絵本&児童書   大人が読んでも面白い!      

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鳥の巣の本
はるかなるわがラスカル  
農場に暮らして
よあけ
魔女の宅急便その3
Color Dance  
かえでがおか農場のいちねん
           

       鳥の巣の本(2000年11月10日)

         鈴木まもる著     岩崎書店

         私は野鳥の会にも入っていないし、バードウォッチャーでもないんですが、でもこの
        本は楽しいです。
         いろんな鳥がどんなところに住んでいるか、巣はどんな形か、巣の中はどうなっているか、
        きれいな絵で説明してあります。
         別にこれを見て物知りになろうとか、鳥を探しに行こうとか、そんな野心はありませんけど、
        とっても心和む本です。

  

       はるかなるわがラスカル(2000年11月13日)
 
         スターリング・ノース 小学館ライブラリー

         御存じ、アニメ「あらいぐまラスカル」の原作。でも、原作のほうがずっと味わい深いです。
         アニメに見られる主人公の少年のこましゃくれた感じは全然なく、むしろ洞察深く自然や
        周囲の人々と接しているところがとても好ましいです。
         英語の本も、ペーパーバック、ハードカバー、それぞれ出ています。



       農場に暮らして(2000年11月18日)
  
         アリソン・アトリー  岩波少年文庫511

        はたして、これをどれくらいの「少年」が面白いと感じるか、結構難しいだろうな・・・
       私が子供のころは、まだ夜があって、昼でも闇があったし、大きな木の下にいるだけで
       何時間も遊べたりしたもので、そんな記憶から、19世紀末のイギリスの農場で暮らす
       幼いスーザンが愛しいのかもしれません。
        スーザンのように、風の音や、木の声や、部屋に置かれた家具の気配に耳を澄ますこと
       なんて、なかなか今の日本では大人も子供も難しい。もろもろの雑音?から耳をふさぐだけでも
       精一杯です。
        岩波少年文庫は、かつての版から一回り大きくして、いろんな本の再発行を始めました。 



       よあけ(2000年11月23日)

         ユリー・シュルヴィッツ  福音館書店

        夜が明けるころの空気って独特なものを感じます。透明で、どこか神聖で、空も刻々と
       色を変えていく。とても好きな時間です。
        この本は、夜明けの空と湖が何とも言えぬ美しさで描かれています。
        同じ作者の ゆき という絵本は、あすなろ書房からの出版です。



       魔女の宅急便その3(2000年11月29日)

         角野栄子  福音館

        ジブリのアニメ「魔女の宅急便」の原作のほうは、この秋、第3巻が発売されました。
        目に見えないものにあおられたり、周囲の状況に揺れたりするキキちゃんが、何だか
       我がことのようです。
        大人になっても、自分にとって何が一番大事かってことを時々忘れてしまったり、自分の
       今いるところを見失ってしまったりするんですものね。



        Color Dance(2000年12月18日)

        Ann Jonas 作  米Greenwillow Book社

        アメリカの絵本で、1年ほど前に近所の書店で検索してもらったときは国内
       在庫ゼロでした。現況は不明です。日本語版もありません。
        と、ちょっと敷居が高いのですが、とても素敵な本なので紹介します。
        3人の女の子が、それぞれ赤、黄、青の布を持って踊ります。布が重なる
       ところは、絵の具を混ぜたかのように緑に描かれ、橙になり、紫になり、また
       それが重なり具合で少しずつ変わって、パープルとバイオレットとか、バーミリオンと
       レッドとか、微妙な色合いの違いまで表現されています。
        英語による色の言い方も新鮮でした。シャルトリューズってお酒の名前としか
       思ってなかったけど、色の言い方にも使われるんですね。いやいや、お酒が先か、
       色が先か、そこまで知らないんですけど。
        ちなみにISBNナンバーは 0-688-05990-2  です。ソフトカバーのものは
       円換算で数百円、ハードカバーのものは二千円近かったです。(書店で取り寄せて
       もらうと、倍近くの値段になるかもしれません)


        「かえでがおか農場のいちねん」(2001年01月26日)

        アリス&マーティン プロンベンセン   ほるぷ出版

        北米の農場の様子が1月から順に12月まで描かれています。
        
        「6がつのつぎは 7月。 ほしのない まんげつのよるは、なかなか ねむれません。
         みみをすますと、いろいろなこえが きこえてきます。
         カエルは、けろけろ。 コオロギは、ころころ。フクロウは・・・(略)・・・
         ポーチに いる おじいさんたちは、ひくいこえで むかしばなしをしています」
        
        ポーチに座って語り合う大人たちの姿が、とてもいい雰囲気です。
                夜はこんなふうに過ごしたい。

        大晦日には
        「としをとった フクロウだけが おきています。
         あたらしいとしを むかえるために。
         いいえ、シカも いました。すこしの しおと こぼれた
         ほしくさを たべに、 そーっと なやの うらにわに ちかよっています」

         最後のページには、雪に覆われた農場の全景が、小さな枠の中に美しくおさまっています。