卯的生活・緊急短期(であってほしい)連載

ぺーどら日記〜修行編〜

 

2001.12.の出来事 気になることアレコレ 


私とVIVIOにとって二度目の冬がやってきた。

タイヤはすでにスタッドレスに替えてある。すっかりタイヤ交換の技術をマスターした子供達に任せ、私はお手伝い程度。これも、スタンドでやってもらうと1本800円はするというからあなどれない。しかし、こんなにスタッドレスが身近な地方であっても、自分で交換せずに頼む人が多いというのはどういうことなのだろう。

このクルマに乗って1年5か月になろうとしている。かなりクルマ自体のクセも自分のクセもわかりあえてきたように思える。

しかし、最近になって困ったことがちらほら出始めた。

一つはヒーターのこと。前面の吹き出し口から、一向に暖かい風が出てこない。しばらく気がつかず「まだエンジンが温まっていないせいだろう」くらいに思っていたが、フロントとか足元に切り換えると温風がちゃんと出るではないか! 結局、この前面だけがひねくれていることが判明した。

「まっ、フロントと足元さえ温まれば十分じゃない」と気にしないことにしたが、さすがに氷点下に近い気温になってくると、運転する手先も冷たくかじかんできた。仕方なくフロント部分に手を伸ばして温めてみるが、ちょっとナサケナイ・・・。直さなくちゃならないかなぁ。何かと物いりな年末、なかなか踏み切れないでいる。

それからもう一つ。ギアチェンジ。駐車しようとしてバックに入らなかったこと数回。オットは「ちゃんとクラッチ踏んでなかったんじゃないのぉ」と冷たいが、断じてギアがおかしいと思う。あの、バックに入ったときの「ギッ!」という音の響きがないし、手応えがおかしい。アクセルを踏んでも動かない。当然だよね、ギアが入らないんだから・・・。

しかしこの前、もっと怖ろしい目にあった。信号で停車していてさあ発進、何気なくギアをニュートラルからローに入れようとしたのだが、入っていかない! あわてて何回も入れ直すが感触がおかしい。クラッチを踏み直したりしているうちに、やっと発進することが出来たが、これには焦りまくった。

ローギアが入らなかったのはこの一回だけではあるが、バックが入らないことよりも困るのではないかと不安はつのる。

結局は中古車、そろそろガタが来はじめた、ということなのだろうか。

信頼しきっていたスバルの担当氏は、この夏に退社してしまった。次の人はいつも愛想笑いが顔にしみついているような感じで今ひとつなじめない。とっくに保証期間は過ぎたし、もうオートバックスなどの店で見てもらっても変わらないのかも知れない。

夏に友人の紹介で入ったブリジストンのサポート店では、メーカーよりもかなり安くバッテリーやオイル交換が出来ると知って驚いた。すでに一年点検をしてしまった後だったが、きっとここならそれももっと安かったのかも知れない。

クルマというのもパソコンと同じで、使えば使うほど愛着が深まる。ヒーターが効かない、ギアさえ危うい中古車でも、頼りない私のかけがえのない相棒だと思うと、すぐに「次!」とはなかなかいかないものだ。

Macユーザーの笑い話に、「買い換えようか」と言うと決まってパソコンの動きがおかしくなってしまうというのがある。Macがスネているのだそうだ。私のMacもすでにオールドタイプと呼ばれるモノになり、世間の流れについていくのも大変だが、買い換えようなんて滅相もない! というところだろうか(笑)。

「道の真ん中で故障しちゃったらどうすればいいの」

マイナス思考な私の問いにプラス思考なオットはこう言った。

「それは状況によるでしょう。とにかくパーキングつけて、そうしたら場合によっては後ろの人が『どうしたんですか』とか見に来てくれて、パニくってる本人が気づかない原因を見つけてくれるかも知れないし、小さな軽だから何人かで押して道のはじっこに運んでくれるかも知れないし・・・」

本当にね。その時どうなるかなんて、今から心配していたってドーナルわけでもないんだよね。

楽天的なオットの言葉に少し気を取り直して、どうにか今日も無事走っている。

・・・そんなことより、早く修理に出しなさいって(苦笑)。