2009.10



397回目の病院。
2009.10.02.fri
待ち時間、ほとんどなし。
悪天候の中で向かう診察というのは、あまり心地のよいモノではないが、行かないというワケにはいかない。
調子的にはさほど悪くはなくて、むしろ少しは落ち着いたというか、少しいい方向に行っている気がする。
かといって[いいデス]とは言えず、ものすごく[悪いデス]とも言えず。
ここ1週間のキモチの流れを話し、あたしは未だ落ち着いていないと、ちょっとだけ思い知ってしまった。
コトバの端々にどうにも角がある。
それは容易く取れるモノではなく、容易く受け入れられるモノでもなく。
先生とは何をどう話そうとしても、思考や感情が相反してしまっている、その現状を掻き消すコトが出来ない。
少しだけ[すれ違い]を感じながら、出来るだけ平静を保つばかりだった。
悪意があるワケではないコトは、こんなあたしにもわかっているので、対立するなんてキモチは微塵も失い。
お互いに立場もココロ構えも違う。
先生の言い分もわかってしまう。
自分もキモチも抑えが利かない。
我慢しながら此処まで来たので、あたしはコレ以上の我慢というのが、成し遂げる自信も何にも失いのだ。
今回の[大き過ぎる自傷]に至っては、一方的に自分が悪いと思えないし、相手だけが悪いとも思っていない。
[あのヒトはそういうヒトだ]
こんな風に何度諦めてきただろう。
こんな風に何度流してきただろう。
そのツケが大きく回ってきたのだ。
見える傷だって見えない傷だって、消すコトも忘れるコトも流すコトも、そんな簡単なコトではないだろう。
それでも[医者]という立場としては、それを患者に諭し流させながら、治癒に向けなければならないのだ。
わかっている、わかっているのだ、そんなコトはむしろ簡単にわかる。
たぶん如何にしてもわからないのは、何処までも[自分]という[物体]で、客観的な見え方なのだろうと思う。
人間は自分を端からは見れない。
どんなに器用でもそれは出来ない。
だけど他人を客観的に見れるのだ。
自分で治すべきコトはアドバイスを、相手にも出来る限りのアドバイスを。
[自分を守る]
それはきっとそうするコトで守られ、それが[自己防衛]というモノなのだ。
自分がして欲しくないコト、言って欲しくないコト、やって欲しくないコト、それは自分で伝えなきゃいけない。
[過去は忘れなさい]
先生は常にそれを訴えてくるのだが、あたしは過去を忘れられないのだ。
忘れようと努力しても何をしても、如何にしても消え去らないのは、自分の努力が足りないのではない。
人間は傷がつくイキモノなのだ。
外科的な傷も内科的な傷も、勝手に癒着するモノではないのだ。
[叱咤激励]
それが必要な材料であるコトは、バカなあたしでもわかっているので、受け入れなきゃならないのだろう。
それでも人間はやっぱり傷がつく。
コレが否めない事実だというコトを、どうしたら伝わるのかを悩んでは、ココロがぎゅっと苦しくなってゆく。
今あたしは[労災]というモノで、過去に繋がれて縛りつけられて、雁字搦めになっているのだろう。
先生はそんな今後の治療方針として、その[原因]を含んでいる[労災]と、いつか[決別]させたいと言ってきた。
それでもあたしは思ってしまうのだ。
きっと過去や恐怖や現状とは、どうあれど無理だろうというコトを。
傷は深さと比例するなんてコトは、出来るだけ言いたくないのだが、あたしの傷は決して浅くはないのだ。
[忘れろ]と言われ、[ハイわかりました]だなんて、そんな簡単なコトではないとは、先生だってわかっているのだろう。
それでも先生は医師として言うのだ。
[忘れなさい]
それでもあたしは忘れられないのだ。
自分がキモチ悪いという感情とか、汚れているとか、壊れているとか、そんなマイナスであるというコトを。
苦しい・・・本当に苦しい。
現状や現実は人間を補償しやしない、それが目に見えている今現在では、あたしはコトバを受け流せないデス。
それでも忘れたくないのはヒトツ。
[生きていたい]
どんなにボロクソになっていっても、どんなに泣きたくても、どんなに投げ出したくても。
あたしはもう投げ捨てたくないのだ。
そして[自分]を傷つけるコトは、それは[他人]も傷つけるというコト。
あたしはそう自分でクチにしたのに、今日の診察で先生に言われるまで、どうやら忘れかけてしまっていたよ。
忘れちゃいけないコトだったから、だからもう絶対忘れたくないのデス。


398回目の病院。
2009.10.09.fri
待ち時間、ほとんどなし。
眠剤に少しずつ調整が入ったコトで、眠気がどんどん酷くなっている話と、そんな今回の調子の報告から始める。
あの大きな自傷から早数週間が経ち、アンバランスになった精神状態の、説明をつける術が見つからないまま。
今回は何故か先生から謝罪があった。
[先週は言い過ぎた]
何度も何度もそう言われたのだけど、何が言い過ぎなのかよくわからない。
やってはいけないコトをしたのも、言ってはいけないコトを言ったのも、確かに間違いなくあたしなのだから。
先生が謝罪する意味がわからない、むしろあたしが謝罪すべきだと思う。
今の自分はたくさん失っているのだ。
何かをやろうと思うキモチとか、何かを楽しもうと思うキモチとか、何かを信じようと思うキモチとか。
何もかもヒトツも出来ていないのだ。
それが自分にとってどんなに苦痛か、何とか辿々しく説明はしたモノの、説明する意味さえ見失いかけている。
何を解ってもらえるというのだろうか。
きっと今はただヒトツだけなのだ。
[気力が失い]
何に対しても何にも生まれないのだ。
あたしは此処までだったのだろうか。
こんな自分の滅茶苦茶な思考回路も、誰にも何にも話せなくて燻っている、そんな毎日が延々ずっと続いている。
もう心配も迷惑もかけたくなどない。
そう思えば思う程に何ヒトツとして、あたしは自分のコトが言えなくなる、故に何にも考えたくもなくなるのだ。
もう誰かを傷つけるのは怖いだとか、そんな感情で自分はどんどん傷つく、イヤなループが益々止まりゃしない。
[しばらくは作ります]
そう・・・自分を作りながら過ごして、あたしはあたしを回避しなければ。
こうして起きているのがツラいのは、たぶん生きているのがツラいコトと、多少は比例しているように思える。
毎日が眠くて眠くてたまらないんだ。


399回目の病院。
2009.10.16.fri
待ち時間、ほとんどなし。
後日記入します。


400回目の病院。
2009.10.23.fri
待ち時間、ほとんどなし。
後日記入します。


401回目の病院。
2009.10.30.fri
待ち時間、ほとんどなし。
後日記入します。