○災害時に不安なことや懸念されること
■避難所までの移動について
@ こだわりの強い利用者の方がスムーズに動けるか
A 障害者の移動に対する整備拡充
B スムーズに移動できるか
C 避難経路
D 日頃、訓練をしているので、その場(災害が起きた時)の対応はできるが、その後の非難の対応が、その時の状況に合わせてかわるので不安です。多くの子どもの移動に人でもいりますし、園内での待機でよいかどうかの判断について迷うこともあると思います
■避難所(福祉避難所)について
@ 利用者が安心して避難所生活を過ごせるかどうか
A 避難所の量と質
B 停電時子どもがパニックにならないか
C 断水時のトイレについて
D 聞こえないことで情報が伝わらないこと
E 障害のない人が多数避難してきたら
F 専門以外(身体障害・精神障害・高齢者)の受け入れ、対応をどうするか
G 円滑に避難所を提供するためにどの団体と連携を取っておけばよいか。
H 誰が福祉避難所におけるコーディネートをするのか
■建物について
@ 事業所の耐震問題
A 施設の倒壊(運営困難)
B 建物が壊れた際などの入院患者の受け入れの調整
C 利用者の家が倒壊
D ライフライン遮断による対応(水・電気・ガス)
■関係機関(職員・保護者等)との連絡方法について
@ 連絡がとれるか
A 保護者との連絡方法(メールや電話連絡など)
B 利用者の緊急連絡先の確保がまだ不十分なため心配
■安否確認について
@ 職員が常についていない作業に関しての安否確認
A 単身の方で在宅時の安否確認
B スタッフの安否確認
C 利用者の安否確認
■帰宅困難になったときについて
@ 帰れなくなったときの寝床
A 日中活動の施設として、帰宅困難者への対応
B 遠方より出社してくる利用者の帰路
■入院患者さんや通院が必要な方について
@ 通院者の通院確保
A 薬の確保
B 病人が出たときの対応
C 患者さんの心理的側面の不安増大など
D 常備薬を非常時に備え、学校や本人のかばんに常時1日分保管しているが十分か
E 呼吸器は千動式があり、足踏式を購入予定だが、発電機は必要かどうか
■施設・事業所の運営について
@ 職員自身の被災により事業所が運営できなくなる
A 施設利用時に災害にあった場合利用者をどう送り届けるか
B 安全に子どもを保護者の方にわたすこと
C 父母の引き取り時にどのくらい時間がかかるのか、どの程度の混乱になるのか、長引く時の子どもたちのケア
D ヘルパーの責任範囲(どこまでがヘルパーとしての仕事ととらえるか)
E 実際の支援体制での緊急時対応
F 災害時に職員がすぐに駆けつけることができないことが予想されるので、近隣事業所や自治会との協力体制を築くことが必要
G 職員の集合体制(施設)
H 正確な情報をできるだけ早く入手できる方法を把握しておきたい
■その他
@ 保育園北側の隅よけ川の増水を心配している
A 広域避難所がひがしじま公園になっていますが、大森小学校まで避難させていただけるとありがたい
B 子どもたちの食料・衣服など電気・水道・ガスがどうなるかわからないので不安。事前指導が難しい
C パニックになり対応が遅れること
D 精神障害の方のパニックへの対応
E 障害児が災害にあった時、どうなるのか想像がつかず、不安に思うことがある
F 今回のような大震災の場合、大勢の子どもたちの生命を守る何か重要なポイントがあれば知り、今後の訓練に活かしたい
G 矢田川が近いので、津波の直接的ではなくても、水の被害が不安
H 公共交通機関が利用できなくなった場合の移動手段
I 今回のような地震に伴って起こる2次災害としてどのようなことが考えられるか想定できない
J 非常食の備蓄を1人1食分備蓄しているが3食に増やしたい
K 今取り組んでいる訓練やマニュアルではとても不十分さを感じている
