山の話                       

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丹沢・三ノ塔山頂
丹沢・岳の台
丹沢・鍋割山
丹沢・葛葉川本谷
One of the「世界で最も美しい散歩道」丹沢
One of the 「世界で最も美しい散歩道」屋久島

         

       丹沢・三ノ塔山頂(2000年11月10日)

        とっても美味しくお茶の飲めるところがあります。
        小田急線秦野駅からヤビツ峠行きのバスに乗って終点下車。徒歩約1時間。
       ただし、ほとんど登り・・・  でもね、そうすると、とっても眺めのいい丹沢・三ノ塔の
       山頂に着くんです。
        南には秦野の町が広がって、その向こうには相模湾。三浦半島と半島と伊豆
       半島が(晴れていれば)くっきり左右に伸びています。初島や伊豆大島が見えることも
       まれではありません。振り返れば、丹沢の緑濃い山並みがずずずーっと続いている。
       三の塔から塔之岳へ続く尾根道は、見ているだけでも気持ちのいい眺め。(見ている
       だけのほうが、かえっていい???)
        ねっ、登り1時間だけなら何とかなる気がしてきませんか?
        下が草地でないというのは、お茶の場所としては減点1かもしれませけど、あまりに
       開けた眺望だということを酌んで、勘弁してやってください。
        自宅からテルモス(保温のできる魔法瓶)にお茶を入れていってもいいけど、景色を
       ぼうっと眺めながら、コンロに火をつけて、お湯をシュンシュン沸かして、あつーい
       コーヒーや紅茶を入れて飲むというのも、とても豊かな気持ちになります。
        日帰りでヤビツ峠から塔之岳を往復することもできますが、のんびり三之塔でひなた
       ぼっこしていても、十分幸せ。だって、塔之岳に登っちゃうと、塔之岳の姿って見えなく
       なっちゃうし。



       丹沢・岳の台(2000年11月17日)

        岳の台がシーズンを迎えました!
        丹沢ヤビツ峠から、わずか30分のところにある小ピークです。
        お手軽だけど、眺めは最高! 大山が背後にそびえ、あずまやの上になる展望台に
       登れば、富士山まで見える!! くっきりと晴れて、目のいい人なら、レーダードームまで
       見えるかもしれない。
        ただ、ここは背の高い草が多いので、草が枯れた晩秋の小春日和をねらいましょう。
        ちょっとした窪地のようにもなっているので、秋から初冬の日向ぼっこは本当に気持ち
       いいです。
        少し前までは、ヤビツ峠からすぐに西側の山道を登っていましたが、今は峠から北側に
       ちょっと下って、保水のための植林をしているところを左に入ると、登りが半分近くに
       減ります。趣にはちょっと欠けますが。 



       丹沢・鍋割山(2000年11月27日)

        晩秋から初冬にかけて登りやすい山です。行程がそんなにきつくないし。
        小田急線渋沢駅から大倉行きのバスに乗って終点下車。大倉より一本西の四十八瀬川の
       沢筋に沿った林道を入ります。旧登山訓練所の裏から山道に入って、最初は少し急
       かもしれないけど、葉が落ちたあとの木々の下を登っていくのって、木漏れ日がきれいで
       足元の感触が心地よくて、初冬ならではの味わいです。
        鍋割のピークは明るく開けたところなので、これまたのんびりお茶でも沸かしてランチ
       タイム、もしくはティータイムをどうぞ。
        山で食べるインスタントラーメンって、妙に美味しいです。

        (ちょっと脱線・・・公園で過ごすのもそりゃ楽しいんですが、火の気を使えないのが
       淋しいんですよね、特に冬は。別に焚き火をしようってわけじゃないんですが、小さな
       コンロを使ってお茶を沸かすだけで、とっても幸せになれるのに)

        帰りは、寄(やどろぎ)方面に下りると、お茶畑が広がって、大倉側とはまた別の景観
       です。

        何だか私は余りにも大倉尾根を避けているようですが、そうなんです、大倉尾根は
       私の鬼門。神奈川に移り住んだときの最初の出会いが悪かったのかなぁ。木が少なくて
       土むき出しの登りが延々と続いて、登山者が多いから階段状に整備されているんだけど
       それがまた登りにくい。丹沢に行くときは、できるだけ大倉尾根は避ける、せめて下りに
       しか使わない、こんなふうになってしまいました。


