先人たちの教えは数多くある。
けれど、初恋は実らない、なんて誰が言い出したのだろう。
うまくいかないのは、甘酸っぱい想いを持て余し過ぎるから?
それでも──、人はみな、思い返すとほんのりと温かい気持ちになるあの想いを忘れられない。
初恋は特別の恋、だから──。
「葉山、おまえ、何かほしいものあるか?」
教室の自分の席で、ぼくが帰り支度をしていると、
「さあ、言ってみろ」
赤池章三が凄んできた。
身を乗り出して尋ねてくる章三の顔は真剣そのもの、どちらかと言えば切羽詰っているカンジか。
──ほしいもの、ね……。あるにはあるけど。
「突然だね」
どうせ口にしたところでどうにもならない。
「まったく、おまえに訊くのが手っ取り早いともっと早く気付けばよかったよ。
今更ながら自分の迂闊さに情けなくなる」
章三には章三の都合があるらしい。
「とにかくだ。何かひとつくらいあるだろう、ほしいもの」
「どうして赤池くんがそんなことを訊いてくるの?」
「それはおまえの誕生日が近いからだろう」
「でも、赤池くんがぼくの誕生日なんかに興味あるようには思えないけど?」
「当然だ。男が男にプレゼントなどして何が楽しい?
貰ったところで裏がありそうで開けるのが怖いだけだ」
すみませんね。
ギイからのプレゼントは毎回ドキドキもので心臓に悪いけれど、ぼくにはどれも嬉しい贈り物なんです。
「じゃあ、どうして?」
ぼくがほしいものなんか、章三が知りたがる理由がわからない。
「ギイのお陰で必要に迫られたんだ!」
麗しのぼくの恋人、ギイ──。
彼の名が出てくるだけで、どきんと胸が高鳴るのはもうどうしようもない。
「ギイの奴が僕の耳元でくだらない話を一日何度繰り返していると思う?
『託生は何がほしいんだろう』とか、『どんなものだったら驚くだろう』はまだマシだ。
昨日などは休み時間ごとに呼び出されては、『章三は奈美子ちゃんの時に何贈った?』だぞ!」
──それってすでに、章三が贈り物をした事実をギイは付きとめているってことだよね。
自他共に認める相棒だからこそ手加減なしなのだろうが、さすがに限度を超えているらしい。
ぼくの場合は、確か五月──『愛してるって言いたくなっちゃったんだ』攻撃だった。
今から思うと、恥ずかしくも嬉しい告白なのだが、触れてほしくないところにわざわざ的を狙って突っ込んで来られたら、それもぼくの時のようなあの調子でされているとしたら、章三に同情の余地ありだ。
これ以上の迷惑は御免被るとばかりに贈り相手のぼくに直接尋ねてくる章三の手口は掟破りとも言えなくはないだろうが、そこは目を瞑るとして。
「ほしいもの、本当にないのか?」
章三が真摯な視線で再び迫ってきた。
「えっと……」
──あるから困ってるんだけど。
どう考えても高校生の恋人相手にねだっていい品物じゃないんだよなあ。
でも……。
溜息と共に、
「とにかく、ぼくがギイ本人と話をつけるから」
そう一番の改善策を出すと、「当然だ!」と怒鳴られた。
「今日中に何とかしろ」
そう付け加えてきた章三のこめかみに浮かぶ血管が、ピクピクと動いている。
──これはまずい。
さすがにぼくも、彼の堪忍袋の緒が切れないうちに何とかしなければ、と、
「わかりました。善処いたします」
もれなく「必ず」と「今日中に」を、オマケして約束してしまった。
「へえ、葉山、誕生日だって?」
くるくると変わる女の子のようなかわいらしさを十二分に発揮して、高林泉が興味津々の表情でこちらを伺う。
「ああ、うん。来週だけどね」
ある意味無敵なこの泉も、これまたぼくの誕生日などに関心を持つはずがない面子の筆頭だと思っていたのに、今は玩具を見つけた子どものように彼の大きな目が生き生きと輝いている。
