バレエも大好き                

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                                                 ダンサー覚書

「私のバレエ事始め」

(バレエ作品あれこれ)

白鳥の湖
ドン・キホーテ
2つの「くるみ割り人形」
バヤデルカ(ラ・バヤデール)
ジゼル

(以下、バレエ公演見てある記)
2002年
レニングラード国立バレエ「ドン・キホーテ」(2002年1月16日)
アメリカン・バレエ・シアター(2002年9月12日・18日)
ロシア国立ボリショイ・バレエ団(2002年9月27日) 
2001年
レニングラード国立バレエ(2001年01月11日)
Kバレエ2001(2001年03月02日)
東京バレエ団「ジゼル」(2001年9月4日)
ニナ・アナニアシヴィリ&ボリショイバレエのスターたち(2001年9月16日)
2000年
デンマークロイヤルバレエ(2000年04月21日)
新国立バレエ・吉田都(2000年07月03日)
キエフバレエ(2000年07月21日)
Kバレエカンパニー(2000年11月06日)
キーロフバレエ(2000年12月06日)

        

  「私のバレエ事始め」

     木梨さん、有り難う

       1999年、テレビのバラエティ番組でタレントの木梨さんを中心にバレエ団が結成されました。
      もちろん木梨さんはバレエはド素人。
       これが面白かった! 木梨さんはバレエは素人でも、芸人としてはものすごいプロなんだなぁと
      思いました。キメルことを知っている。彼が踊ると様になるんです。
       そこで私、どうしても本物の舞台が観たくなって、バレエ公演というものにも行きました。
      良かったー、きれいだったー、楽しかったー!と三拍子揃っていました。
                
観ているとき、観終わったときの幸せ度が、ものすごーく高かったです。
                現実から、バレエの舞台の中に気持ちが入り込んでいきました。

       オペラのように言葉の壁がないので、かえって入りやすいかもしれません。話の筋を追おうと
      すると、「そんなことあるわけないぜ」とひたりきれませんが、純粋に美しい人たちの美しい踊りを
      楽しむだけでも、十分感動的です。
       ターンやジャンプは、踊る人の技量が一目瞭然なので、すごくいい踊りには拍手が沸き上がります。
      クラシックコンサートのように静寂さを保つわけでもないので、気楽な面もあります。


       「バレエの魔力」

        鈴木晶著。

        講談社現代新書の1冊です。「おじさんよ、バレエを観に行こう」というコンセプトで書かれた
       読むだけでも楽しい本です。
        楽しいだけじゃなくて、タメにもなります。
        私はずっと、「チャイコフスキーが生まれて白鳥の湖やくるみ割り人形を作曲するまで、
       バレエって一体どうなっていたんだろう?」って疑問に思っていましたが、この本で解決!
       「どうして長いスカート(ロングチュチュと言うそうだ)で踊るバレエと、短いスカートで踊るバレエが
       あるんだろう」っていう疑問も解決。中でも、バレエの代表的な作品を解説した項は素晴らしい
       です。公演で販売されるプログラムとは一味違った平たい言葉で書いてあるので、分かりやすさ
       抜群です。



      憧れのニナ・アナニアシヴィリ

        モスクワのボリショイ・バレエ団に所属するバレリーナです。
        まだビデオでしか観たことないんですが、ものすごい踊りをします。白鳥の湖の
       オデット役なんて、手に幾つ関節があるんだろうって感じ。それこそ白鳥に見えて
       きます。上背があって、割に大柄だから、また踊りが映える! 32回連続のターンも、
       軸が全然ブレてこなくて、スピードがものすごくある。オーケストラもこの人のターンの
       ときはテンポをわざわざ上げてくるみたい。彼女のドン・キホーテ出演のビデオも
       かっこいいです!
        プライベート生活を撮影したビデオも出ています。ものすごく人をひきつける瞳です。


