1966年3月の東京公演の隠し録り

1966年当時、中学生だったO氏(我々のグループのリーダー)がコンサート会場にオープンリール式のテープレコーダーを持ち込んで隠し録りした物です。
暗いコンサート会場での録音に備えて、押し入れの中でデッキの操作の予行演習を行ったそうです。
当時は録音用のテープがまだ高価だったため、所々録音をストップして節約したそうです。
その為冒頭の"ワイプアウト"や"蜜の味"の出だしを始め、何ヶ所かにキュイーンというテープの回りだしの音が入っています。
演奏された曲は、この時の来日公演の実況録音盤とされている"THE VENTURES ON STAGE ENCORE!"には収録されなかった"パラダイス・ア・ゴーゴー"、"カミン・ホーム・ベイビー"等が含まれており、非常に貴重な録音といえるでしょう。
録音したO氏の意向でこの録音は一般には公開せず、我々の練習に参加して、我々の活動を理解して下さった極僅かな方にのみお聞かせして来ました。
その中でも録音テープのコピーをお分けした方は2人だけです。
ところが残念な事に(我々にとっては)、この録音テープのコピーが流出してしまったようで、つい最近「某楽器店」に「すごい物が手に入りました」という触れ込みでこの録音テープのコピーが持ち込まれました。
持ち込んだ人物によると、「有名な"○○ベンチャーズ"というアマチュアバンドのリーダーが隠し録りした物を、やっとの思いで譲り受けた。」という事でした。
キュイーンというテープの回りだしの音の入っている場所、録音者の喋り声(笑い声)、収録内容、全てO氏の録音したテープと一致しました。
いつかは出回ってしまうだろうという事は覚悟していましたが、間違った情報と共に出回ってしまったのが残念でなりません。
「"○○ベンチャーズ"のリーダー」という部分はご本人が知っているかどうかは判りません。
ご本人とは関係なく言いふらされているのであれば、それはそれでお気の毒な事です。

O氏の手元にはオリジナルの録音テープがあります。
30数年間眠っていたオリジナルの録音テープを、元レコード会社の技術者がありとあらゆる技術を屈指して蘇らせました。
もし幸運にもこの録音テープのコピーを入手された方がいらっしゃいましたら、この録音テープはO氏の録音である事をご理解下さい。
TV放送の録音であれば全く同じ内容を複数の人が録音したという事も考えられますが、O氏の手元にある録音テープと全く同じ内容を他の人が録音したとは思えません。
1965年夏のTV放映ライブは、実際に複数の方が録音しております。
もし万が一、「この録音はO氏ではなく私がした物だ」等の反論のある方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
また、「"○○ベンチャーズ"のリーダー」とは自分の事ではないかと心当たりのある方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
勝手に名前を使われているとしたら大変な事ですから。

重要!

最近この音源をコピーした違法CDが販売されているという情報が入りました。
同じく「"○○ベンチャーズ"のリーダー」が絡んでいるようです。
既に日本各地に出回っているようですが、一刻も早く止めていただきたいと思います。
状況が変わらないようであれば、"○○ベンチャーズ"の○○の部分を公表します。