「すっごく興味あるなあ」
「ぼくの誕生日に?」
今日は本当にみんな、違和感だらけだ。
「正確には葉山がもらうプレゼント、にかな。だって、贈り主があのギイじゃあね」
なるほど。そう言われれば納得ものだ。
「高林の時はどうだったんだ? 吉沢に何かねだったのか?」
章三が泉を手本にでもしろ、とぼくに目配せしながら、ふいに思いついたように尋ねる。
ところが、泉の応えは、「そんなことするわけないじゃん」と呆気ない。
とはいえ、唯我独尊の高林節は健在で、否定の返事のわりには、
「『あれ、いいなあ』とか普段から言っていれば、どこかしらか二、三個集まってくるからさ。
吉沢には特別これって決まったモノを買ってもらうつもりもなかったし、必要もなかったかなあ」
しっかり、ちゃっかりとお目当ての品物はすべて手にしているようだ。
「もちろん、吉沢にはいろいろお願い聞いてもらったけどね」
「高林は日頃からしっかりしつけをしているわけだ。葉山、よく聞いておけよ。そして見習え」
恋人をも含め、泉の熱狂的ファンたちを上手に動かすその手腕に、章三が感嘆の言葉を吐く。
──マジ? 高林くんのコレをぼくに見習えって?
「高林のように牛耳ろ、とまでは言わないが、少しは爪の垢でも飲んで、ギイの余計な詮索を何とかしろ。
特に、おまえたちのくだらないノロケ話などで僕の貴重な休み時間を潰さないようしっかり奴の耳に刻み込んでおけ」
最後の言葉にはものすごく力がこもっていた。
「ふうん。ギイのノロケって聞いてみたいなあ。葉山とギイってチグハグなとこが結構面白そうじゃん」
「聞かされたところで、全然楽しくないぞ」
「だぁって、あのギイがただの恋する男に成り下るわけだろ? 必見だと思うけどなあ」
「ギイは年がら年中、恋する男だよ。今だけの話じゃないさ」
「ええ〜、年がら年中〜ぅ? ギイって浮気性には見えないけど?」
「ま、年季が入ってるには違いないかな」
遠い目を窓の外に向けて、章三が思案するように口を噤んだ。
「ま、とにかくだ。
葉山、今からじゃ遅いとは思うが、しつけはできるだけ早いに越したことがないんだからな」
そう言い残すと、章三は片手を上げて、さっさと教室を出て行った。
「赤池、あれは相当やつれてるね」
ぐさりとぼくの胸をえぐりつつ、素知らぬ顔で泉も帰って行く。
「このままじゃ、まずいなあ」
──部屋に帰ったら、まずはギイを何とかしなくちゃ。
章三の健康のために。
そして、ぼくの無謀な望みをどうにかするために──。
机と椅子の柄の影が長く伸びて、教室の床にたくさんの縦縞模様を描いていた。
まだ二月では、日が暮れるのも早い。
赤やけの綺麗な空が明日の天気を示唆していた。
寮の三階にあるぼくとギイの部屋にはふたり分のマグカップしかなく、お客さんを持て成すには心もとない。
それでも充分やってこれたのは、この部屋にやってくるお客がほとんどいなかったからだ。
ギイの交友の広さは目を見張るものがあるけれど、自分から出かけて行って深めている交流なので、ぼくらの部屋に誰かを呼ぶことはほとんどない。
たまに章三がやって来ても、ギイが、
「俺たちの愛の巣に何か用か」
自分で呼んでおきながらそんなことを言ったりするので、
「誰が好きこのんでこんなとこに来るか」
章三も苦虫を潰したような顔でギイのマグカップを受け取っている。
ギイの分の珈琲を譲られることで、章三はチャラにしているらしいが、「託生、一緒に飲もうか」などど言って、
「間接キスだな」
