タイトル 無理は承知で私立探偵3 運がよければ事件解決
シリーズ 無理は承知で私立探偵 第3巻
著者 麻生俊平 イラスト 中北晃二
出版社 角川スニーカー文庫 初版 平成13年5月1日
評価 ジャンル
  解説
 学園祭の準備であわただしい七篠高校に張り出された怪盗〈蒼い風〉からの大胆な犯行予告。
 しかし、都会に住む孤高の騎士を自称する“私立探偵”山田太一郎くんはあきれ返るが、そんな彼とは関係なく「怪盗vs私立探偵」の一大イベントに沸き返る生徒たち。
 なし崩しに怪盗と対決することになった山田くんだったが、果たして彼は怪盗〈蒼い風〉に勝つことができるのか? そして、怪盗の目的とは?
  書評
 学園ハードボイルド・コメディの第3巻です。
 かなりお気に入りの作品で、うれしいことに売れ行きも良いようです。買いに行ったら3軒の本屋で売り切れ、何とか穴場の本屋でゲットしたときにはホッとしました(笑。
 今回の内容は、これまでの短編集のようなものではなく、一冊を通して怪盗〈蒼い風〉との対決です。もっとも、対決とは言ってもハードボイルド・コメディですね。必死にハードボイルドを貫こうとしている山田太一郎が笑える。彼が必死になればなるほど、どこか抜けた行動が出てしまう。これが面白い。
 そして、新登場のキャラもあり、今後も楽しみです。
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