コンサート日記  〜こんな音楽会に行きました〜      

このページには以下の内容を記載しております。クリックすると該当項目にジャンプします。


[2004年]
五嶋龍&バンベルク交響楽団(2004年2月28日
庄司紗矢香&ロンドン響(2004年3月12日)

[2003年]
ウィーン・リング・アンサンブル(2003年1月7日)
ギル・シャハム(2003年3月20日)
スカラ室内管弦楽団(2003年9月22日)

[2002年]

ズッカーマン&ベルリン・シュターツカペレ(2002年1月28日)
五嶋みどり&ピッツバーグ響(2002年2月23・26日)
オーギュスタン・デュメイ&マリア・ジョアン・ピリス(2002年4月5日)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(2002年4月15日)
五嶋みどり&NHK交響楽団(2002年6月24日)
PMFウィーン(2002年7月15日)
ムーティ&スカラフィル(2002年9月2日)
諏訪内晶子&バーミンガム市交響楽団(2002年9月30日)
五嶋龍&フィルハーモニア管(2002年10月25日)
ライナー・キュッヒル(2002年10月30日)
ペーター・シュライヤー(2002年11月21日) 

[2001年]

N響1月B定期(2001年1月17日)
ハンガリー放送交響楽団&中丸三千繪(2001年02月01日)
ロンドン交響楽団(2001年02月16日)
N響4月B定期(2001年4月18日)
チョン・キョンファ&ローマ・サンタチェチーリア管弦楽団(2001年5月18日)
N響5月B定期(2001年5月23日)
フィラデルフィア管弦楽団(2001年5月26日)
モスクワ放送響(2001年7月9日)
フィルハーモニア管弦楽団(2001年7月27日)
ウィーンフィル2001
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン&ビクトリア・ムローヴァ(2001年11月26日)
ヴェルサイユの祝祭(2001年11月29日)
ウィーン・ヴィルトゥーゾ(2001年12月5日)
ウィーン・ヴィルトゥーゾ(2001年12月17日)
N響・第17回オーチャード定期(2001年12月19日)

[2000年]


イングリット・フジコ・ヘミング(2000年04月09日)
ロッテルダムフィル(2000年04月21日)
バイオリニスト・パールマンの協奏曲のプログラム(2000年05月16日
パールマンのソロリサイタル(2000年05月20日)
北ドイツ放送交響楽団(2000年05月21日)
小澤征爾音楽塾「フィガロの結婚」(2000年06月01日)
ドレスデン・フィル(2000年06月30日)
ミラノ・スカラ座弦楽合奏団(2000年08月08日)
ヨーヨー・マ ミレニアムコンサート(2000年08月21日)
N響2000年9月B定期(2000年09月20日)
グルベローヴァ&カサロヴァのオペラアリア(2000年10月02日)
マキシム・ヴェンゲーロフのバイオリン協奏曲の夕べ(2000年10月28日)
ヨーロッパ室内管弦楽団(2000年10月29日)
ウィーン国立歌劇場「メリー・ウィドウ」(2000年11月01日)
ヨーヨー・マ(2000年11月04日)
ギル・シャハム(2000年11月15日)
ウィーンフィル東京公演(2000年11月16日) 
ベルリンフィル東京公演(2000年11月29日
中丸三千繪(2000年12月05日)
フジ子・ヘミング(2000年12月20日)

      

       イングリット・フジコ・ヘミング(2000年04月09日

       サントリーホール 
 
        NHKのドキュメンタリーで去年大ブレイク!
        やっぱりすごいよぉ。ペダルの使い方なのかなぁ、前の音の響きが消えないうちに次の音が
       重なって、幾重もの響きになって聴こえてくる。一音一音、指のタッチもすごく響かせて弾いてる。
        リストのラ・カンパネラのときだけは、照明もぐっと落として弾いてくれた。
        ステージに出入りするときのしぐさなんかが、(失礼だけど)ちょっとかわいいの。 
        衣装なんかも、観客がはっと息をのむのを、フジコさん自身が楽しんでいる風。 



       ロッテルダム・フィル(2000年04月21日)

       ゲルギエフ指揮        メンデルスゾーン・フィンガルの洞窟
       東京文化会館          ブルッフ・バイオリン協奏曲1番(Vnソリストはジャニーン・ジャンセン)
                        ベルリオーズ・幻想交響曲

        ゲルギエフの指揮はものすごくアクティブ! 賛否両論あるようだけど、私は好感を
       持って聴けた。おもしれーーって感じ。幻想交響曲って、一部冗長に感じる部分もあったんだ
       けど、この日はもう次から次へと新しい展開で、いやー、楽しい演奏会でした。



       バイオリニスト・パールマンの協奏曲のプログラム(2000年05月16日)
       
       東京交響楽団         メンデルスゾーン・バイオリン協奏曲
       サントリーホール        ドボルザーク・ロマンス
                        (ほかに東京交響楽団のみで二曲)

        パールマンはすごい! ステージに出てきてぽーんと出る最初の一音だけで、観客をとりこに
       してしまう。ものすごい透明感のある音。「パールマンは淡い」とどこかで批評されていたけど
       もう好みの範疇の問題だと思う。輝くばかりの音で、重苦しくなくふわ〜っと曲が進んでいくのも
       それはそれで心地よいパールマンの魅力なんじゃないかなぁ。


       パールマンのソロリサイタル(2000年05月20日)

       サントリーホール        ピアノ伴奏によるブルッフのバイオリン協奏曲1番

         やっぱり今日も素敵。協奏曲をピアノ伴奏で聴くのは初めてだけど、これはこれで
        シンプルで聴きやすい。


       北ドイツ放送交響楽団(2000年05月21日)
      
       エッシェンバッバ指揮      シューマン・交響曲3番「ライン」
       サントリーホール         ブラームス・交響曲1番
       
        初めてP席(ステージ後ろの席。楽団員の背中側にいて、指揮者と対面する位置)に座った。
        エッシェンバッハの指揮って、精悍で格好いい! でもって、エッシェンバッハの指示が
       ピピーンとオーケストラに反映されていくのが、この目で見てとれた。
        ラインは、寄せてはかえす波のようなイメージのメロディーが(勝手な解釈)とてもきれい
       だったなぁ。


       小澤征爾音楽塾「フィガロの結婚」(2000年06月01日)                               

       小澤征爾指揮     神奈川県民ホール

        小澤征爾を中心にやっている勉強会から生まれたプロジェクトらしい。
        オペラはチケットが高いので、最上階の安い席でしか聴けないのが残念。
        (歌詞はもちろん原語だけけれど、字幕が電光掲示板で出るから、話の内容には初めてでも
        ついていけると思う。ただ、字幕を目で追うのに忙しいと、舞台全部の雰囲気を楽しみにくい
        気もするけど) 
        歌のほうは、何かことさらに書けるほど造詣が深くないけど、舞台とか演出とか「趣味がいい」って感じ。
         オーケストラの演奏は、とても綺麗。チェンバロの響きも、すごく素敵だったし。