そう、ギイがぼくに微笑んでくると、「帰らせてもらう」とすかさず章三が立ち上がる。
「いい加減、慣れろよ」
ギイは章三に、現実を直視しろとばかりに説くのだが、
「慣れるのと見逃すのは別物だ」
こんなふうにいつまでもふたりは平行線だった。
こう考えると、章三の言葉で言えば、結構ギイにしつけられているのは章三のように思える。
「何がそんにおかしいんだ?」
ぼくの思い出し笑いを見止めて、当のギイが怪訝そうに訊いてきたので、
「赤池くんっていいね」
いつものくせで、突拍子もなく応えると、
「あいつはいつだっていい相棒さ」
ニヤリと笑って、ギイが断言した。
「ギイ、ぼくへの誕生日のプレゼント、赤池くんに相談したんだって?」
勘のいいギイはこの問いの経緯を察知して、軽く舌打ちをする。
「ちょっと試しに訊いただけさ。
情報収集は抜かりなく、いつもニーズにあった商品を用意するのがうちの会社の経営方針なんでね」
ふざけ混じりに、笑って誤魔化そうとしているのがバレバレだ。
「あんまり赤池くんを苛めないでよ。ギイのせいで毛細血管切れちゃったら大変だよ?」
「そんなに章三の奴、怒ってたか?」
「ここんところがピクピクしてた」
こめかみを指すと、
「しばらく奴をからかうのは止めておこう」
ますます笑みを深くするので、ギイに反省の色は全くない。
「それで、託生くんは何がほしいもの決まったのか?
オレが選んでもいいんだけど、本人がほしいヤツが一番だからなあ。決まっているなら教えてくれよ」
「うん、それなんだけどね……」
どうにも、言い出しにくくて、
「今は特にないんだけど……」
声がだんだん小さくなってしまう。
そんなぼくの態度に、察しのいいギイは、「『けど』、あるんだろ?」とぼくの言葉を拾ってしまう。
「今はいらないもので、かつ、これから必要になるものか?」
驚いた。
「何でわかるの!」
「『今は特にない』からさ。『けど』ほしい品物は決まっている、となれば必然的にそうなる。
普通、ほしいって気持ちは今、現在の感じ方であって、今はほしくないのにほしくなるって言ったら、いずれ必要になるのがわかっているものだからだ」
「御見それしました」
日本人のぼく以上に日本語に堪能なアメリカ人のギイは、今までも、ぼくの些細な言葉からたくさんの想いを汲み取ってくれた。
いつだって、ギイはぼくを見てくれて、うまく言葉にできない想いを、その溢れた分まで、持て余した分まで、丁寧に拾い集めて繋げてくれる。
「それで、託生がこれから必要になるものでオレに用意できるものと言ったら……。
例えば、バイオリン、とか?」
ギイは推理を楽しんでいるようだった。
「まさか! 冗談じゃないよ。ぼくにはストラディバリウスだって身分不相応なんだから。
あれ以上のバイオリンだなんて考えられないよ」
第一、ストラディバリウス以上のバイオリンを探すのさえ、困難極まる話だ。
「おっと、外れたか。てっきりそうだと思ったんだけどなあ」
「考えすぎだよ、ギイ」
「そっか?」
「そうだよ!」
恐ろしいこと考えるなあ。
あの名器の値段を知っててギイは本気で言っててるんだろうから、本当に呆れてしまう。
「でも、バイオリン関係には違いないんだろう?」
「まあ、そうだけど……」
「降参するから、教えてくれよ。オレ、楽器とかよくわからないからさ」
バイオリン本体と比べたら、ギイには大したことないじゃないのかもしれないけれど、それでもぼくには手が届かない──。
「お願いだから頼むよ、託生」
可笑しいなあ。
だって、ねだる立場はぼくのはずなのに、お願いされてしまうなんて。
「えっとさ、あのね……。この間の冬休み、静岡の実家に帰っただろ?
