タイトル 死ぬことと見つけたり (上)
シリーズ 死ぬことと見つけたり 上巻
著者 隆慶一郎 イラスト 西のぼる
出版社 新潮文庫 初版 平成6年9月1日
評価 ジャンル
  解説
 武士道とは死ぬことと見つけたり。
 常住坐臥、常に死とともに生きる葉隠れの武士道を実践する典型的な「葉隠」武士である斎藤杢之助は、「死人」である。
 「死人」であるがゆえに、何ものも恐れず、何ごとにも動ぜぬ、「いくさ人」。
 その斎藤杢之助の痛烈な生き様を描いた不朽の名作!
  書評
 なぜ、ライトファンタジーの書評をしているここで、日本の時代物の小説があるのか?
 それは、ただ単にこれが面白いからだ! もう、はっきりと断言するが、面白い。
 とにかく、主人公が良いんです。まさに、これが男だ! これが男の生き様だと思うくらいカッコ良い。男が男の生き様に惚れるというのは、こういうことかと実感できる。
 実際にあまり本を読まない友人にすすめたところ、そいつも「惚れた!」と言ったくらいだ。
 そんなわけで、あえてこの本を記念すべき100冊目に紹介しました。
 もはや消えてしまった日本の男を描いた名作です!
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