       ドレスデン・フィル(2000年06月30日)

       ワルター・ウェラー指揮           ウェーバー・歌劇「オベロン」序曲
       東京オペラシティコンサートホール     シューベルト・交響曲7番「未完成」
                                ブラームス・交響曲1番

        ドレスデンといえば、歌劇場のオーケストラのほうが有名だけど、ドレスデン・フィルもよかった。
        派手さはないけど、しっかり弾いているっていうのかな。でも、「ドレスデン」の名前からくる
       先入観も、私ごときには多分に作用しています。


       ミラノ・スカラ座弦楽合奏団(2000年08月08日)

       すみだトリフォニーホール          オーボエ古部賢一とのオーボエ協奏曲

       とにかく弦の音がきれい。キラキラ光っている感じ。


       ヨーヨー・マ ミレニアムコンサート(2000年08月21日)

       サントリーホール               ドボルザークのチェロ協奏曲
       新日本フィル
 
        ヨーヨー・マの演奏中の顔ってとってもとっても楽しそう。オーケストラのメンバーと顔を
       見合わせたりして、とっても演奏を楽しんでいる風なのが心和ませる。 



       N響2000年9月B定期(2000年09月20日)

       エフゼーニ・スヴェトラーノフ指揮       ブルッフ・バイオリン協奏曲1番(ソリスト樫本大進)
       サントリーホール                ラフマニノフ交響曲2番


        前半のブルッフ、樫本大進君の演奏もよかったんだけど、後半のラフマニノフの余りの
       素晴らしさで、前半の感動がちょっとかすんでしまった。
        ドラマチックに熱い演奏で、NHKホールで聴くN響とはえらい違い。 



        グルベローヴァ&カサロヴァのオペラアリア(2000年10月02日)
 
         サントリーホール

         歌詞なんてぜーんぜん分からないんだけど、とにかくきれいな歌声で、もうしあわせ〜。
         カサロヴァが低音部を支えて、グルベローヴァののびやかな声。
         あー、歌っていいなぁ。  


        マキシム・ヴェンゲーロフのバイオリン協奏曲の夕べ(2000年10月28日)
 
        新日本フィル                 サン=サーンス・序奏とロンド・カプリチオーソ
        東京オペラシティ               ベートーベン・バイオリン協奏曲ニ長調

         ベートーベンの素晴らしさに尽きる!
         彼のチャイコフスキーの協奏曲のCDを借りて聴いたときは「朗々と弾くけど、細かな情感は
        いまいち・・・・」なんて思ったけど、実演はとてつもなく素敵だった。
         ピアニッシモも端正に、丁寧に弾き込んで、次には豪快に歌う(ように弾く)。
       
 

        ヨーロッパ室内管弦楽団(2000年10月29日)

         みなとみらいホール         メンデルスゾーン・フィンガルの洞窟
         エマニュエル・クリヴィヌ指揮    シューマン・ピアノ協奏曲イ短調(ピアノ独奏アルゲリッチ)
                              モーツァルト・交響曲41番「ジュピター」

          ものすごーく、きれいな仕上がりの演奏会だった。でも、私は前日のヴェンゲーロフの余韻を
         引きずっていて、消化不良気味。
          マルタ・アルゲリッチが一瞬空を見上げる姿って、とっても美しい!


        ウィーン国立歌劇場「メリー・ウィドウ」(2000年11月01日

         準・メルクル指揮
         東京文化会館
 
          すごく上品な演出。
          ただ、オーケストラがあまりに素敵で、そっちばかりのぞき込んでいて、舞台に集中
         できなかった。オーケストラがとにかくいいの。バイオリンの独奏もたくさん入って
         コンマスのヒンクさんの甘い音色に酔っていました。  


        ヨーヨー・マ(2000年11月04日)
   
         サントリーホール     バッバ無伴奏チェロ組曲1番,2番,3番

         チェロってすごい。低音の響きの上に旋律の高い音をかぶせていって、一本のチェロで
        合奏をしているみたいだ。 


     ギル・シャハム(2000年11月15日)
        
         サントリーホール   ブラームスのソナタ1番、2番、3番
                      (ピアノは江口玲)
        
         1971年生まれの若手?バイオリニスト、ギル・シャハムさんのリサイタルに
        行ってきました。
のびやかな音が魅力で、特に後半ブラームス3番の三楽章からのノリは
        すごかった! 松山千春が「長い夜」を歌っていたころを一瞬思い出してしまった。
         アンコールは5曲!
        ブラームスのハンガリー舞曲の13番、4番、2番と弾いて、カルメン幻想曲Op.24、
        最後にハンガリー舞曲の11番をしっとりと弾いて終わりました。
        会場は七割くらいしか入っていなかったかな。
         鼻を鳴らす癖がちょっと?気になったけど、腕と表現力はものすごいものを持った人
        です。速いパッセージになればなるほど、のってくるみたい。



    ウィーンフィル東京公演(2000年11月16日)
        
         サントリーホール  小澤征爾指揮  ブラームス交響曲3番&2番

        後半のブラームス交響曲2番は素晴らしかったです!  
        弦の音色がものすごく綺麗で、フルート、オーボエ、ホルン・・・と管楽器がこれまた
       すごくステキに入る。これぞ、ウィーンフィル! 毎夜毎夜のオペラ公演で培ってきた
       あうんの呼吸みたいなものが独特のハーモニーを生み出してくるんじゃないかと思います。
        じゃあ、前半の交響曲3番はどうかというと、私がウィーンフィルに期待するものと
       小澤征爾さんが求めているものは違ったみたい。LAの席の私にはバイオリンが響いて
       きていなかったということもあります。後半は、ぐんぐんバイオリンが鳴ってきました。 
        アンコールは、ヨハン・シュトラウスのワルツを一曲、ポルカを一曲。ニューイヤー
       コンサートの先取りのようで、ちょっと嬉しかったです。

        (余計なお世話)
         ウィーンフィルは人気があって、チケット取れないし、高いけど、ウィーンフィル
        メンバーの少人数のアンサンブルなら、手が届きやすいです。
         例えば、例年1月に来日するウィーン・リング・アンサンブルは、コンサートマスターの
        キュッヒルさんや、フルートの名手シュルツさんをはじめとした豪華メンバーで
        構成されています。 チケットは3000円から8000円くらいまでです。

       ほかにも、ウィーン・ヴィルトゥーゾ、ウィーン四重奏団など、ウィーンフィルメンバーで構成される
        アンサンブルは幾つかあります。管楽器だけのアンサンブルもあります。 
                                 


      ベルリンフィル来日公演(2000年11月29日)

