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森 博 嗣 フ ァ ン 倶 楽 部
ふ ぇ
森博嗣先生講演会
「ぱふぇになるまで待って」
オフィシャルデータ
*** CONTENTS ***
開催概要
タイムテーブル
記念品
フォトレポート



開催要項

  開催日:2005年10月22日(土)18:30〜21:00
  会場:東京都江戸川区船堀「タワーホール船堀」
  講師:森博嗣先生
  会費:1,000円
  参加人数:約300名

タイムテーブル

  17:40〜   受付・開場
  18:30〜   森博嗣先生講演会
  20:30〜   質疑応答
  21:00    閉会


記念品

  ☆森ぱふぇオリジナル B6判リングノート(イラスト:森博嗣先生)
  ☆森ぱふぇオリジナル ロゴ入りボールペン(イラスト:森博嗣先生)
  ☆森どりる【秋】「ミニチュア携帯森ドリル」
  ☆森どりる【冬】「ゲームの森 黒諏訪野叭狡の事件簿1」
   −参加された方全員にお渡ししました。



「森ぱふぇ講演会」のレポートに関するお願い

  このたびの「森ぱふぇ講演会」に参加された皆様には、
  ご講演内容に触れたレポートの公開(オンライン・オフライン共)を
  ご遠慮頂きますようお願い申し上げております。
  また、森ぱふぇサイトの内外を問わず、ご講演内容を掲示板等に書き込む等の
  行為もお控え下さい。

  主な理由は、ご講演内容の著作権が森博嗣先生に所属するものであるからです。
  講演会に参加できなかった皆様に、内容をお伝えできないのは非常に残念ではありますが、
  ご理解とご協力をお願い申し上げます。




「森ぱふぇ講演会」フォトレポート

 2005年10月22日土曜日、小雨のぱらつく東京で、森博嗣先生の講演会は開かれました。森ぱふぇ主催の会員限定講演会としては今回が2回目で、約3年半ぶりの開催となります。題して「ぱふぇになるまで待って」。一体何がぱふぇになるのでしょうか。気になりますね(気にしてはいけません)。会場となったのは、船堀駅前にある江戸川区の総合区民ホールで、愛称は“タワーホール船堀”というところ。森作品とは縁もゆかりもない場所ですが、名前からは想像できないくらいとても立派で綺麗な会場で、森先生のご講演を聴くにはうってつけの素敵な空間です。ちなみに、左の写真は講演会場となった小ホールへの入口横に設置された看板ですが、書かれている文字は紙に印刷されたものではなく、電子ペーパのように白地に黒の文字が浮かび上がる仕組みになっていたようです。当日の文字変更などにも対応できる優れものだとか。紙の節約にもなりますね。

 さて、今回の講演会も著作権の関係上、ご講演内容について触れるわけにはいかず、またご講演中の写真もありませんが、当日の模様を簡単にご紹介いたします。参加できなかった方も以下のレポートをご覧になって、当日の雰囲気だけでも感じていただけたら幸いです。

★行列★

 タワーホール船堀の5階にある小ホールの入口前。受付開始前からすでに参加者の行列ができていました。40人くらいはいたでしょうか。ぱふぇら〜の皆さんの熱心さが伺えます。予定通り午後5時40分から受付を開始しましたが、その直後から瞬く間に行列が長くなっていったため、途中で2列から4列に並び方を変えてもらいました。写真で見切れているプラカード(と呼ぶには間に合わせ感たっぷりですが)には、「こちらが最後尾です」と書いてあります。

★受付★

 これが受付の様子(比較的空いているとき)。笑顔の素敵なお兄さんやお姉さんが待ち構えています。大丈夫、恐くはありません。受付開始直後は混雑しましたが、全体としては皆さんのご協力のおかげで淡々と受付作業は流れていきました。名簿チェックのあと会費を払ってもらい、入場券(記念品交換券付)を受け取ってもらえば受付終了です。


★入場券と記念品★

 その入場券と参加者全員にお渡しした記念品4点の写真。受付の奥には通称ホワイエ(いわゆるロビー)と呼ばれる小ホールへ入る前のちょっとした休憩の場があって、そこに設置した記念品交換所にて、交換券と引き換えに記念品をお渡ししました。その隣には名刺交換所もご用意し、希望者にはスタッフが代理で名刺交換をして、森先生の名刺を受け取ってもらいました。

