森の恵みと沢にひたるツアー
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いろんな森できのこがり  のようす
天気回復予報なのに、台風並みの暴風で枝が落ちてくる!やまない雨の中、笹薮をかき分けミズナラ大木チェックするもクマのうんこばかり。狙いのキノコは良質でした。
2006年10月7日(土) 雨&暴風
 オニナラタケ?
小雨の中、カッパを着てハンノキ・カラマツの生えている林道を歩いてゆくと、脇にナラタケ群生。が、妙にしっかりしている。通常のナラタケに比べ、柄が太く、茶色地に淡褐色鱗片がはっきり。私が以前トウヒ林床で採って食べ、当たった(戻した)やつ(下の写真)によく似ている。
これが以前当たったヤツ。ゆでたあとの写真だが、通常のナラタケのように黒く変化したのでなく元々こんな色だった。
1994発行の「きのこ」(山渓フィールドブックス)に載っているが食菌扱い。
身軽なミキさん、木に登ってきのこゲット
ヤマブシタケだ。良質で大きい。
ミズナラ巨木帯に入り、ブナハリタケ
見上げるとミズナラに熊棚がたくさん。

足元には、新しいクマの足跡やうんこがたくさん。熊鈴はつけているが、ときどき笛を鳴らす。
     
その他ハナビラニカワタケ、ホコリタケ(ピンポン玉ぐらいあった)、シイタケ、クリタケ、ヌメリスギタケモドキ、ニガクリタケ、ツキヨタケ。まともなナラタケもあり、オニ?は捨てる。
さて昼飯。味噌汁とブナハリ炒め。

風が強く、5cmx40cmぐらいの枯れ枝がドカンと目の前に落ちてきてビビる。 
でかいホコリタケは皮がきれいにむけた
さて荷物を軽くしてきのこがり。
笹に埋もれた倒木にブナハリタケとムキタケの群生。状態よく、ムキタケも新しいようで、虫がほとんど入っていない。
斜面の上の立ち枯れに登っていくと、根元に群生が見える。ナラタケ大群生だ。状態よし。
倒木のブナハリタケを追っていると、ブナのほらに白いものが、、、ブナシメジだ。去年ミキさんが見つけたときは真っ白だったが、今回は若く大理石模様がはっきりしていた。
高台のミズナラをチェックして、きのこにはまったbossさんと初めてのエッグマンが降りてくる。
対岸のミズナラ林をチェックしながら戻る。いい感じのミズナラは多いのだが、根元にあるのは熊の糞ばかり。みんなで100本は見たのだが、今年は外れ?マイタケはさすがにそう簡単ではない。
台風並みの暴風が吹き荒れる中、bossさんとはぐれて待つミキさんとエッグマン。枝が落ちてくるのが危ない。
お茶を沸かす間、bossさんが去年のマイタケの木をチェックして来たがなし。引き返す。
道々シロナメツムタケを探す。これは似たような色・形・大きさのものが多く、難しい。しかも毒のクサウラベニタケと似ることもある。かさ周辺の鱗片や柄のささくれが特徴的だが、決定打ではないし、なくなっていることも多い。チャナメをマスターしてからが楽だ。
天気はさっぱり回復せずにびしょぬれで風に吹かれ、体が冷え切ってしまった。早めに解散させてもらい、風呂に飛び込んだ。
翌日まで暴風雨で、白根山は雪が積もっていた。
<きのこまとめ>
質・量よし:ブナハリタケ、ナラタケ、ホコリタケ、ムキタケ、ブナシメジ
少しだけ:シロナメツムタケ、シロヌメリイグチ、ハナビラニカワタケ、クリタケ、シイタケ、ヤマブシタケ
古いor虫食い:ヌメリスギタケモドキ、マスタケ
毒:ツキヨタケ、ニガクリタケ、ドクベニタケ、スギヒラタケ(毒?)