       クラウディオ・アバド指揮  東京文化会館
       ベートーベン・バイオリン協奏曲(Vnヒラリー・ハーン)  交響曲第6番「田園」

       今回のベルリン・フィルの来日は、東京・横浜では3プログラム、4公演。そりゃ、
      全部聴きたいけど、そういうわけにもいかないんで、ベートーベンのVn協奏曲の日に
      S席を奮発して出掛けました。Vnに限ってはステージかぶりつきが好きな私には
      ラッキーな7列目でした。
       とにかく、ヒラリー・ハーンが素晴らしかったです!
       力で押してくるわけではないし、ただなめらかに弾くだけでもない、うまく言え
      ませんが毬のような響きとでも言ったらいいか・・・。はりがあって、とっても
      しなやかなんです。
       強弱の起伏とか、音の揺らし方もちょっと独特で、それこそ毬のような響き(なんの
      こっちゃ・・・ですね。ごめんなさい)。イヤミにならなくて、二十歳という彼女の若さが
      輝いてました。あまりに彼女が軽やかに独特の雰囲気で弾くものだから
      管楽器をはじめオケ全体をちょっと重く感じてしまったところもないではなかったけど
      いやいや、圧倒的に素晴らしいベートーベンでした。彼女がこれからほかの曲で
      どんな表現をしていくのか、とっても楽しみです。
       でも、私は体力がないのかもしれません。前半のVn協奏曲だけで体じゅうの
      酸素を使いはたしてしまったようで、「田園」のとき、管楽器の大活躍はすごかったけど、
      会場の熱狂ほどには自分の中に感じるものがありませんでした。後半まで集中力が
      持たなかったみたい。メーンイベントが二曲あるようなプログラムは辛いなぁ。
       指揮者のアバドさん、チラシよりやせて見えたのは、やはり病気をされたため
      なんでしょうね。
       アンコールは、前半終了時にヒラリー・ハーンがバッハの無伴奏ソナタ1番から
      フーガ。終演時にはシューベルトのロザムンデよりアンダンティーノ。
       もう一つおまけで、本日のコンマスは安永徹さん、日本の方でした。あと、やはり
      第一Vnに日本の女性の方がいらっしゃるんですね。


       中丸三千繪(2000年12月05日)

        大田区民ホール アプリコ 急性気管支炎でキャンセルされた9/17の代替公演

       前半のリートのプロクラムのときは何だか声がのらなくて、のどの調子がいま
      ひとつなんじゃないかなんて思ったけど、休憩後のオペラプログラムに入ったら
      もう水を得た魚! 声ののびとか、全然違う。とてもとても素晴らしかったです。
       数年前「徹子の部屋」に出演されていたとき、「声楽を志した後、少しでもイタリア
      人に近づきたくて、毎食パスタばっかり食べていた」ってことだったけど、彼女って
      ほんとにイタリアオペラが大好きなんだなぁと思いました。是非、オペラ公演で
      彼女の歌を聴いてみたい。
       それと、伴奏のピアノが光っていました。菊地真美さん、桐朋からドイツに留学
      して、ずっと声楽の伴奏法を学んできた方でした。私は、突如音楽に目覚めたもの
      だから音楽的一般教養に欠けているんだけど、「声楽科伴奏研究員」とか「弦楽科
      伴奏講師」とか、伴奏のためのピアノとして一分野が存在しているってことを、
      これまで全然知らなかったんです。中丸さんの声と溶け合って、響き合って、
      ものすごく素敵なピアノでした。
       あと、不思議だったのは、公演の最初に御本人から9月のキャンセルのお詫びが
      あったとき、普通の話し声が歌うときと全く声の質が違って聞こえたこと。話して
      いるときは、何だかしゃがれた声みたいな感じだったの。もちろん、♪ターラーーー
      なんて話し方はするわけないですけど。
       アンコールは5曲。こちらはリートのものも、とっても雰囲気あって、よかったです。
      歌も、体全体が楽器だから、歌い始めより、だんだんだんだん響きがよくなって
      くるのかな。
       そうそう、アリアっていうのはオペラの中で独唱で歌われるもので、リートって
      いうのは独唱用の歌ってことらしいです。電話のお待たせ音楽にもなっている
      ショパンの「別れの曲」なんてのも、歌詞があって、リートの曲でもあるんですね。


        フジ子・ヘミング(2000年12月20日)

        今年の春にチケットをとったときの予定では、「ます」とか「ため息」とか
       「展覧会の絵」というプログラムで、実はそれを楽しみに出かけたわけですが、
       本日は「出演者の都合により曲目は変更になる場合があります」に該当した
       ようで、期待の曲はかけらもありませんでした。
        でも、まあ、前半のショパンはノクターンに、木枯らし、別れの曲、革命と、
       耳に馴染みのある曲ばかりで、それをまた「聴かせて」くれたから、いいんです
       けどね。プログラムの最後はラ・カンバネラ、アンコールもたくさん弾いてくれ
       ました。
        4月のサントリーホールでの公演に続くフジ子さん分析のようで恐縮ですが、
       音の響きはもちろんのこと、「語りかけてくる」ように聴かせてくれるのが、とても
       魅力的です。ほんのちょっとした間合いの取り方みたいなものが、一種独特の
       風なんです。
        ステージでの振る舞いも、とてもチャーミングな方です。一人の勇敢な?男の子が
       (花束を渡すわけでもなく)握手を求めてステージに近づいたら、握手したあと
       その子の頭をくしゃくしゃくしゃっとなでていました。見ていて、とても微笑ましかった
       です。


        N響1月B定期(2001年01月17日)

        サントリーホール  準・メルクル指揮  コンマスは篠崎史紀さん
       
        バルトーク 「ルーマニア民族舞曲」
        ブルッフ 「スコットランド幻想曲」 バイオリンソロ 竹澤恭子
        メンデルスゾーン 交響曲「スコットランド」

        私が聴いた昨年7月の東京文化会館でのフィランディア、9月のサントリー
       ホールでのラフマニノフの交響曲に続いて、N響は今日も熱い!演奏でした。
       オーボエ、ホルン‥‥管楽器が光ってました。
        「スコットランド幻想曲」の竹澤さんは、序奏、ものすごくゆったり、たっぷり
       聴かせて始まって、低音が朗々と鳴って、何だか気骨のあるスコットランド幻想曲の予感・。
         ただね、2楽章と4楽章の速い楽章で、竹澤さんは、気持ちを込めるあまり、楽器の
       音色を殺していたみたい。 とっても、残念。
        メンデルスゾーンはとても丁寧で、いい演奏でした。もっと色気のある演奏も好みだけど。
        それにしても、準・メルクルさん、40歳だそうですけど、(失礼ながら)
       かわいらしいほどに若かったです・・・



        ハンガリー放送交響楽団&中丸三千繪(2001年02月01日)

         タマーシュ・ヴァーシャリ指揮      サントリーホール

         2/2から始まる日本公演に先立って行われた、スポンサー主催の非公開コンサート
       でした。知人が誘ってくれました。
         
         「セビーリャの理髪師」序曲に 始まって、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲を挟んで
        前半は中丸三千繪さんのアリアが6曲。プッチーニの「私のお父さん」が、昨年12月の
        大田区民ホールに続いて聴けて嬉しかったです。2曲めだったノリのいいヴェルディの
        「ありがとう愛する友よ」は、最後にもう一回歌ってくれました。
         後半はドボルザークの「新世界より」。
         透明感のある弦の音がすーっとのびやかで、管楽器もまっすぐな気持ちのよい響き。
        爽快な「新世界より」でした。
         アンコールはハンガリー舞曲の1番、6番と、トホナーニの「シンフォニックミニュロンド」で
        独特のテンポのノリが楽しかったです。
          

