タイトル アースフィア・クロニクル 大魔王アリス
シリーズ アースフィア・クロニクル 第1巻
著者 あすか正太 イラスト 門井亜矢
出版社 電撃文庫 初版 2000年10月25日
評価 ジャンル
  解説
 16歳のアリスは、ある日バナナの皮に足を滑らせ頭を打って死んでしまった。
 しかし、死んだはずのアリスが目を覚ますと、なぜか貧乳だった胸が豊なふくらみになっていたのだ。
 それは彼女の知らぬ間に《魔王の心臓》を移植された影響だった。
 そして、その《魔王の心臓》を手に入れようと、魔王界から魔王がやってくる。魔王を倒すことを決意したアリスだったが、彼女を妨害するのは魔王の手下ではなく、お馬鹿な仲間たち。
 少女の恥じらいを捨てて、アリスは戦う。
  書評
 もし、これを「面白いよ」と思われた方がいたら申し訳ありません。以下はあまり気持ちのいい内容ではないので、見ないほうがいいと思います。
 女性の方は読まない方が良いでしょう。コメディやギャグというより、セクハラです、この内容は。
 自分には理解しがたい設定に、あまりにも強引な展開。登場人物も奇をてらいすぎています。とてもじゃないですが、ついてはいけませんでした。
 それに登場人物のひとりがやけに長い名前にして、それを言わせて2ページ丸々つぶされたときは、呆れ返りました。また、同じことをもう一度やられると、怒りすら感じます。そして、それを分かっていながらやる著者の思考。謝るくらいなら、やらないで欲しい。
 確かに小説は著者の夢や願望が描かれるものです。第一、自分で面白いと思わずに書かれた小説が面白いわけはありません。
 ですが、この作品の場合は、自分の夢や願望の発露ではなく、ただの垂れ流しにすぎません。
 正直、見苦しいだけです。
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