         葛葉川本谷(2001年05月11日)
        
日差しが肌をじりじり焼くようになるこの季節、山頂に至る道へは、尾根を額に汗して
         歩くより、沢を遡っていくほうが断然快適です。(湿っぽくて嫌だという人もいますが)
          ときには滝のシャワーを浴びたり、淵で泳いだリ、真夏にはソーメン作ったりして
         私は「沢登り」が大好きです。
          丹沢の菩提から入る葛葉川は、沢登り入門者でも楽しめます。縦走路にある岩場より
         ちょっと難しい程度の登りの連続で、丹沢の表尾根の三ノ塔に一気に登り詰めることができます。
         厳しいところには巻き道もちゃんとついてます。
          最後の大きな(?)滝の下は、絶好の休憩ポイント。明るい谷に、空が三角形に広がって
         とっても気持ちいいです。
          登り口の「葛葉の泉」は、湧き水をくみに来る人やバーベキューを楽しむ人で、週末は
         車を置く場所にも困ります。小田急線秦野駅からバスで菩提へ入ることをお勧めします。
          東京周辺、関東周辺、また関西周辺、九州など、沢登りのルートだけに絞ったガイドブックも
         出ています。



     One of the「世界で最も美しい散歩道」丹沢(2000年11月28日)

       「世界で最も美しい散歩道」といえばニュージーランドのミルフォードトラックを
      指すようですが、出かけた人によれば、雨の多いところで「しっとりとした森と渓谷が
      魅力」であり、実のところちょっとイメージ違っていたってな話もあるようです。
       そこで、(図々しくも)私、森野たぬ版「世界で最も美しい散歩道」を。
       件のミルフォードトラックにならって、少々山岳的な傾向に走ってしまいますが、
      お許しください。

       まずは、丹沢の蛭ケ岳〜丹沢山。蛭ケ岳は丹沢の最も奥に位置する高峰で、
      よほどの健脚でなければ日帰りは無理なんですが、出かけてみると、ゆったりと
      静かな山旅を楽しめます。富士山が手に届くかのように目の前にそびえて、草地に
      寝転ぶとまーるい空。(意外にも深い)丹沢の山並みを眺めながら、明るい森と
      気持ちのいい草地を行く縦走路が続きます。「山歩きってなんて楽しいんだろう」って
      ルンルンと歩ける道です。(水が豊富でない点も要注意)
       足に少し自信がある方は、丹沢塔ノ岳に登る機会にせめて、丹沢山方向に少し足を
      のばしてみて下さい。塔ノ岳の喧騒がうそのよう、別の丹沢の魅力に触れられる
      かもしれません。塔ノ岳の奥に丹沢の美しさアリというわけで。

       

        One of the 世界で最も美しい散歩道・屋久島(2001年04月06日)
      

         屋久島中央部には、島内最高峰の宮之浦岳の少し西側に、永田岳が控えています。
         この永田岳から、島の一番南西の端の集落 栗生まで下る道が、とても楽しく歩けました。
         私がこのルートを歩いたのは5月の連休だったので、有名な屋久島のシャクナゲの花には早かったですが
        緑濃い照葉樹の森の道でした。 途中 1つだけ 膨らんだシャクナゲのつぼみを見つけた言わばの景色は
        十年以上たった今も心に残るまぶしさでした。
         屋久島といえば、もちろん縄文杉をはじめとした屋久杉も神々しい姿で、人の流れもそちらが多いようですが
        私は「照葉樹の森」の美しさが忘れられません。
         初めて出かけた夏のこと、あまりに続く雨に、高塚小屋という縄文杉近くの避難小屋で数日を過ごしていました。
        小さな窓から見えるヒメシャラの木が、とても美しかったです。
                 ヒメシャラは、伊豆半島辺りから生えているそうですけど。
         ヒメシャラの花が落ちた沢の水も「甘露」の一言でした。

         それから、もしゴールデンウィークにお出かけになる方がいらっしゃいましたら、屋久島の柑橘類
        タンカンがもしかしたら最後の最後で味わえるかもしれません。(本来は2月〜3月がピーク)