★試合どころじゃない〜?
次男の空手大会。
今回は、ウチの道場が会場になっているので何かとお手伝いがあって大変だった。私は召集係り。試合に出る選手を点呼して並べて、会場まで引率する、というお仕事だ。多いときは60人もの子供達の名前を声張り上げて叫び、あなたはここ、キミはこっちと振り分ける。高学年はまだ良いとして、低学年、それも1、2年生は並べたそばからバラバラとまた走り回って混乱。小学校の先生は大変だろーなと、つくづく思う。
我が子の試合を見るどころではなく、お仕事はある。でもちょっとヒマを見つけて会場内へ偵察に。スタッフだからこういう場合、堂々と?アリーナへ入り込めるのは役得だ。そうやって同じように紛れ込んできた他のスタッフお母さんと我が子の出番を待っていたら、すかさず近寄って来た先生に「ヒマなの? 本部行って手伝って来てよ」と言われて冷や汗!「は〜い」と散らばりつつも、またまた戻ってコソッと見てしまった。だって、だって、ねえ! 何のための大会なのよ?って図々しいかな(^^;; 結果は無念。くぅ〜う、また来年頑張ろう!
★へとへと、ぺこぺこ、イライラ!
試合が全て終わっても、会場の後片付けが容赦なくある。椅子やテーブルを運んだり、試合用のマットをしまったり、これがまた、重いのだ。結石の発作の後、数日腹部がチクチクしていたので「お腹に響くから」と日常生活では全て重いモノを夫に任せていた私。でもそーんな甘えたこと、言ってもいられない。幸い、痛みもほとんど無いし。でも夫にはしばらく内緒にしておこう、もう大丈夫みたい、なんてこと(笑)
バタバタ片付けていると、先に帰っていた夫から電話。
「いつ終わるの〜?」「わからない。先に夕飯食べていていいから」「何にも無いよー」「何か買って食べたら〜?(ムカッ)」「わかった、買いに行く…」
朝、何時になるかわからないから、適当に夕食済ませて、って言ったはずなのに。そうこうしながら、ようやく解散して良いことになった。一日中立ちっぱなし、動きっぱなしで足が痛い。他のお母さんと「早く帰ってビール飲みたいね!」なんて言いながら帰途につく。「ただいまー」とドアを開け、さあゴハン!となるはず…だった。
夕飯は、まだ始まっていなかった。夫は自分では買いに行かずに、車で10分ほどのスーパーへ長男を買い物に行かせたから、と言う。え?今から1時間前? え?雨が降る中、自転車で〜〜?
歩いて数分の場所にコンビニがある。ピザやファミレスのデリバリーもあるっていうのに、どうしてなの〜〜?
疲れと空腹から、ものすごーく頭に来る。出番の終わった次男を連れて3時間も前に帰って来るその途中、買い物ひとつしなかったのだろうか。
とにかく待った。寄り道大魔人の長男、自転車さえあればどこへでも出掛けていく行動派。車で探しても行き違いになるだけだろう。ヤツを信じて待つしかない。それにしても、こんなとき子供が携帯を持っていないのが無念でならない。
沈黙の家庭内。やっと長男が戻ったのは、出てから1時間半後であった……。はぁ〜、やっと食べられる。目に付くもの全部買ってきたんじゃないかと思うような、大量の総菜をテーブルに広げていると、夫が刺身を出してきた。何? 自分の好物だけは、しっかり買っておいたってこと〜〜?
どうにか夕飯にありついた後、私は携帯に「帰りに総菜でも買ってきて」という夫からのメールがあることに気がついたのだった……。これってどっちが悪い? 誰のせい?
……食べきれず、パックも開けずに残された数品は、翌日の二人のお弁当になったのであった。メデタシ?