2025年

10月26日ー29日 天草   232km (フェリー区間37km含む)

熊本ー(フェリー)ー島原ー原城跡ー口之津(フェリー)ー鬼池(下島)ー牛深(フェリー)ー蔵の元(長島)ー黒の瀬戸大橋ー新水俣

熊本に着いてから、熊本城などをざっと観光して一泊。
翌朝熊本港からフェリーで島原へ。原城跡を目指す。潜伏キリシタン関連遺産のひとつ。徹底的に破壊されたため、今は平らな土地が残っているだけ。

島原城跡
左に天草四郎の像

島原城跡

次は口之津のフェリー乗り場を目指す。
熊本ー島原のフェリーに比べるとだいぶ小ぶり。乗船時間も短い。

鬼池港
鬼池港。ここから熊本県

ここからは天草の下島の西岸をたどる。ほとんど道路だけで建物もなく、まして食堂がある雰囲気がない。やっと一軒やや大きなレストランがあったので昼食。
再び走って苓北の「富岡切支丹供養碑」。道路から少し外れるが案内板があった。別名千人塚とも。

千人塚
一揆のとき1万名余りが殺害されて、三箇所に分けて埋められた。

海岸線

あとは海岸線をひたすら南へ走り、宿泊地の下田温泉へ。
宿泊はやや安めの旅館にしたが、フロントの壁におよそ70くらいの小瓶が陳列されていた。香辛料を集めているのかと思ったが・・・。

珈琲
「やすらぎの宿マルコ」。オーナーの趣味で世界中の珈琲豆を集めている。

下田海岸の夕日
下田海岸の夕陽

翌日はまず観光案内にある「13仏公園」へ寄ろうと思ったが、国道から向かう道がトンネル工事中で断念。13仏のお堂があるのでこの名が着いたが、要するに海岸線の景勝地ということらしい。

次は大江礼拝堂。丘の上に聳えている。礼拝堂の前のテント売店で「こっぱもち」を一生懸命売っていた。小さく切ったのを食べてみた。サツマイモをベースにした甘い餅。

大江天主堂
ここは世界遺産の構成遺産ではない。

海岸線に沿って進むと崎津集落と崎津教会。こちらは世界遺産の構成遺産。

崎津教会
潜伏キリシタンの歴史に焦点を当て、集落と一体で世界遺産。禁教の時代を耐え抜いた。

近くに道の駅があるがレストランはなし。下田温泉からここまでもレストラン、コンビニなしだった。走っていたら小さな食堂があったので、野菜ちゃんぽんを食べた。

食堂
道沿いの食堂。やや高齢の男性がひとりで切り盛りしている。が、この月末で閉めるという。

この先国道を進むと標高90mくらいまで登るので、避けて海側の市道へ入る。ほとんど高低差はないが、距離的に5km長くなる。2時発のフェリーに間に合いたいと時計を見ながら走った。

なんとか間に合いフェリーで牛深から蔵の元へ渡る。

フェリー

あとは今日の宿泊地へ。
この長島では「赤巻き」というお菓子が地元を代表するらしい。崎津では杉の葉を添えた「杉ようかん」。大江の「ぼっこもち」とそれぞれ地域性があるが、いずれも中に餡、まわりを餅で包んでいる。
また「四郎の初恋」という菓子はイチジクを使っていて、イチジクは宣教師が天草に持ち込み当時南蛮柿と言われていた。

4日目。今日は黒の瀬戸大橋を渡り新水俣駅まで走る。国道3号に入り水俣市街を抜け新水俣駅に。駅前にはセブンイレブンが一軒あるのみだった。近くで食事できるところをタクシーの運転手に教えてもらった。


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