★小ホール★

 開演前の小ホール内の様子。床には段差がつけられ、並べられただけの椅子でも前方が見やすくなっています。後方の座席はさらに急傾斜の段差があり、映画館のような雰囲気がなきにしもあらず。演台の上にはすでに講演用のPowerBookが設置されていました。午後6時20分頃、ほとんどの参加者はすでに着席していたかと思います。ときおり司会のをかへま氏が、諸注意事項を何度かアナウンス。

 反対側から見た小ホールの様子。舞台上の右側に見える演台が森先生が座られる場所です。左側にあるのが司会者用の台。開演までの間、前を見てただただじっと待つ人、記念品を見て楽しむ人、森どりるに挑戦してみて頭を悩ませる人、隣人と話をする人、それぞれに緊張感が高まります。

★講演★

 そして午後6時30分、をかへま氏の司会によって講演会の開会宣言がなされ、いよいよ森博嗣先生が上手からご登場。会場は拍手で出迎えます。先生の服装はいつものようにカールヘルムだったでしょうか。ベージュの上着を着ておられましたね。そしていつものように椅子に座られてのご講演開始です。

 いつも参加者に対して訊ねておられることですが、森先生はまず「初めて森博嗣の姿を見た人」がどれくらいいるかを確かめられました。半分近くの人が手を挙げたでしょうか。常に新しいファンを獲得されている証拠かもしれません。その後のお話は詳しい内容は書けませんが、いつものあれはもちろん、お馴染みのあれとか、あのときのあれとか、どこかで見たあれとか、新しいあれとか、意外なあれなどなど、いろいろ語っていただけました。淡々としながらも絶妙の間でスライドをお見せになり、終始優しい口調で話されていたのが印象的です。

 約2時間の長いご講演でしたが、そんな長さは全然感じさせない、楽しく面白く感心させられ、ときにはためになったり、ちょっとほろっとさせられたり、至れり尽くせり盛りだくさんの内容でしたね。また、ファンクラブの会員限定の講演会ということで、いつもよりは多少真面目なお話を多めにご用意してくださったそうですが、ご講演が始まるまでの緊張感が嘘のように、ホール内は常に穏やかな雰囲気に包まれ、何度も笑いを誘われる楽しく素敵なお話ばかりでした。会場の設備的には申し分なく、スクリーンに映し出されるスライドは大きくてとても見やすかったと思われます。

 午後8時30分、あっという間にご講演の時間は終了となり、その後は引き続き、質疑応答タイムとなりました。質問のある人は手を挙げてくださいと、をかへま氏が呼びかけると、次々と積極的に手が挙がりました。その中からをかへま氏が当てた質問者にマイク係が走り寄り、マイクを渡します。質問内容は、ミステリィ作品に関するものから工作に関するもの、日常生活に関するものに至るまで飛び出し、軽かったり深かったりバラエティに富んでいました。そんな数々の質問について森先生はひとつひとつ丁寧にお答えになり、ときおり司会のをかへま氏の追加の質問が挟まったりもしました。質問内容によっては会場が笑いに包まれたりして、終始和やかなムードで進行していきました。我々ファンと森先生の間がさらにぐっと近くなった、素敵な時間だったように思われます。

 さて、名残惜しい質疑応答タイムも約30分で終了となり、午後9時を迎えて講演会は閉会となりました。森先生の降壇を熱い拍手でお見送りし、参加者は徐々に退場。帰り際、希望者には、講演中森先生の傍らに飾られていた生け花を一本ずつ持って帰ってもらいました(ご協力ありがとうございました)。会場から外に出ると天気はすっかり回復。これも森先生の魔法でしょうか。秋風のそよぐ晴れ渡った空の下、ぱふぇら〜の皆さんはきっと夢心地の夜を過ごされたことでしょう。お疲れさまでした。

★お礼★

 最後になりましたが、多岐にわたる楽しく真面目なお話の数々を優しい話術で話してくださり、我々ファンを魅了してくださった森先生には最大限の感謝を申し上げます。そして会場の提供および講演会の準備等でご協力いただいた、タワーホール船堀の関係者の皆様に深くお礼申し上げます。また、参加された皆様のご協力のおかげで、受付から講演会終了まで大きな問題もなく進行することができましたことを、スタッフを代表して感謝いたします。花を持って帰ってくださった方々のおかげで、後片付けも楽になりました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。さらに、スタッフのためにわざわざ差し入れを用意してくださった方々にも、この場を借りてお礼申し上げます。ありがたく頂きました(ただ、いつも頂けるとは限りませんので、次回からはどうかお気遣いなくお越しくださいませ)。

 今回残念ながら参加できなかった方も、次の機会にお会いできることを願っております。これからも森ぱふぇをどうぞよろしくお願い致します。 

文・写真:しばしん@記録係
写真:すいと
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