夏に佐智さんから教えてもらったことせめて忘れないようにって、冬休み中、家で毎日バイオリン弾いていたんだけど──」
あの冬休み、祠堂から帰省して、久しぶりにバイオリンのケースを開いたのだが、練習開始前にした調律は完璧だったはずなのに弾いてみるとE弦の音が狂っていた。
開放弦の調律は重音で何度も確認したし、あとは思い当たるとしたら弦自体の劣化しか考えられない。
早速、新しいE弦を買ってきて弦の張替えを済ませると、案の定、ツボの音はちゃんと合った。
弦は、特に細いE弦は、ある程度弾いていると錆びたりして伸び、ツボと呼ばれる指で押さえるポイントがずれて本来のそれより低い音になる。
ツボがずれたら必ず弦の張替えが必要になるのだが──。
ぼくはこの時、考えた。
今回は弦だったから、ぼくのお小遣いでも難なく買えた。
千円もしなかったからだ。
けれど、弓だったらどうだ?
弓の毛は本来、三、四ヶ月──長くても半年で張り替える。
漂白した馬の尻尾を張り替えるには、安くて三、四千円、腕のいい工房だとおよそその倍はする。
ぼくの今の経済状態ではきついことには変わりないけれど、それでも、この弓の毛の張替えもぼく自身で何とかなるだろう。
だが、弓自体は──?
仮にも、ストラディバリウスを奏でるための弓だ。
名器にはそれなりに相応しい弓が必要となる。
ぼくの腕が未熟で、この素晴らしいバイオリンの本来の音色を出し切れてないのは重々わかっている。
それでも、バイオリンが特別素晴らしくても、それだけではダメなのだと言える。
弓があってはじめて音が出るのがバイオリンだ。
バイオリンと弓の双方が揃って、音が生み出されるのだ。
当然のことながら、いい音色を出すためにはその名器の価値に「釣り合う腕」も必要なのだが──。
「参ったな……」
聞いた話だと名器の弓は百万単位だ。
信じられないことに、バイオリン本体ではなく弓自体が三百万円もする作品もあるのだと言う。
ぼくはその話を初めて聞いた時、どうせぼくには無関係の別世界の話だとばかりに真剣には考えなかった。
だが、今はギイからの恩恵で、世のプロの方には申し訳ないが、ぼくの手元にストラディバリウスがある。
ぼく以外の持ち主は認めない、とギイが言うので拝借しているが、ぼくが使わなければ壊すと言われなければ、ぼくだって恐れ多くて触れないほどの楽器である。
そんな名器──ストラディバリウスの弓、ともなれば……。
頭がくらくらしたとしても当然だろう。
「弓、ねえ」
「うん……。弓って、弾き始めに毛を張るんだけれど、ずっと使っていると反(そ)れるんだ。
常に毛を引っ張っているわけだから、しなって曲がっていくんだよ。
もちろん、弾かない時は毛を緩めるんだけれど。
それでも、ね。普通に使っていれば百年くらいもつって、以前、そんなことを須田先生が確かおっしゃってた気がするんだけど……。
この弓があとどれくらいもつかどうかは、ぼくにもわからないんだよね」
「ま、当然だよな。いずれにしても消耗品だ」
「うわっ、ギイって大物! 弓を消耗品って言い切るかい」
「事実だろう? バイオリンは何百年もの間、素晴らしい音を出すが、託生が弓に買い替えで悩むほど弓の寿命はバイオリンに比べたら寿命が短いんだろうから」
その通り、確かに正論です。
「まあ、木でできているんだから、名器と言われるバイオリンでさえいつかは朽ちる運命だけどな」
「おっそろしいこと言わないでよ」
「これも事実さ。それでも、あのバイオリンは託生が生きているくらいは保ってくれるだろう?
となれば、やっぱり弓、だな」
「ゴメン。そんなつもりはなかったんだけど」
どのくらい先の話になるかわからないけれど、ギイにたかるようで本当に申し訳なかった。
「どうして謝るんだ。オレは嬉しいけど?」
「え?」
ぼくは金食い虫でしかないのに?
