尻高山遥かなり。深雪・新雪に阻まれ、日本海を見下ろすことあたわず。
旬の新鮮なアンコウは期待通り独特のうまさだった。 |
2004年3月6日(土) |
北ア北端雪中行軍のちテント内あんこう鍋 |
集合してまず、おさかなセンターで仕込み。
さばかれるアンコウくん。
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並の魚とはさばき方がちがう。
ひんむいたり、ぶったいたりするのだ。
これぐらいのサイズではつるし切りはしない。 |
くちびると腸以外は全部鍋に投入。
左はあんきも。 |
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解体アンコウと刺身用のタコをかつぎ、歩き始める。スノーシュー、わかんで歩くのだが沈む。ここ2,3日のやわ雪が50cm。
森と水参加者で東西最遠の二人が奈良と茨城から。 |
いやー、進まない進まない。雪は降るし。
スキーにすればよかった。
本日登頂はあきらめつつある。
しかもこれから明日にかけて
冬型気圧配置なのだ。 |
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中腹の林道脇で雪降る中幕営。松尾さんはさっさとトイレを作っている。 |
雪山といえば雪を解かしての水作りが定番のひと仕事。が、ここは沢が出ているので、水を汲むことができる。沢水のほうがきれいでおいしい(なんといっても楽だ)。 |
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テントを作ると雪はやみ、寒くもない。
お茶を飲んだりしていたが、あまりにヒマなので酒を飲み始める。
タンスモーク、生がきの生ハム包み、タコの刺身、そしてやはり主役はあんこう鍋!身は弾力があり、皮のぷるぷるが最高。骨の周りもぷるぷるで、ひれの細い骨からはぷるぷるがするりと取れる。肝や白子はもちろんとろり。あんきも生ハム包みは石川君考案。 |
テント内は熱気と湿気でむんむん。暑い!
米を炊くと途中で水が切れ、酒を足してむらしてリカバー。粒立ちのよいすばらしい炊き上がりに石川君満足、やわ好みの松尾さん不服。水加減論議に沸く。ふきみそがグー。 |
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2004年3月7日(日) |
撤退のち再びあんこう鍋 |
夜中と朝方に雪が降り、20cm新雪。朝日も拝めそうになく、下山とする。
雪降る中、テント撤収。
朝飯はやっぱり雑炊でしょう。 |
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来た道を戻るのだが、新雪でトレースがかなり埋まっている。 |
ブッシュのないところで雪の柱を切り出して断面観察&弱層テスト。上から20cm新雪、2段15cmの湿雪、以下こしまり雪。弱層なし。ここ3日ほどたくさん雪が積もったが、弱層を形成してはいない。 |
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下山して、車に残していたアンコウを鍋にする。
日本海は荒れ、沖は鉛色、岸近くが美しい水色に。 |
さむいー、でもうまいー。
今日はしっかりと姿が見える。
しかしやはりわけのわからんパーツばかりだ。 |
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翌日は高気圧が来て晴れたのだ。ここ半月ほどでいちばんきびしい状況に大当たり!?
来年はスキーで稜線に出て日本海を見渡したい。 |