このギターの色はストロベリーレッドです。
メタリックではなく、ソリッドです。
1965年1月にドンが使用したギターを、メタリックのキャンディーレッドと
勘違いしている方がいるようですが、このギターと同じストロベリーレッドです。
ドンが使用したギターはナットが"カーボン・ナット"ですが、このギターのナットは
極普通の"半筒形"の物です。

2000年4月1日加筆

3月18日に「エレキ・ギター・ブック」の取材をされている方とお会いする機会がありました。
1999年9月に出版されたVol.4の「ベンチャーズが愛したギター達」のPART2にある、1965年1月来日時のドン・ウィルソン使用のギターについての記述に関して少々疑問に思う点がありましたので、出版された直後から質問してました。
具体的には「カラーはメタリックではなくソリッドなのではないのか?」、「ヴァイブラミュートの台座とアームは“真鍮むき出し”ではなくノーキー使用のギターと同じく「mosrite of California」の刻印が入った標準的な台座とアームではないのか?」という事でした。
今日現在、「エレキ・ギター・ブック Vol.5」でどのような記事となるのか分かりませんので、取材をされてる方からお聞きした内容の一部だけをご紹介します。
1965年1月にこのギターを直接“THE VENTURES”から譲り受けた方が何らかの事情で手放してしまい、その後何人かの方々を経由して現在は有名なコレクターのコレクションになっているそうです。
カラーについては当時“mosrite”で働いていた職人と会って聞いてみたが、もう30数年も前の事なので、だれもはっきりと当時の事を覚えておらず、はっきりとした回答は得られなかったそうです。
有名なコレクターのコレクションとなっているギターは「メタリック」のレッドだそうです。
ヴァイブラミュートの台座とアームについては特にお話しはありませんでした。