       ロンドン交響楽団(2001年02月16日)

        ロストロポーヴィチ指揮  オーチャードホール

       ベートーベン レオノーレ序曲  
       ベートーベン バイオリン協奏曲(ソリストはニコライ・ズナイダー)
       チャイコフスキー 交響曲5番     アンコールはチャイコフスキーとヨハン・シュトラウス

       弦がものすごく綺麗なオーケストラでした。澄んだ美しい音色です。
       ニコライ・ズナイダーは1997年のエリザベートコンクールに優勝したまだ若いバイオリニスト、
      曲のいろいろな表情を自在に見せてくれました。高音も、雲雀の声のように美しかったです。
      高く小さく響かすピアニッシモは、音の波が3階席までしっかり届いてきました。
       輸入盤の彼のシベリウスの協奏曲のCDを聴いたときには、「変わったシベリウスだなぁ」というのが
      感想でした。独特の解釈や表現したいものが彼にあるのだろうと思うのですが、それが実演だと
      ちっとも厭味に聴こえない、とても素晴らしかったです。
       全体に、ちょっとゆったりしたテンポの演奏でした。

       実は私、この半年で、マキシム・ヴェンゲーロフ、ヒラリー・ハーン、そしてニコライ・ズナイダーと
      3人のソリストのベートーベンの協奏曲を聴きました。幸せ♪です。


     N響4月B定期公演(2001年04月18日)
      
指揮ヘルベルト・プロムシュテット   サントリーホール           

          ゲーゼ  序曲「オシアンの余韻」
          シベリウス バイオリン協奏曲ニ短調  Vnクリスティアン・テツラフ
                    (テツラフがアンコールとしてバルトークの無伴奏Vnソナタ二番よりフーガ)
          ニルセン 交響曲5番

          お目あてに出かけたシベリウスの協奏曲、N響の寄せてはかえる音の波と、ソリストの
         テツラフの波がぴたっと合って、すごく充実してた。
          テツラフは1966年ハンブルク生まれ。一つ一つの音にものすごく彼の意識を感じる演奏。
          ちょっとだけ偉そうな感想を書けば、フォルテの弾き方とか、「若いんだな」って(そう悪い意味じゃなく)
         思うときがあった。数年を経ての、次の来日のときとか、また聴いてみたい人です。

          馴染みがなかった、ゲーゼの「オシアンの余韻」とニルセンの交響曲も、ドラマチックで
         とても綺麗な曲で、熱い演奏で、私はここのとこN響の演奏会は当たり!が続いてます。
               サントリーホールにばっかり選んで行ってることもあるんだけど。
               NHKホールのときは、人ごとみたいに聴こえたりすることもあるもので。


         サンタチェチーリア管弦楽団&チョン・キョンファ(2001年05月18日)
        
みなとみらいホール    チョン・ミョンフン指揮

             ウィリアムテル序曲
             ブラームスのバイオリン協奏曲(Vnチョン・キョンファ)
             ベートーベン交響曲7番

             アンコールは 「運命の力」序曲
                       マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲

             チョン・キョンファさんのブラームスの協奏曲は素晴らしかったです! 1楽章の
            後半〜2楽章のゆったりと聴かせるところ、まるで一輪の花がすっと開くかのように
            しっとりと歌い上げてくれました。オケとの掛け合いも絶妙!
             1楽章冒頭や3楽章の速いところは、気合が入りすぎているような気もしましたが。 

             ベートーベンの7番も、「こんなに綺麗な曲だったんだー」と改めて感じ入るくらいの
            聴きごたえ。
             音のバランスとして管楽器に比して弦が弱かった印象はあるものの。弦も管も、
            明るくまろやかな音色でした。

            ブラームスの協奏曲だけは6/17(日)の夜にNHKで放送あり
            コンサート全体の放送は7/20(金)BS28時5分〜



         N響5月B定期(2001年05月23日)
         
サントリーホール   指揮アラン・ギルバート

           モーツァルト     アイネ・クライネ・ナハトムジーク
                        バイオリンとビオラのための協奏曲
                        交響曲36番リンツ

            盛り上げる演奏が得意な(・・という印象の)アラン・ギルバート、1曲めのアイネ・クライネが
           とっても乗りがよかったです。弦の冴えた音が、ものすごくかっこよかったー。
            協奏曲は、ビオラの音があまり届いてこなくて、私の耳は音を拾う努力が必要でした。・
            リンツは割に一本調子・・、私の好みではなかったかな。
            でも、モーツァルト一色の夜は、なかなかに幸せでした♪


         フィラデルフィア管弦楽団(2001年05月26日)
         
みなとみらいホール  サヴァリッシュ指揮

           「魔法使いの弟子」
           「展覧会の絵」
           ブラームス交響曲4番

           (アンコール ブラームスのハンガリー舞曲1番)

           (ステージ左横の2階LAという座席のせいか)
           管楽器で盛り上がる「展覧会の絵」はなかなか迫力あったけど
               プロムナードのトランペットのなんと美しかったこと!
           一番印象的だったのが、アンコール曲だった・・・という、ちょっと残念な展開。
           ぐーっと訴えかけてくるものが、ハンガリー舞曲でやっと出てきた感じ。



          
モスクワ放送響(2001年7月9日)

          フェドセーエフ指揮 サントリーホール

          チャイコフスキー 弦楽セレナーデ
          チャイコフスキー 交響曲5番

          ひとつ重みのある弦の響きで、弦楽セレナーデ、とてもよかったです。
          そしてそして、交響曲5番!
          2楽章のホルンのソロの見事なこと。ものすごく綺麗な曲だなーと改めて感じ入って
          おりました。 


         フィルハーモニア管弦楽団&庄司紗矢香(2001年07月27日)
       

           ウラディミール・アシュケナージ指揮 サントリーホール

           ベルリオーズ「ベアトリスとベネディクト」序曲
           メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲
                (庄司紗矢香のアンコールは パガニーニ ネルコール・ピューによる変奏曲)

           ショスタコービチ 交響曲5番「革命」

           アンコールはシューベルトの「楽興のとき」

           晴れやかな弦の音と、まろやかな管楽器の音を堪能してきました。
           でも、なぜかメンデルスゾーンの協奏曲のときだけは、オケの音が聴きにくかったみたい・・(なぜ?)
           庄司紗矢香さんは、アンコールのパガニーニがとってもよかった。いろんな表情を聴かせて
          くれました。
           協奏曲のほうは、とってもしなやかな感じを受けました。
           (あえて辛口なことを言えば)2楽章、3楽章が少々単調になってしまったみたい。
          2楽章とか、いっぱいいっぱい・・・みたいな感じがしちゃって。
           でも、これからきっと、もっともっと楽しみになっていく人なんだろうな、と、思います。



