2日目は稜線まで登り、マットで大雪原を滑走! |
2010年6月12日(土) |
晴れ |
アプローチは雪が出てくると雪が崩れたり、木が倒れこんだりで歩きにくい。 |
 |
 |
夏道が遠回りな上に、雪のトラバースで危なそうなので、直接急坂を登る。 |
雪のそばのヨブスマソウがやわらかそうだ。 |
 |
 |
ニリンソウの大群落にトリカブト(猛毒)が混生している。
花の付いているニリンソウだけ摘む。 |
 |
ユキザサ(右端)が多いが、ホウチャクソウ(弱毒?)が混生している。 |
 |
出始めすぎてわかりにくいが、まわりのと比べて、ユキザサと確認。
これぐらいだと判別が難しいので食べない方がいいでしょう。 |
青空の下、山菜を摘むMさん。
ここは5回ぐらい来てますか。 |
 |
 |
シラネアオイ、カタクリなどが青空と残雪の山をバックに咲き誇る。 |
あとはひたすら雪渓登り。ペースダウンしたMさんから「先に行ってください」と、テン場確保指令。
テントを張り、まず一番風呂?を浴びる。入れ替わり、隣のパーティ、その次のパーティと入る。今日は3パーティだけだ。 |
 |
 |
ニリンソウ、ユキザサ、ヨブスマソウ、アザミをゆで、ドレッシングやマヨネーズでいただく(アザミはしばらく水にさらす)。
Mさんからカマンベール、生ハム提供。ちびちびやりながらのんびりまったり。 |
山菜が多いので隣のパーティに上げたら、ウィスキーとステーキがお返しにやってきた。
夏のトラバースルートを行こうとして危ないので谷ルートに変更し、疲れ果てたとのこと。ごくろうさま。5人で酒つまみたっぷりで楽しくやってました。 |
 |
もう一風呂入って、軽量化したカレーの夕食(森と水初か?)を食べ、暗くなってまた風呂で暖まって寝る。夜中に起きたら快晴で、天の川の下、またも風呂に入る。晴れてるのに暖かかった。 |
6月13日(日) |
くもりときどき晴れ |
起きるとくもり。隣のパーティはビールを持ってぞろぞろと朝風呂。 |
 |
 |
さて天気は悪くもよくもないので、行けるところまで歩いてみましょう。
テン場のそばが一番危険だった。 |
結構な急坂が続く。
Mさんはストック・ピッケル二刀流。 |
 |
 |
だいぶ登ってやっとゆるくなってきた。
ときどき霧が立ち込める。 |
稜線まで登る。霧が時々飛んで山頂が見える。帰りの時間を考え、登頂にこだわらないMさんと相談し、ここから下ることにする。 |
 |
 |
私の準備したウレタンマットで滑る!
ひえーーーーぇい!!!
こりゃ楽しい。
滑りすぎでMさんは怖がっていたが。 |
¥100ショップで買った、フロア敷詰めタイプのもの。休むときの座布団や、夜は寝袋の下のマットにもなる。
33cmx65cm。幅・長さとももう少し大きい方が滑りやすいが、ザックに入らないだろう。 |
 |
 |
フォーム研究
これだと足がブレーキになりすぎ、足を上げるには腹筋を使う。
もっと反り返り、膝をたたんでお尻のそばでかかとが雪に当たるようにすると楽にスピードが出る。 |
標高2000m以上の大雪原をかっとばす。もうスキーは要らない!?
ここは障害物が少なく、割とまっすぐ降りられるので、マット滑りに適したルートだ。雪も表面だけ腐って、安全だった。今回は落石が多く、3cmぐらいの小石は尻を持ち上げて、10cmぐらいのは足で蹴ったりした。落石のない時期に滑りたい。 |
 |
テン場に戻り、Mさんはひとっ風呂。その間に私はテントを片付ける。 |
 |
帰りもマット滑りを試みる。私は荷物が重くて雪上で安定してしまい、反り返ることができずに滑りにくかった。要研究。それでも滑るぐらいの急坂では、コントロールできずに滑落気味、、。 |
おみやげを採取し、ヤブっぽくなって道に迷いつつ下山。風呂に速攻入って電車に間に合いました。 |