        クラシック音楽とバレエはお友達

        クラシック音楽とバレエの関係は、チャイコフスキーさんが「白鳥の湖」を作曲
       したり、プロコフィエフさんが「ロミオとジュリエット」を作曲しているだけじゃないって、
       これも最近知りました。
        正統的?クラシック音楽に振りがつけられて、バレエとして踊られていたり
       するんです。
        ABT(アメリカン・バレエ・シアター)のガラ公演(スターたちがバレエの
      見せ場だけを次々と踊る公演)のビデオを見ていたら、プリンシパル級の4組の
       ダンサーが、ブルッフのバイオリン協奏曲1番の3楽章で踊っていました。
       バイオリンソロのときにはダンサーもソロで踊って、オーケストラが入るときは
       踊りも群舞になるという具合でした。
        熊川哲也さん率いるKカンパニーの2001年春の公演は、モーツァルトの
       交響曲ハフナー、タイスの瞑想曲、パガニーニのバイオリン協奏曲などが演目に
       なっているそうです。
        チャイコフスキーの弦楽セレナーデも観た!ことあります。


      ロマンティックバレエとクラシックバレエ

        バレエの起源は、イタリアのメディチ家からフランス国王のところににお嫁に来た
       カタリーナさんが宴会の余興として、舞踊集団を連れてきたとのこと。その後、
       舞台で踊るバレエの形に発展したと。
        で、フランスでは、19世紀前半に、爪先で立ってくるくる回る踊り方なんかも
       始まって、それをいかした「ラ・シルフィード」みたいな舞台も始まって、その辺の
       バレエが、いわゆるクラシック・バレエに先立つロマンティック・バレエなんだそうです。
       このころは、まだスカートが長いです。(ロマンティック・チュチュというらしい)
        ストーリー性が強くて、踊りはそんなに派手じゃないけど、とっても雰囲気のある
       舞台は、それはそれで魅力的です。
             トウ・シューズで踊れば、何でもクラシック・バレエみたいなんですけど、
             狭義のクラシックバレエといえば、その後19世紀前半に振付家プティパさんと
             チャイコフスキーさんがロシアで花開かせた、踊り重視でスカートも短くなって
             (クラシックチュチュというそうだ)「眠りの森の美女」以降のものになるそう。
                  クラシック音楽といえば、バロックがあって、古典派があって、その次に
                  ロマン派だけど、ばれはロマンティックバレエ→クラシックバレエ・・・・


        ローザンヌバレエコンクール

      
毎年1月〜2月にかけてスイスで行われる若いバレエダンサーのためのコンクールで、入賞者には
       留学のチャンスなどが与えられます。
         この模様は例年NHKで放送されて、毎年私はとても楽しみにしています。
        ファイナリストたちはそれぞれ、クラシックもの、現代ものを順に踊りますが、演目による
       得手不得手があったり、特に現代ものは振付の善し悪しによる印象の違いも大きい。
         一緒に流れる相当に辛口の批評も興味深いです。現時点での踊りの評価に加えて
       将来の課題とか、指導者への批判とか、持ち合わせる雰囲気の品格についてまで
       コメントは及びます。数年前まで、メチャクチャ厳しいおばさまの解説でしたが、ここのところ
       別の方に代わっています。それでも、十分に厳しい。
         ただ、ダンサー一人一人の個性を将来的に伸ばすための批評であって、本質的には
       温かいのですが。
         ゴールデンウィークのころに放送されることが多いです。

  

(バレエ作品あれこれ)

       白鳥の湖(2000年11月20日)

        バレエといえば、白鳥の湖! やっぱりこれは素晴らしい。「チャイコフスキーを生んでくれて
       有り難う」って、チャイコフスキーのお母さんに感謝したくなるくらい音楽もドラマチックだし
       (オーボエがとにかくカッコイイ! オーケストラピットものぞくと楽しいよ)
       踊りの場面がふんだんで、群舞は美しいし、ソロの踊りは魅せてくれる。
       結末が悲劇に終わるものと、ハッピーエンドになるものと、演出によって違うらしいですが
       私はハッピーエンドで楽しく盛り上がって終わるほうが断然好きです。主人公が死んで
       ブラボー!って、そりゃないと思うから。  



       ドン・キホーテ(2000年11月21日) 

