かれざる客」らしい。知らない間に卵が付着していたりするので、購入後の水草を洗っても防げない。とにかく見つけたら取る、が地道な方法。
貝を食べてくれる魚を導入する、というのもあった。そういえば、ショップの水草水槽にちょこんと1匹だけ魚がいて、泳ぐというより壁面に縦にへばりついていた。これが「オトシンクルス」という魚だった。コケや貝といった水槽内の困りものを引き受けてくれる頼もしい助っ人らしい。
なかなか可愛い顔をしている。ザリ水槽が一段落したら、これを仲間に入れたオサカナ水槽を立ち上げてみるのもいいかも……。いやあ、キリがない! でも楽しそうなのだ!