       ウィーンフィル2001 ベートーヴェン・チクルス(2001年10月21日)

           サントリーホール    指揮 サイモン・ラトル 

         
  20日  交響曲2番 5番     アンコールはドボルザークのスラヴ舞曲
           21日  交響曲4番 7番     アンコールはフォーレのパヴァーヌ

                21日クレメンス・ヘルベルク楽団長の講演のときに ベートーヴェン7重奏の1楽章、6楽章

            ぴんっ、とはりつめたようなベートーヴェン。特に5番、7番はすごかった。
            ものすごく濃密で、それでいて、柔らかな光沢もちゃんとあって、きらめいていて、すごい!に尽きます。

            でも、私が持っているウィーンフィルのイメージを最も満足させてくれたのは楽団長の講演会のときに
           バイオリン・キュッヒル、ビオラ・フローン、クラリネット・トイブル、ホルン・ヘーグナー、
           ファゴット・トゥルノフスキー、チェロ・バルトロメイ、コントラバス・マイヤー  というメンバーでやった
           ベートーベンの七重奏曲 変ホ長調 Op.20 より 1,6 だったという・・

             コンマスのキュッヒルさんの弾き方も、交響曲のときとはまるっきり違ってた。
             (毎夜毎夜オペラを弾いている中から生まれてくるんじゃないかと、勝手に私が思っている)
            ウィーンフィル・メンバー独特のあうんの呼吸みたいなものも感じられたし。
             あと、ウィンナ・ホルンって、なんて綺麗に弦と溶け合うんだろう。
             ウィーン・フィルの室内楽を、あれこれ聴いてみたくなりました。

             ウィーンフィル創立の15年前に生涯を終えたベートーヴェンは、ウィーンフィルの創立に決定的な
            影響を与えたとのこと。
             ベートーヴェンとバイオリニスト・シューパンツィッヒの出会いによって生み出された数々の室内楽曲、
            そして交響曲。
             また、当時流れ者の(?)音楽家たちの場当たり的な演奏会を耐え難く感じ「完璧な技術に基づいて
            芸術作品の根本思想、美、魂といったものをじっくり考えさせる演奏」を待ち望んでいたウィーンの音楽愛好家
            たち。
             オットー・ニコライによって創立されたウィーン・フィルには、こういうような背景があったんだそうです。
             ヘルスベルク楽団長の講演は「我々がいかにベートーヴェンに誠実でいられるかが大事である」というような
            言葉で結ばれていました。



      ドイツ・カンマーフィル&ビクトリア・ムローヴァ(2001年11月26日)

         ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
      
  東京文化会館 ダリエル・ハーディング指揮 ベートーベン プロメテウスの創造物序曲
                                  バイオリン協奏曲ニ長調
                           シューマン  交響曲3番ライン

                    (アンコール)ベートーベン コリオラン序曲

      最初のベートーベン2曲はナチュラルホルンやナチャラルトランペット等、古い様式の楽器で。
     弦楽器パートも 1stVn8 2ndVn6 ビオラ5 チェロ5 バス3 (ちょっと正確じゃないかも・・)という
     小さな編成。シューマンはモダンの管楽器になったけど、弦の編成は同じ。

      ムローヴァは初めて聴きました。
      2楽章はとても素敵でした。ふくよかな音色で。でもね、変なところが私、気になるのかしら
     何となく、弾く姿勢が好きでない感じ。(好き嫌いの範疇の話かもしれなくて、すみません)
     もっと胸をはって、ぱりっと弾く人が好みなのかもしれない。
      全体として、すごく丁寧でいいんだけど、「張り」みたいなものに欠けるような・・。弾く姿勢に
     違和感を感じてしまう視覚的影響もあるかも・・・うーん。

      ドイツ・カンマーフィルは、なかなかよかったです。特にアンコールのコリオラン序曲。小さい編成で
     ありながら、すごくスケールの大きさを感じる演奏でした。シューマンのラインの1楽章もとても素敵
     でした。ゆったりした響きが、メロディラインをとても活かしていたと思う。
 
      オーケストラがあでやかに軽やかに演奏していくタイプではなく、一つ一つずっしりと音を重ねていく
     みたいな感じで、ムローヴァもその中に溶け込んでいたから、私が期待したのは見当違いのものかもしれないん
     ですがね。 



      ヴェルサイユの祝祭(2001年11月29日)

         紀尾井ホール    

         バロックダンスの 本やビデオも出している浜中康子さんが主宰される公演でした。

         脇で古楽様式のアンサンブルがリュリをはじめとした音楽を奏でる中、数々のバロックダンスが披露され
       また昨日の公演では、ヴェルサイユの小広間で楽しまれていたという小演劇(歌あり、芝居あり、音楽あり、
       ダンスあり)もありました。

         衝撃(!)は、メヌエットでした。
         具体的にはストラスブールのメヌエットという曲が踊られ、フランスバロックであるし
        バイオリン教本で習うようなバッハのメヌエットとは趣が大分違うこともあるのですが
        メヌエットの3拍子を  1 2 3   1 2 3・・・と、3拍ずつ感じなさいと言われていたのは
        便宜上のことだったのかも・・という印象です。
         拍はあるんですけど、それ以上にダンスとしての流れがあって、(うまく表現できないのですが)
        流麗な・・・とでもいうような。

         フランスバロックだから? より舞踏のための演奏をしているから???
         楽器をやっていると、バロックの時代の舞曲は教本でも多数扱われていて、「これで、どんなふうに
        踊っていたんだろう?」と素朴な疑問で持ち始めた興味なんですが、もっといろいろ知りたくなってきます。
         ブーレ、ガボット、クーラント、フォリア・・・・どれもダンスなんですもん。

         それと、バロックダンスって、上半身はほぼ一定に保ってステップを刻んだり(軽い)跳躍をしたりします。
        ものすごい下半身の動きです。それでいて、優雅で、華麗で、本当に見事。

         ただ、昨日の公演、親しみやすいようにという配慮なのでしょうが、バロックファンでもあるアナウンサーによる
        解説があちこちで多数ありました。
         配付されたプログラムにも書いてあることなので、もっと純粋に、音楽とダンスの「作品」だけ上演してくれた
        ほうが、私は作品だけを楽しめていいな・・って思うのですけどね。



      ウィーン・ヴィルトゥーゾ(2001年12月5日)

         王子ホール  スッペ 楽劇「フランツ・シューベルト」序曲
                  ベートーベン ロマンス 2番 ヘ長調 Op.50
                  ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
                  モーツァルト交響曲40番

         (アンコール)R.シュトラウス バイオリンのための「薔薇の騎士」
                  スッペ 「美しいガラテア」序曲
                  ヨハン・シュトラウス シュネル・ポルカ おしゃべり Op.245

         ウィーンフィルメンバー、クラリネットのオッテンザマーを中心に1990年に結成されたアンサンブル。
         バイオリン3、ビオラ・チェロ・バス各1、フルート・オーボエ・クラリネット各1、ファゴット・ホルン各2で
        交響曲までカバーしてしまいます。