        タイトルにあるドン・キホーテさんには何ら関係なく?ストーリーは進みます。
        ある町での若者たちの恋愛・結婚騒動みたいなもの。
        だから踊りの場面がとっても楽しいの。見せ場がたくさんあるバレエです。
        私は、とにかく盛り上がるバレエが好きなので、白鳥の湖ハッピーエンド版と、
       このドン・キホーテが、「二大・観て楽しくなるバレエ」なんですが。



      2つの「くるみ割り人形」(2000年11月24日)

       年末になると、音楽は第九、バレエはくるみ割り人形!ってな感じですが、実は
      このくるみ割り人形って、なんと、2つのストーリーがあるんです。
       一つは小さい女の子のクララちゃんが主人公。クララちゃんのクリスマスの夜のお話で、
      ねずみの大群とかもどこかユーモラス。レモネードの海を舟で渡って(白鳥の背にのって
      いったり、演出で違うけど)おとぎの国(?)に行ってからも、花の精やこんぺいとうの精が
     素敵な踊りを繰り広げてくれます。
       一方、マーシャさんという娘さんが主人公になると、王子さまとの恋のお話という
      要素も出てきます。
       どちらがお好きかは人それぞれだと思うんですが、幕があいて、はて違うぞとなる
      よりは、お出かけ前に確認することをお勧めします。
       ちなみに、現英国ロイヤルバレエプリンシパルダンサーの吉田都さんがバーミンガム
      ロイヤルバレエのプリンシパル時代に「こんぺいとうの精」を踊ったビデオが発売されて
      います。気品ある踊りがとても素敵です。このビデオはクララバージョンで、劇場開幕前の
      シーンとして、ドレスアップした子供たちが観劇に来ている様子が挿入されていたり
      クリスマスシーズンにはぴったりかもしれません。
       もう一つ参考までに。男の子が主人公になる演出もあるようです。


        バヤデルカ(ラ・バヤデール)(2001年01月24日)

        魅惑的なダンスシーン満載のバレエです。
        ロシア生まれのバレエだけど、舞台はインド。なぜインドの女性がチュチュで
       踊るか・・・とか、ささやかなご都合主義は余り気にしないように。
        戦士ソロルは、寺院の踊り子(のことをバヤデールと言うらしい)ニキアに
       恋しているが、王様には娘ガムザサッティと結婚しろって命令されて悩んでる。
       この三角関係に、ニキアに横恋慕している大僧正が絡んで、ニキアは毒殺されて
       しまう。
        悲しみにくれるソロルは、阿片におぼれ、ニキアの幻影をみる。この場面が
       すごい。ニキアが何十人も分身の術で出てきて(?)、群舞を繰り広げます。
        それと、ストーリーには関係のない、仏像の踊りってのが、また魅せてくれます。
        熊川哲也が英ロイヤルバレエのソリスト時代(プリンシパルになる前)に
       来日公演で仏像役を踊りました。ものすごい跳躍を見せてくれました。この
       公演はビデオで観ることもできます。
 


  ジゼル(2002年11月9日)

      切なさに胸をうたれる演目です。
        ジゼルが愛した人には、実は婚約者がいた。。。
        あまりの現実に、ジゼルは狂乱のはてに帰らぬ人となります。
        死して なお 愛する人を思う気持ちをどんなふうに表現されるか、演じ方によって随分
        異なるかもしれません。
        「バレエって、テクニックだけじゃないんだな、感情を体で表現するものなんだな」と。
 

  

       デンマークロイヤルバレエ(2000年04月21日)

        東京文化会館      ラ・シルフィード

        とても素敵で、上品な舞台でした。
       ただ、マイムで表現されるものが多いので、ストーリーを先に知っておかないと集中
       できないかもしれません。



       新国立バレエ・吉田都(2000年07月03日)
 
         新国立劇場      ラ・シルフィード
         
         英国ロイヤルバレエ団プリンシパルダンサーの吉田都さんがシルフィード役。
         彼女のシルフィードはポーズの一つ一つが本当に愛らしくて、はかなくて
        素晴らしかったです。初めての役だったそうですが、もうぴったり!当たり役だと
        思います。ジャンプやターンも軽やかで、本当にシルフィードのようでした。



        キエフバレエ(2000年07月21日)
 
