森の恵みと沢にひたるツアー
ツアー記録
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紅葉の展望風呂  10/14-15 のようす
1日目は紅葉を楽しんで風呂に着く。きのこなし。雨が降りだしてひたすら寝る。
2日目は早々に下山するが、間一髪で土砂流に飲み込まれるところだった!

2011年10月14日(金)
快晴 のち くもり のち 雨

天気予報は午後3時から降りだして明日15日まで雨。宿に泊まったSさんと相談し、日帰りの山に変更するつもりだったが、朝の時点であまりにも快晴なので、やっぱり行くことにした。

車で山に入ってゆくと、予想以上に紅葉がきれいだ。先週は紅葉が遅れていると思ったが、急激に進みつつある。

楽しみにしていたキノコはさっぱり。大不作。

いつもの道をたどり、なんだか今日は楽々と進んで(きのこがないせい?)、たちまち湯気の上がる最後の登り。

どんどん曇ってきて、たまにポツポツと雨粒が落ちることも。

金曜&これから雨予報で、誰もいないし来ないだろうから風呂の横にテントを張ろうかと思ったが、平らでなくてしけっぽい。上の段にゆく。

いつものところにテント。今年は小屋の資材の積み方がいつもと違い、板張りでテントを張りやすいところが少ない。
これから行く方は要注意。

私はまずおふろ。霧のなか。

今年我が家で豊作のパプリカと自家製ベーコンをつまみつつ飲む。パプリカは5月にSさんといっしょに植え付けたものだ。
http://moritomizu.naganoblog.jp/e725872.html
きのこがないので、ただのけんちん汁がメインメニューだ。
ブナハリのガーリックソテーを予定していたが、ブナハリすらないなんて、初めてだ。

ごはんの前に私はもう1回おふろ。
Sさんはまったりしたいとテント内でごろり。そのうち雨が降りだし、やむのを待って行こうかとしていたりもしたが、結局そのまま雨が降り続き、寝てしまった。

雨はだんだん本降りになった。どしゃ降りというわけではないが。
10月15日(土) 雨のちくもり


予報どおり雨が降りつづき、予定通り朝ごはんを食べて早く帰る。
Sさんは結局風呂に入らずじまい。

最初の沢を横切る。すごい水量だなあ。

S沢。まずSさんが渡る。

このときはまあバランスを崩さなきゃいいと思っていたが、写真を見るとすでに川がヤバイなあ。写真データによると7:47

ひきつづき私が渡ったところ、Sさんが「ああっ」と言って橋の方を指差す。

私が橋を渡って振り向いて撮った写真。写真データ7:47

まさに土砂流が橋のあちら側を越えようとしているところだ。

1分後(写真データ7:48)。土砂流が橋の一端をおおっている。このときあちら側にいたなら、橋を渡ることはできなかった。

2分後(写真データ7:49)。土砂流が橋の半分をおおっている。

のんびり見ているのも危ないので、高台に逃げる。

どうなるかと思ったが、10分ほど見ている間にはこれ以上にはならなかった。S沢上部には雪渓が見えており、ミニダムができて決壊するような現象(小規模な鉄砲水)が、全体的な水量が多いところに重なったのだろうと思う。

いや危なかった。あと1分橋を渡るのが遅れていたら、流されたか、対岸に足止めされて雨の中数時間待機させられたか。

コルあたりでは小降りになっていた。天気がいいときよりきれいかも。

そこらじゅうから水が流れ、最後の方はずっと道が川になっていた。ゴアの靴もびしょぬれだ。

今まで何度も通った道だし、雨の日もあったが、こんなに危ない状況になるとは思わなかった。

この雨で、キノコも出始めるかな?