          メンバーの交代はときにある模様で、私は以前と聴き比べているわけではないのですが。

          まだ、こなれていない・・・というのが第一印象かな。毎夜毎夜オペラをあうんの呼吸で奏でている
         彼らならではの、薫りたつような音楽を、私はウィーンフィルメンバーのアンサンブルに期待しているんですが
         昨日は、厳しさの漂うアンサンブルでした。
          いや、素晴らしかったんですけどね。正確で、、音にはりがあって、きりっとしてて。
          (違うプログラムで、また彼らの演奏会に行く機会があるので、日本中?を演奏して回ったあとに、どれぐらい空気が
         変わっているか、期待してます)
          
          小編成の交響曲については、音色の変化まで各パートについて把握できるので、これはこれで、とても
         楽しいものでした。

           それと。私のバイオリンのレッスンメモに「おへそに重心を感じて、その重心移動で弾く」という趣旨のことを書いた
          部分があるんですが、コンマスのキュッヒルさんが、「ロマンス」のソロを立って弾いていたときのこと、
          おへそで重心移動していて、ちょっと嬉しかったです。「あっ、おんなじ〜」って、ちょっと失礼・・か。


      ウィーン・ヴィルトゥーゾ(2001年12月17日)

          オペラシティ  「魔弾の射手」より オーボエとクラリネットのための小アリア 7番
                                 ビオラとクラリネットのためのロマンスとアリア 13番
                    ビゼー  フルートのためのカルメン幻想曲
                    スッペ   「美しいガラテア」序曲
                    ヴルディ/バッシ クラリネット協奏曲「リゴレッ・ファンタジア」
                    R.シュトラウス/プリホダ バイオリンのための「薔薇の騎士」  ほか

                    アンコールには ラデツキー行進曲も

         ウィーンフィル・メンバーのアンサンブルの一つ。12/5の王子ホールに続いて、日本公演最終日にも
        行ってきました。

         12/5の日本ツアー初日の王子ホール公演とは、随分雰囲気違いました。
         オペラ系のプログラムが多いからかな。管楽器がたくさん吹いて弦が支えるという場面が多いからかな。
         オーボエのガブリエルさんと、フルートのフルーリーさん辺りの、盛り上げ方が、全体の印象を柔らかく
        楽しいものにしてました。
         そして、音の最後の余韻がよかったです。 オペラシティというホールの影響も大きいのだろうな。
         ↑曲の最後だけでなくて、曲の途中の音。 
         アンコール最後のラデツキー行進曲で、気分はニューイヤーコンサート、ムージックフェライン???



      N響・第17回オーチャード定期(2001年12月19日)

          指揮シャルル・デュトワ   Vnワディム・レーピン

          歌劇「ウィリアム・テル」序曲  チャイコフスキーVn協奏曲
                           (レーピンのアンコール曲はパガニーニのヴェニスの謝肉祭)
          「魔法使いの弟子」  フォーレのパヴァーヌ   「ローマの松」

          配付されたプログラムでコンサートマスターの山口裕之さんが「オーチャード定期は、ほかの公演にない
         プログラムが魅力」と語っていたけど、ほんとに。
          叙情たっぷりのフォーレのパヴァーヌ、美しい旋律と迫力の「ローマの松」・・ 楽しかったです。

          レーピンのパイオリンは、音色が太くてゆったり聴かせるし、N響の弦も厚みがあってパワーはあるんだけど
         彫りが浅いチャイコフスキーになっていた印象があるのは、レーピン? N響? デュトワ?
         オーチャードホールだから????(チケット代を惜しんで、3階後方の席にしてしまんだ)
          いずれにしても、もっと歌心を感じたかった気がするような・・



       ズッカーマン&ベルリン・シュターツカペレ(2002年1月28日)

         ベートーベン バイオリン協奏曲ニ長調   Vn ピンカス・ズッカーマン
            々     交響曲7番

         指揮 ダニエル・バレンボイム    於)東京文化会館

         ニーベルングの指輪上演に来日中のベルリン国立歌劇場の日本公演特別演奏会。

         ズッカーマンのベートーベンの協奏曲は、こんなに悲しく歌う曲なのね・・・・って感じ。
         1楽章の後半や2楽章のひそやかに可憐に歌うところが、それはそれは見事でした。
         3楽章の朗々と歌うところも、力強い太い音で、心地よかったです。

         それと、弾き方がゆったりとしていて、見ていて、とても気持ちがよかった。肩〜上腕〜肘が描く「弧」が
        とても綺麗でした。

         ベルリン・シュターツカペレは管楽器がとても好印象。交響曲7番の3楽章とか、とってもあでやか。
         歌っているかのようでした。

        (あ〜、明日のズッカーマンのブラームスのコンチェルトも聴きたいなぁ・・。でも行けない。。。)


     五嶋みどり&ピッツパーク響(2002年2月23・26日)

       2月23日  指揮 マリス・ヤンソンス    横浜みなとみらいホール
 
      R.シュトラウス 「ばらの騎士」ワルツ、 ブルッフのVn協奏曲1番、 ブラームス交響曲1番
     (アンコールは 五嶋みどり  バッハ無伴奏バイオリンソナタ3番 4楽章アレグロ
               オケは  ハンガリー舞曲5番 と 「眠れる森の美女」アダージョ)

       S席22000円(なんて高い!)を奮発して、五嶋みどり聴きたさ、観たさに、ステージ3列目を確保したため
      曲全体の印象とかはあまりよく分からなかったんだけど。

       管楽器とか、スパーンときれよく、すっと気持ちよく音の出るオケ、それでいて適度なまろやかさも
      あって、ハリウッド映画のような気がしないでもないけど、アンコールの「眠り」のアダージョなんて
      とてもよかった。

       五嶋みどりのバイオリンは、(いい意味で)繊細な曲作りで、クリアーな音をひと粒ずつ聴かせてくれて
      旋律の流れが、1つずつ、すごくうまい具合におさまる感じで、私、好きです。
       何か、ひとつ突き抜けたみたいな顔つきになっている気もするような?