          東京文化会館    白鳥の湖
           
          やっぱり白鳥の湖は面白い! 音楽もいいし、バレエシーンがどれも本当に
        楽しめる。日本人ダンサーの田北しのぶさんも、いい踊りだったと思います。
         世界のあちこちで、みんな頑張っているんですね。

  
         熊川哲也主宰のKバレエカンパニー(2000年11月06日)

          赤坂ACTシアター   カルメン  熊川哲也  ヴィヴィアナ・デュランテ

           大人のバレエとして、とてもよかった。
          舞台の照明がすごく雰囲気を出している。ただ、小道具のタバコと椅子が
          同じローラン・プティ振付のボレロにも使われていたので、何となく二番煎じの
          ように思ってしまった。
           休憩なし(約50分)の五場の構成。第四場の熊川さんの大ジャンプには、
          会場が皆、息をのんだ。ターンもジャンプもやっぱりすごい。
           相手役のヴィヴィアナ・デュランテも、めちゃくちゃ綺麗に踊る。さすがロイヤル
          バレエのプリンシパル。いろんなことが、ぴたりとキマルの。
           群舞のレベルも高かったみたい。
           残念なのは、音楽がオーケストラではなく、テープを使っていたこと。
           映画館の音のようにワンワン大音響で、それだけは悲しかったなぁ。


       キーロフバレエ「眠れる森の美女」(2000年12月06日)

        東京文化会館      オーロラ姫 ディアナ・ヴィシニョーワ
                      王子      イーゴリ・コールプ

       1890年版の資料を基に100年ぶりに全幕を復元したという公演です。
       無理して6時開演に駆けつけた甲斐がありました。とにかく素敵だった〜
       衣装や舞台のセットが品よく豪華で、照明も効果的。オーロラ姫は華があって
      踊りがとっても綺麗で、魅せられてしまいました。
       話の導入部はマイムでの表現が多くてちょっと辛いかもしれないけど、1幕初めの
      群舞はとーっても見応えがあるし、オーロラ姫が眠りに落ちてお城に蔦がからんで
      いくところなんて、ちょっともやのかかったような照明で、その色合いといい、舞台の
      造りといい、素晴らしい!の一言に尽きます。
       オーロラ姫の味方であるリラの精が王子を姫のもとへ導いていくところも、舞台の
      奥を舟が進んでいく・・・・すごく雰囲気がありました。
       キーロフバレエって、作曲のチャイコフスキーと振付のプティパが共同して数々の
      バレエの名作を生み出したサンクトペテルブルク・マリインスキー劇場のバレエ団です。

   
        レニングラード国立バレエ(2001年01月11日)

           オーチャードホール    キトリ  ピエトラガラ
                           バジル  ル・リッシュ

        ボリショイとか、英ロイヤルバレエに比べると、(バレエ初心者の私には)知名度
       いまひとつという印象だったんですけど、なんのなんの、めちゃくちゃ素晴らし
       かったです。
        今日観てきたのは、「ドン・キホーテ」。
        主役の客演のお二人、ピエトラガラさん(♀)と、ル・リッシュさん(♂)がすっごい
       踊りで魅せてくれたほか、ほかのソロを踊る方たちも、群舞も、ものすごく綺麗な
       踊りでした。ピエトラガラさん演じるキトリは、キュートで、でもって(スペインが
       舞台の話で)ラテンの雰囲気たっぷりで、とっても華やか。舞台の最後、
       グラン・パ・ド・ドゥでのル・リッシュさんのジャンプとターンにも感嘆する
       ばかりでした。ほかにも、「すごいよ、この踊りー」って人が次から次へ。
       また、そういう演目でもあったんですけどね。
        日本って、ホントにすごいです、こんなに素晴らしいバレエ団が、12月半ばから
       2月半ばまで、二か月にも渡って全国あちこちで公演してくれるんですもの。


       熊川哲也主宰のKバレエ2001(2001年03月02日)