「託生が数年後、もしくは数十年後の弓をオレに買ってくれと言う。
それはつまり、オレたちはずっと一緒にいるってことだろ? だから、オレにねだるんだろう?」
「あ……。そんなこと、考えもしなかった。でも、もしかしたら買わずに済むかもしれないんだからね」
大げさに肩をがくりと落として、それでも口元に笑みを浮かべ、
「ホント、託生らしいな」
ギイがぼくの肩口に額を置く。
「ギイ?」
背中に回った腕に、ぎゅっと力が入って、
「何でもない。ただ……、ずっと一緒にいるって、無意識に思ってくれてるのが嬉しいんだ」
ぼくの服を擦って、ギイの声が掠れて聞こえた。
「──感謝します」
ギイは、一瞬顔を上げると、祈るように静かに目を閉じた。
「託生、オレはこの世の中、大枚をはたいても買えないものが意外とたくさんあることを知ってる。
中には、手にするのに、一度しかチャンスが与えられないものがあることも──」
ギイは声は、ぼくの腕に響いて聞こえた。
「全財産を投げ出しても……、どうあがいてもダメそうだと、そう思った時期もあったのに」
ギイは再度、
「──感謝します……」
その言葉を舌に乗せた。
しばらくしてから、「ありがとう」とわずかに頬を染めて、ギイが照れながらぼくを見つめた。
「ぼくのほうこそ」
頭を下げてお礼を言うと、ギイはニヤリと笑って、
「でも、託生。弓は誕生日のプレゼントにはならないぞ」
普段の調子を取り戻して、諭すようにぼくに言う。
「そんなあ〜。数十年分の誕生日プレゼントと……。
それで足りなければクリスマスプレゼントの分もひっくるめてでいいんだけど。ダメかな?」
お願いポーズで両手を合わせて頼んだのだが、
「それとこれとは話は別物だ」
きっぱりばっさり切り捨てられてしまった。
ここまで期待させといてそれはないだろう、と恨み眼で睨んでやると。
「託生、おまえ、忘れているだろう?」
「何を?」
よく思い出してごらん、とギイは言う。
「何のこと?」
思い浮かぶことなどなくて、そう訊くと──。
「あのストラディバリウスは永久貸与。
あの時、オレは『やる』って言ったのに、おまえは『借りるだけ』って言い張ったんだ。
貸す以上は状態管理は持ち主の義務──。
つまり、あのバイオリンを弾くための弓ならば、貸与契約内でオレが用意するのが義務なのさ」
などど、ギイは不敵に笑うのだった。
「おまえ、『借りるだけ』って言っておいて得したな」
いつだって、ぼくはギイには敵わないのだ。
「『借りるだけ』は借りるだけ、だよ」
愛情と貸与契約は別物だ、と悔し紛れに言ってやると、
「最高だ」
満面の笑顔で返された。
そして、ギイはわざと唇を尖らせて、
「ところでさ、誕生日にほしいもの、早く決めてくれよな」
すねたように、それも甘くねだるのだ。
──今日中に問題解決しそうにないよ……。
ぼくは心の中で、章三に向かって、「申し訳ない!」と拝んでいた。
ギイをしつけるなんてとんでもない。
He makes his way in life.
ギイはいつだって、我が道を行く人なのだ──。
おしまい
material * NOION
*** あとがき ***
最後までのお付き合い、ありがとうございました。
当サイト、moro*onの4000hits記念作品「Price of First Love」はいかがでしたでしょうか?
今回は、「タクミくんが誕生日プレゼントをねだる」というテーマの二年生の時のお話となってます。
このお話はギイの作戦勝ちみたいなとこありますが(笑)。
託生だけでなく、この先も章三の苦難の日々は続きそうです。
がんばれ、章三!(あれっ? いつのまにか主人公になってる(苦笑)?)
託生が誕生日プレゼントに何をおねだりするのか、すごく楽しみです♪
きっとギイに何だって叶えてもらえるんだろうなあ。いいなあ〜。
これからも、moro*onをよろしくお願いします。
by moro
moro*on presents
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なお、ルビー文庫「タクミくん」シリーズはごとうしのぶ先生の作品です。著作権などは角川書店様にあります。
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