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森先生を知ったのは,メフィスト賞受賞の時です。
が,ミステリというジャンルに偏見をもっていたので,読みませんでした。
その偏見とは「読むとなんかバカにされたように思うから」だったのです。
が,昨日の名古屋大学での講演を聴いて,それが偏見ではなかったことがわかりました。
書いている方がそういっているんですから間違いないでしょう。
今になって,ミステリを読むようになったと言うことは,「バカにされてなるものか!」という気合いもしくは無意味なプライドが年を重ねたことによって落ち着いてきたことがあると思います。
ようやく,ミステリを楽しめるようになってきたのです。
また,研究者かつ国家公務員でありながら,ミステリ作者でもある森先生自身の生き方にも大変興味深く見ています。
時間管理とか切り替えの素早さとか,私が自分の人生を考える資料として貴重だと思っています。
でも,食事はもっと楽しみたいな,とか。
しばらくの間は,作品と作者と両方を楽しんでいこうと思っている次第です。
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