        NHKホール  パガニーニの24のカプリース3番 バイオリン協奏曲1番3楽章2楽章、2番3楽章  熊川ほか
                 モーツァルトの交響曲35番ハフナー1楽章
                 マスネのタイスの瞑想曲  ヴィヴィアナ・デュランテほか
                 ドビュッシーの牧神の午後への毅然総局   アダム・クーパー・
                 ラフマニノフのラプソディ ヴィヴィアナ・デュランテ&熊川ほか

       ラプソディを踊ったヴィヴィアナ・デュランテのなんと美しいこと!
       ステージ奥の中央に現れてすっと立つ、その足の置き方といい、立ち姿が、もうそれだけで雰囲気がある。
      そこから、すすすーっと前に出てくる足さばきがこれまたとっても綺麗。
       熊川さんはジャンプ、ターンと見せ場の連続。ファンにはこたえられない演出だったと思うけど
      私にはちょっとアクロバティックに過ぎて、結構神経疲れました。それはそれは見事なジャンプとターン
      なんですけれど、過ぎると、かえって損なうものもあるんじゃないかと・・と思うのは余計なお世話・・ですね。。
  



        東京バレエ団のジゼル (2001年9月4日)

         マラーホフ&ジュリー・ケント客演   文京シビックホール

         一幕の初め、マラーホフとジュリー・ケントの二人の恥じらいとか そのあとの切なさとか、
        心にしみこんでくるような舞台でした。

         文京シビックホールには初めて行きました。休憩時間の飲み物&食べ物
がかなり混雑していました。
        すぐ近くにはコンビニもないし、ちょっと対策が必要かも?



        ニナ・アナニアシヴィリとボリショイ・バレエのスターたち(2001年9月16日)

         
ニナ・アナニナシヴィリ、セルゲイ・フィーリン、アンドレイ・ウヴァーロフほか  東京文化会館

         「白鳥の湖」第3幕のパ・ド・ドゥ
         「眠れる森野森の美女」ハイライト   ほか

         アンコールに、なんとドン・キホーテ!

         ニナ・アナニアシヴィリが魅せてくれました! 動きが速くて、正確で、かつ気品にあふれ、美しい!
            オーロラ姫だけは、いつもローザンヌのコンクールで清楚な清楚な踊りを観ているものだから
            ちょっとイメージ違ったけど。

         黒鳥と、アンコールのドン・キホーテのキトリと、ニナの32回転を、違う躍りで2つも見せてもらうことが
        できました。


         でもね、ニナの魅力はターンだけじゃないんです。
         すっと足を上げるポーズひとつにしても、とても優美なんですよ。



      レニングラード国立バレエ「ドン・キホーテ」(2002年1月16日)

         キトリ   オクサーナ・クチュルク       (於 オーチャードホール)
         バジル  ファルフ・ルジマトフ

         エスパーダ(闘牛士)  ドミトリー・シャドルーヒン  大道の踊り子 エルビラ・ハビブリナ 
         森の女王  オクサーナ・シェスタコフ 

         華麗な舞台でした!
         多少???と感じる、キトリと息の合わない場面もあったけど、バジルのルジマトフはやはり立ち姿だけで美しい!
         森の女王の踊りもとても綺麗でした。
         やっぱり何度観てもドン・キホーテは楽しいバレエです。

            ※信頼できるスジからの情報によると? 17日のキトリ ナタリヤ・レドフスカロとルジマトフとの公演は、
             ぴたっぴたっとすべてがキマッテ、最高に盛り上がったそうです。


アメリカン・バレエ・シアター 

 「メリー・ウィドウ」 東京文化会館 2002年9月18日

  ハンナ・クラヴェリ(ポンデヴェドロの裕福な未亡人)  アレッサンドラ・フェリ
  ミルコ・ツェータ男爵(駐仏公使)   ヴィクター・バービー
  ヴァラシエンヌ(公使夫人)   パロマ・ヘレーラ
  ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵(筆頭書記官)  アンヘル・コレーラ
  カミーユ・ド・ロシヨン(公使館員) マルセロ・ゴメス
  ニエグシュ(公使の秘書) ホアキン・デ・ルース

 フェリは、もう存在感が全然違う。気品があって、チャーミングで。
 パロマ・ヘレーラが「最高の脇役」に見えてしまった。

 でも。フェリの愛らしさや切なさは、観ていてとても素敵だけど
 バレエの演目としては、見せ場がちょっと少ないかなぁ。
          盛り上がりに欠けるというか。。