       響きがどうこう、オケとの溶け合い方がどうのと言える席ではないのだけど(とにかく近過ぎて・・)
      やっぱり協奏曲はいいなぁ。(彼女はここのところ日本公演はリサイタルばかりでした)
       曲として、スケールが大きいもの。 

       アンコールのバッハの無伴奏ソナタも、とてもよかったです。  


       2月26日は東京文化会館で ショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲と ブラームスの交響曲1番

         う〜ん。。。。やっぱり私は、ショスタコーヴィチの歌心はやっぱり分からないみたい。。
         五嶋みどりは、彼女の世界ができているのは分かるし、それがすごく繊細な響きであることも
        分かるんだけど、繰り返しいつも聴いていたい・・という感じは私は持たないかもしれない。

         (↑この感覚を、知人が説明つけてくれました。「うまいし、パワーはあるし、う〜ん、すごい〜」と
           目をみはったあとに、「は〜〜、つかれた」って感じではないかと。
          「いつまでも、余韻にひたって、『あぁ、しあわせ〜♪』っていうほうが、きっと好みなんだよ」、と。
          私は、いやし系が好みなのかぁ、と今ごろ認識。)  

         ピッツバーグ響は、ブラームスが弦の厚みをいかした曲を作っているのをとてもうまく表現している
        みたい。オケの弦の厚みがいいのか、ブラームスがいいのが、まあ、きっとどっちもなんだなうな。
         
         今日のアンコールは ハンガリー舞曲5番と ビゼー「アルルの女」のファランドール


 オーギュスタン・デュメイ&マリア・ジョアン・ピリス(2002年4月5日)

  王子ホール   ベートーベンのバイオリンソナタ1番、5番スプリングソナタ、9番クロイツェル

  
音がストレートにとんでくるホールのせいか、もっと繊細なイメージかと思っていたのと違って
  相当にパワフルな印象の1曲目。

  2曲目のスプリングソナタからは、こちらが慣れたのか?、耳に覚えがいいからか?
  ものすごく自然に聴けました。

  デュメイのバイオリンは、技巧を凝らすというふうではなく、はりのあるまろやかな音で
  安定して聴かせてくれる。ボーイングの右手の動きとかも、本当に自然で、無理がなくて
  いい感じ。ピリスのピアノとのよびかけあいも見事でした。

  スプリングソナタって、正にバイオリンのための曲と思っていたんだけど、ピアノとのデュオ曲と
  改めて認識した、このデュオ・リサイタルでした。 


 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(2002年4月15日)

  サントリーホール    ジェイムズ・コンロン指揮

  
R.シュトラウス ドン・ファン 、ばらの騎士組曲
  ワーグナー 「リエンツィ」序曲 「さまよえるオランダ人」序曲 「タンホイザー」序曲 アンコール 
  (アンコール) 「ローエングリン」第3幕への前奏曲

  リエンツィは最高。厚い弦の盛り上がりと、太い管の響きを堪能しました。

  ワーグナーって、序曲だけでも、ものすごいドラマがあることを改めて発見。
  バロックが俳句や短歌であるみたいに思えてきた。



五嶋みどり&NHK交響楽団(2002年6月24日)

  指揮 クラウス・ペヒター・フロール     NHKホール
        メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」序曲
        バーバー バイオリン協奏曲作品14
        チャイコフスキー バイオリン協奏曲ニ長調作品35

  スペシャルコンサート〜青少年と共に〜
  
  と、名づけられた公演でしたが、 割増料金で一般客を聴くことができました。

  3階中ほどのステージからはかなり距離のある席でしたが、五嶋みどりの冴えた
  ピアニシモは音の細かい揺れまで響いてきました。

  2月にピッツバーグ響とのブルッフの協奏曲を聴いて「繊細な響き」って印象を持って
  今回はチャイコフスキーの協奏曲という 一回り大きな曲を聴いて
  今日は、スケールの大きさみたいなものもとても感じました。

  2楽章を余裕を持って歌っていく技術と、恐らく自分への自信と・・、
  素晴らしい演奏を聴かせてもらいました。


PMFウィーン(2002年7月15日)

  第一生命ホール
  PMF音楽祭参加のウィーンフィルメンバーによる演奏会

  Vn  ヴェルナー・ヒンク  エックハルト・ザイフェルト
  Va  ハインリッヒ・コル 
  Vc  ゲルハルト・イーベラー
  コントラバス ミヒャエル・ブラーデラー
  クラリネット ペーター・シュミードル
  ホルン  ギュンター・ヘーグナー
  ファゴット ミヒャエル・ヴェルバ

  モーツァルト クラリネット五重奏曲
  ベートーベン 七重奏曲
  (アンコール ヨハン・シュトラウスのポルカ「浮気心」)

  モーツァルトのクラリネット五重奏曲は、クラリネットの音色の変化に
  目をみはる思い。

  ベートーベンの七重奏曲は、2楽章の管楽器が際立つところが
  とてもかっこよかった。



ムーティ&スカラフィル(2002年9月2日) 

  サントリーホール

  ウィリアムテル序曲  「眠りの森の美女」
  ブラームス交響曲2番  アンコールはベッリーニの「ノルマ」序曲

  ウィリアムテル序曲といい、ブラームス交響曲2番の2楽章といい
  チェロが明るくカッコイイプログラムだった。
  フルートも明るい音色(ウィリアムテル序曲)。

  LA席で、ムーティの動きひとつひとつに注目!
  ブラームスの2番、1楽章はとても素敵だったけど、後半の盛り上がり方が
  結構単純だった気がしないでもない。音色は、好み管楽器も弦楽器も好みでした〜



諏訪内晶子&バーミンガム市交響楽団(2002年9月30日) 

 サカリ・オラモ指揮     横浜みなとみらいホール

 エルガー  コケイン序曲
 シベリウス  バイオリン協奏曲  交響曲2番

 (アンコール)  フィランディア  悲しきワルツ

 諏訪内晶子のバイリオンの音色、とっても艶やかで素敵だった。ハイフェツゆかりの
 ストラディヴァリウス・ドルフィンにかえたのはl2000年の夏だったっけ?、
 私が聴いたのはその前で、前は、すごく上手なんだろうがそれ以上のものが聴こえてこない
 ・・・って感じだったけど、(偉そうに、書いてますね。。すみません)
 すごくスケールが大きくなったみたい。
         前に聴いたのは1999年2月のワシントンナショナル交響楽団との
         チャイコフスキーの協奏曲と
         1999年6月 デュトワ指揮のモントリオール響のスコットランド幻想曲。
         いずれもみなとみらいホール。

 CDで、この音色がどれだけ聴けるか分からないけど、諏訪内晶子のシベリウス、CDでも
 欲しくなったなぁ。2002年9月発売。

    ピアニシモが、あまり届いてこなかったことだけが残念。。。
    やっばり、日差しがあって、影ができて・・・その影の部分をもっと聴かせてほしいような。

 ただ、オケとの絡みでは、諏訪内だけ艶やかで、あとは伴奏だったみたいな気もする。

 でも、オケだけのシベリウスの交響曲2番なんかは、聴きごたえあり。  
 1楽章、冴えた音で聴かせていって、4楽章をものすごくドラマチックに。

 アンコールの悲しきワルツ、弦と、最後にフルート・クラリネット・ホルン2本だけの管楽器が
 登場するシンプルな曲。シンプルでありながら、渋さが光っていたわ。



五嶋龍&フィルハーモニア管(2002年10月25日) 

 アシュケナージ指揮     サントリーホール

 チャイコフスキー 「ロミオとジュリエット」序曲
             バイオリン協奏曲
             交響曲5番

 目玉はなんといっても五嶋龍のコンチェルト。

 爽やかな、のびやかな チャイコフスキーだった。瑞々しいというか。
 でも、音のふくよかさに欠けるというか、
 音の響きがとんがって聴こえるところもあったりして(特に高音)
 「ストラドやガルネリを弾くと違うのかなぁ?」なんて余計なことも頭にちらついてしまった。

    響きのまろやかさが物足りない気がした私はLAの一番LB寄りだったのですが
    私のバイオリンの先生は、同じく2階席でもR側から聴いていて
    「すごく響きが伝わってきて、とてもよかった。音と音をすものごくまろやかにつないでいた」と
    感じたそうなので(裏板から響いてきた???)
    「私の席はかなり直線的に音が飛んできたのかしら?」という仮説もあり。

 まだ線もほそーい感じ。
 これからの成長をみんなで楽しみにしていく子なんだろうなぁ。
 なんてったって、まだ14歳。

 オケだけの交響曲5番は、アクがなくて、とても心地よい演奏。
 木管楽器で始まる1楽章、ホルンがとにかく聴かせてくれる2楽章(続いていくテーマ)
 やっぱり、いいわ、チャイコフスキーの交響曲5番!
 