L 外国籍の方の多い地域での非難や誘導方法について、せめて保育園と同じ棟内の居住者の必要な情報がほしいと思っています。
○貴事業所で取り組んでおられる災害対策について
■災害に備えての訓練について
@ 避難訓練実施(担架の使い方を勉強)
A 防災訓練実施(区役所主催のものに参加)
B 地震訓練実施
C 消火訓練実施
D 消防訓練実施
E 炊き出し訓練実施
F 定例の訓練実施
G 親への引渡し訓練実施
H 訓練実施のタイミングと実施後の問題点等を、活かしあえるようにしていきたい
I 災害用伝言ダイヤル訓練
■災害に備えての備蓄について
@ 携帯ラジオや懐中電灯の準備
A 職員、利用者用のヘルメット
B 携帯トイレ
C 20人×3食分の非常食
D 園児3日分の水と保存食の確保
E 備蓄品、非常食の整備、点検
F 非常食や防災用品を備える
■建物内について
@ 家具の固定(落下、転倒防止)
A 整理整頓の徹底
B ガラス飛散防止フィルム
C 蛍光灯飛散防止フィルム
D 落下防止ワイヤーの設置
E 緊急地震速報受信機
F 建物の耐震性(建築の際に留意)
■災害に備えての対策について
@ 災害ボランティアセンターの立ち上げ
A 災害時における障害者対応システムの確立
B 詳細な非難マップの作成
C 防災マニュアルの作成とヘルパーへの周知
D 保護者への啓蒙
E 保護者の方と普段から連絡を密にする
F 緊急連絡(メール・電話)の周知
G 災害時の緊急連絡先および連絡網を全てのヘルパーが把握している
H 隣接する事業所(他業種)との協力
I 利用者、スタッフの緊急時の安否確認や連絡方法の確認
J 学院と共通で危機管理の情報交換
K 4月、9月、3月の防災会議
■災害時の避難について
@ 難経路と避難場所の確認
A 避難する際の子どもたちのグループ分け
○地域に対して貢献できることや地域の連携に関するご提案など
■ネットワーク作りについて
@ 地域貢献の一環として、福祉避難所として地域の方が有効に活用できるように、災害時に各機関が円滑に連携できるためのネットワーク作りと、各施設の具体的な防災ノウハウを共有できる場
A 地域生活支援の円滑かつ着実な基盤を確立
B 避難経路マップや避難所マップ等を関係機関が連携をはかり作成する
C 非常時の連携方法などの対応マニュアルを合同で話し合い作成する
D 地域合同の訓練実施
E 町内清掃と啓発活動
F 地域住民の方への受け入れに関して、法人として検討中
G 高齢者のたまり場づくり
H 相談などの窓口
I AEDの設置園であることを区政協委員長、民生委員さんに伝えている
J 市の防災課との連携や地域との連携を深めるため定期的に話し合いの機会を持てるとよい
K 障害者とともに地域活動にヘルパーが積極的に提案、参加していくこと
■その他
@ 災害の程度によっては、避難場所として貢献できるのでは
A 孤独死を防ぐみまもり活動
B 精神治療において緊急を要する患者さんに、対応するなど
C スペースの提供、受け入れ態勢の整備
D 障害者の避難場所を策定する(一般との区別)
E 災害時の避難場所、ヘリコプターなどの着陸場所として使用して頂く
F 非常食の提供
G 安全な状態であるのなら、園庭、園舎は避難所として利用してもらうのは可能だと思うが、備蓄品がないので、問題がある
H 災害時の一時避難所としてもらうことはできるが、広域避難所ではないので(子どもの人数も多い(250名))、ここから安全な避難所に移動してもらう
I 広汎性発達障害児、自閉症児は、訓練でもパニック状態になることがあり、災害時にはより多くの支援を要することを感じています。個人情報の保護とのかねあいの難しさはありますが、必要な情報の共有と支援が必要な家庭への援助者や援助方法の具体策が求められると思います。 |