懸垂下降とフォロワーとしての登攀を中心に練習してもらった。あまりの残雪の多さと雪解け水の多さ、冷たさに、大きな沢には入れなかったが、適度な連瀑で緊迫感を持って練習できた。 |
2005年7月16日(土) |
くもり一時小雨 |
雪に阻まれ、身支度をして歩き出す |
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薄くなったところが落ちそう。さっさと通過 |
じゃじゃーん!
ものすごい雪渓(残雪)で、予定のところまで全く行けそうにない。この時期こんなの初めてだ。
あきらめて手前の沢に入る。 |
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まずはフォローで登ってゆく練習
4人パーティなので、2番3番は中間エイトのピストン、またはフィックスロープをアッセンダーやプルージックで登る。ラストはいずれも末端で確保する。
五泉から参加の清野さん、確保しているのにバイルを取り出し自力登攀(でも引きがありました) |
アッセンダーの中でもタイブロックは軽量だ |
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連瀑帯に意外と深い釜 |
ひととおり登ったら、 |
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懸垂下降で下るのだが、石川くんは初めてなのでそばで練習する |
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鉛直に立てないときは壁を蹴って突っ張ればよい |
支点を雪で寝かされた木に取る場合、すっぽ抜けが心配ならプルージックで固く締める |
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作業や待機のときはセルフビレイを取る。ハーネスから専用のひもを出しておくとよい |
左の溝を下ってゆく |
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段差は慎重に |
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濡れるが仕方ない |
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中央の石の上を下ると濡れないが、滑って振られるとたたきつけられる |
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何回か連続してやれば慣れたものだ |
さてキャンプだ
この時期、地場野菜が豊富 |
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森と水初?テーブルがあるので使わせてもらう
酒を飲まない田部井さんには申し訳ないがあとの3人は酒を飲む |
なんと!清野さん手作りのマティーニがうまい。こんな器で申し訳ない。 |
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たきびをバックに、テーブルにはろうそく・ろうそくランタン・ガスランタンと美しくライトアップされる |
2005年7月17日(日) |
くもりのちはれ |
オツルミズ沢に入ろうかと計画していたがカグラ滝の水量を見てヤメ。
手前のルンゼに入る。 |
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まずはストレッチ |
やはりフォローで登ってもらう。
対岸の雪渓が崩れ、ときどき雷のようにとどろく |
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抜けそうになければタイオフでよい。
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きのうと同様、ひとしきり登ったら、懸垂下降してゆく
今日はみんなに支点をセットしてもらう |
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自分のセットした支点で懸垂下降する田部井さん |
濡れたくはないが、水は低いところを流れるので、水流に入ってしまう |
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濡れてしまうが安全だ |
まだまだ続く |
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ロープの回収は引っ張る人、まとめる人と協力し合って |
さて元に戻る。急に日差しが強くなってきたので、本流の水泳突破に向かう |
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オツルミズのサナギ滝が2筋になって流れている。登攀ルートを流れているようだ。水量が多い。 |
水温は低く、水量も多めだ |
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巨岩帯が悩ましい |
3人スクラム |
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ここは流されるとヤバイので三角法でトップが渡り、ロープをフィックス |
この先、だいぶ苦労しそうなので、カゼをひかないうちに帰ることにする |
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本流の川原でも懸垂下降が必要だ |
だんだん足が痛くなった清野さん、足を引きずりながらもどる |
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なんとまあ、暑くなった。つゆあけって感じ。ギアを干してのんびりくつろいで帰りましょう |
ここは山域全体にスラブが発達しており、練習向きの沢から本格ハードな沢までいろいろある。次回はぜひスカっと開けたところでやりたい。 |