 オペレッタだと、2幕でハンナが故郷を思い出して「妖精の歌」をソロで歌うんだけど
 この演出では
 1幕の終わりのほうで、ダニロの回想場面として
 その昔、ポンテヴェドロで若い日に2人が心を寄せ合っていたことを説明するかのように
 若い日のハンナとダニロ、2人の踊りになってました。
 故郷の少女の衣装に身を包んだハンナが出てきて、ダニロと「妖精の歌」を踊り
 踊りの終盤、「現在のハンナ」と「昔のハンナ」と入れ代わるように去っていく・・という演出。
   舞台上に、後ろ姿のハンナが2人。
 
  フィナーレも、改めて気持ちを確かめ合ったハンナとダニロが2人だけで踊るという
  なかなかシンプルな終わり方。
  舞台の造りは、とっても豪華だったんですけど。

 
 「海賊」   東京文化会館  2002年9月12日

  コンラッド(海賊の首領)   イーサン・スティーフェル
  ビルバント(コンラッドの友人) ホアキン・デ・ルース
  アリ(コンラッドの奴隷)  アンヘル・コレーラ
  ランケデム(市場の元締め) ホセ・マヌエル・カレーニョ
  メドーラ(ギリシアの娘) ジュリー・ケント
  セイード・パシャ(コス島の総督) イーサン・ブラウン
  ギュルナーレ(パシャの奴隷) パロマ・ヘレーラ

  「華麗」の一言に尽きる舞台。

  ローザンヌバレエコンクールでもよく踊られる「海賊」のアリの踊りは
  キレがもう全然違って、鳥肌が立つくらいすごかった。
  ターンとかも味付けがひとつ違って、もうスゴイ!
  
  ストレートに、高さと速さで勝負!って印象が強いのはバレエ団の性格?
  演目の性質?・・・分からないけど、直球勝負でこんなに気分を高揚させてくれるんだから
  やっぱりすごいよなぁ。

  2幕、イーサン・スティーフェルと踊ってたジュリーケントは官能的。
  数年前にNHKで放送した「海賊」の公演より、ジュリーケントより、
  しなやかで、叙情的で、すごく素敵になっている。

  3幕、再会を喜ぶパロマ・ヘレーラとジュリーケントがアラビア風?の衣装で
  2人で踊った場面の軽やかさもとっても素敵だった。
  さらさらっと踊るだけなのに、すごく綺麗で、見事な「二重奏」。

  1幕、オダリスクの第3ヴァリエーションのジリアン・マーフィも、拍手喝采の踊りでした。


 ロシア国立ボリショイ・バレエ団(2002年9月27日) 

 「眠れる森の美女」 東京文化会館   ボリショイ劇場管弦楽団

  オーロラ姫    ニナ・アナニアシヴィリ
  デジレ王子   アンドレイ・ウヴァーロフ

  リラの精  マリーヤ・アラシュ
  
  フロリナ王女  マリアンナ・ルィシュキナ
  青い鳥   ドミートリー・ベロゴロフツェフ

  いろいろな部分をあちこちではしょって、少々コンパクトに縮めた公演。

  ものすご〜くド派手な踊りがあるわけではなく、このバレエ
  1つ1つのボーズを決めるラインの美しさやキレや気品が勝負かな?って
  勝手ながら私は思ってます。

 このあいだのハリウッド映画のようなABTの公演のあとだけに
 柔らかに、かつ確かな存在感で見せてくれるボリショイのこの舞台は
 とても心地よいものでありました。 

  ニナのオーロラ姫、1幕の4人の求婚者との場面、ローズアダージョは
  やっぱり美しい。。。
  3幕のほうは、もっとシンプルに踊ってくれてもいいかな?・・なんて欲張りなことを
  思ってしまった。

  ウヴァーロフは、とっても「王子様」なんだけど、もっとインパクトがあっても
  よかったな。

  青い鳥をやった、ドミートリー・ベロゴロフツェフは、私、好みでした〜