 もう、「これだけ弾いて、これ以上あとはやれるものはない」という趣旨なのか?
 アンコールはなし。
 でも、満足。 



ライナー・キュッヒル(2002年10月30日) 

 サントリーホール    小ホール

 ベートーベン バイオリンソナタ ニ長調 Op.12-1
 ブラームス バイオリンソナタ第3番 二短調 Op.108

 ストラヴィンスキー イタリア組曲
 ヴュータン アパッショナータ(熱情幻想曲)Op.35
 サン=サーンス 序奏とロンド・カプリッチョーソ Op.28
 ヴィエニャフスキ 華麗なるポロネーズ第1番 Op.4

 (アンコール) シューベルト 二重奏曲 3楽章
           クライスラー 中国の太鼓
           ブラームス スケルツォ
           クライスラー  ジプシー奇想曲 
           サラサーテ(ルッジェーロ・リッチ編曲) ホタ・アラゴネーサ

 ウィーンフィルのコンサートマスターのキュッヒル氏のソロリサイタル。

 ものすごく楽器が鳴ってたし、確かな技術があって、とっても安定して聴こえるんだけど
 (すごく偉そうな言い方をしてしまえば)「色気」が足りなかったかも?

 とっても変化に富むバイオリンの音色を聴かせてくれて、それはそれは
 聴きごたえのある演奏会ではあったのだけど。
 
 これまでキュッヒルさんといえば、オーケストラでの演奏や小編成のアンサンブルを聴いていて
 毎夜毎夜演奏をともにしている(ウィーンの)ほかの奏者との間の合わせる息づかいみたいな
 楽しさが感じられてた。
 でも、今日はソロリサイタルだったから、それもなくて、結構厳しい「お手本の披露」みたいな
 感じかな。
 タメにはなったんですけどね。
  
         長くキュッヒルさんの演奏を見ている人に
         楽器をストラディバリに換えてから、弓の持ち方にフランス式?を随所に採り入れて?
         弾くようになった気がする・・・という話も聞きました。



ペーター・シュライヤー 「冬の旅」 (2002年11月21日) 

 東京オペラシティ コンサートホール

    アンコールはシューベルト Op.96-3 D678 山々に憩いあり  

 どれぐらい良かったかって、
 バイオリンのレッスンを半分に減らして声楽を習いに行きたいと思うくらい
                                   ・・・きっと行かないけど
 演奏会のプログラムを滅多に買わないこの私がプログラムを買うくらい
                   ・・500円とリーズナブルな価格設定だったこともあるけど
 素晴らしい歌声でした。

 響きが、すごくいいの。
 あんなふうに空気を(バイオリンでも)震わせることができたら、
 どんなに素晴らしいか。

 歌は、CDより、やっぱり「生」のほうがずっといいですね〜
 響きの感じ方がまるっきり違うみたいです。


ウィーンリングアンサンブル(2003年1月7日)

 サントリーホール

    アンコールに パスマンのチャールダシュ   美しく青きドナウ  ラデツキー行進曲

 ウィーンフィルメンバーによるアンサンブルで、例年1月に来日して
 ニューイヤーコンサート風にワルツやポルカをたくさん聴かせてくれるのが楽しみ。

 そして、アンコールには 美しく青きドナウや ラデツキー行進曲も。

 フルートのシュルツさんというおじさまの芸達者ぶりも お正月気分を盛り上げてくれました。

            いいわ、楽しくて♪



ギル・シャハム & 東京都交響楽団(2003年3月20日)
  ベートーベンのバイオリン協奏曲   
   ベルリオーズの 幻想交響曲 

   金聖響 指揮        東京交響楽団

 数年前 ギル・シャハムがN響と共演したブルッフのスコットランド幻想曲のテレビ放送が
 私のクラシックへの扉の大きな1枚だったわけで
 あまり冷静には聴けない演奏会だったかもしれないけど。

 ギル・シャハムは 相変わらず
 猫背で姿勢悪い感じするのがどうも気になるんだけど
  (東京文化会館の2階席で、ステージから遠かったから余り気にならなかったけど↑)
 澄んだ明るい音色の彼の演奏は、私、とっても好きです。

 ベートーベンのバイオリン協奏曲って 「美しくも悲しい」って形容したくなるイメージ
 だったけど ギル・シャハムのは ひと味違うみたい。

 ノリが良くて 掛け合いの魅力にあふれてて、楽しさを感じるベートーベンでした。。

 第3楽章で、「ファゴットってこんなに素敵なんだ〜」というのも初めての発見。
       (ファゴットファンの皆様、今更 ごめんなさい。。)
 
 CDの販売コーナーで ギル・シャハムがビバルディの「四季」を録音していることを
 知った。 ちょうど カルミニョーラ&ヴェニス・バロックオーケストラ版を聴いたところでも
 あるし 後で買おうかな・・・って、ちょっと検討中。



スカラ室内管弦楽団(2003年9月22日)

  紀尾井ホール

 オーボエ、クラリネットあたりは よくあれど(?)
 ファゴットソロの合奏協奏曲、コントラバスソロの合奏協奏曲あり。
 もう、ほんとにアンサンブルの様子が楽しそうで
 楽しめた演奏会でした。


五嶋龍&バンベルク響(2004年2月28日)

 シベリウスの協奏曲 ほか 五嶋龍のアンコールは バガニーニのカプリース5番

 1楽章の途中で 弓の毛がばさっと落ちるトラブル。
 すぐに 2ndバイオリンのトップの人の弓を借りて 少し前からやり直したけど
 とたんに楽器が鳴らなくなってしまった。

 3楽章になるときに 弓が戻ってきて
 ロック少年らしい3楽章。


庄司紗矢香&ロンドン響(2004年3月12日)

 シベリウスのバイオリン協奏曲    アンコールはサリネンのカデンツァ

 ものすごく 完成度の高い演奏だったと思う。

 3楽章は チョン・キョンファみたい?な パワーのある 
 エキゾチックな オリエンタルな? ジプシーを思わせるような?
 ちょっと 何とも言い難いパワーを感じさせる演奏。