2009.04



369回目の病院。
2009.04.03.fri

待ち時間、ほとんどなし。
先日の調子の悪さは最近はない。
それ故に言われてしまうコトバが、たまに痛くてたまに困ったりもする。
[大丈夫そうだね]
本当は大丈夫なんかじゃないのに、大丈夫とクチを吐く瞬間がもう痛い。
精神状態は確かに安定してきて、だから尚更に何かを伝えるコトも、今回は何にも出来ないままの診察で。
何か話せるコトがあるとするなら、カラダ的な病気のコトだろうと思い、
その病気の大変さやストレスや、それに対してのキモチや想いなどを、出来るだけ吐露しながらいて。
リズムも何ヒトツ定まりゃしなくて、毎日がキツいコトをどう伝えれば、どう伝わってくれるのかなとか、
それを考えるコトの方が難しくて、しょうがないから[大丈夫]とか言う。
カラダ的病気は他科のモノであり[話してもどうしようもないのかな]とか思うが話した方がいいだろう。
カラダもココロも病気で繋がるのは、もう何十年ものコトなのだから、イヤな程には思い知っているのだ。
そんな会話中でさり気に軽く[子宮体癌検診]の話なども出たが、コレまたすごく痛いという話になり、
そんなモノを抱えながらの生活に、ストレスが失いワケもないのだと、
先生は多少察してくれたようだから、少しは話しやすかったかなぁなんて、今回は思ったりもしたのデス。
カウンセリングが失くなった今では、そういう何気ない話や想いでさえも、
伝える場所も手段も減ってしまい、毎日がストレスで潰されそうだから、先生はより深刻に聞いてくれた。
当面はこのような初歩的なやり方で、またモトサヤに収まった感覚のまま、通院を続けるのだろうと思います。
メンタル部分がヤられるというのは、カラダ的にもヤられるのだろうと、
本気で痛感している毎日を送りつつ、根本的には解決が出来ないが故に、キツさがより一層増しそうな勢いだ。


370回目の病院。
2009.04.07.tue
待ち時間、ほとんどなし。
忘れようとしていた現状たちなどを、無駄に呼び起こされてしまった昨日。
キモチはざわついたまま離れずに、どうしようもない時間だけが過ぎる。
そんな状態をどうにかしたいと思い、やってきた今日の診察なのだが、どうにもならないのは知っている。
それでも藁をも掴みたかったのだ。
自分の中にすべてを閉じ込めて、苦しく足掻き藻掻いた過去を知る、覚えた記憶や経験が自分を離さない。
無理も無茶も苦痛も悲嘆も懺悔も、きっとヒトリで抱えちゃダメだろう。
だから専門医にかかっている現状を、なるべく忘れずに思い出したいと、それを思いながらの今日の診察。
話してラクになるという次元でなく、先生にも治す術は最早わからない。
お互いが手探りなままで続ける診察。
あたしが悔しくて悲しかったコトや、そんな日々を呼び寄せるような今月。
思い出されたくなかったというのに、思い出させたのは全部ママの言動で、責めるコトも出来ずに泣くしかない。
だってママは何も悪くないのだから。
責めるのも怒るのも間違っている、それがわかるからどうにもならずに、走り込み潜っていく専門家の門。
あれからもう10年以上も経つのに、忘れるコトも出来ず燻っている日々。
[記憶が薄れれば]
先生が願うのはそこなのだろうと、確かに痛い程わかっているはずだが、自分の持つ記憶力が邪魔をする。
ヒトによっては起こる所謂[解離]が、あたしにはどうしても起こらなくて。
ツラ過ぎる過去を薄れさせるような、そんな術もわからず持てずにいて、キモチ悪いくらいに闘うような日々。
消せないのなら誤摩化すしかない。
故に上手く専門家と掛け合いながら、もう生活してゆくしか方法が失いよ。
本当はフラバ回避の何かが失いかと、それを尋ねに行ったはずなのだが、それすら何にも失かったようなので。
フラッシュバックも悪夢も全部、毎日あたしを襲い煩わすモノなのに。
それを打破するチカラも何も失くて、ただ怯えながらいるコトがツラくて、だから何かが欲しかったのになぁ。
それすらも最早ないと言うのならば、通常投薬は金曜日に施してもらおう。


371回目の病院。
2009.04.10.fri
待ち時間、15分くらい。
カラダの異常が目に見えて出てきて、対処にもそろそろ困り果ててきた。
見逃されそうになった数値さえも、危ういトコロで処置を施してもらい、何とか繋いでいる状態とカラダ。
カラダの症状のツラさの方が際立ち、精神面をあたしも先生も疎かで、
なのに[大丈夫]とか自嘲ってしまう、そんなヤバい空気や空間を作り上げ、逃げ場さえも見失っているようだ。
あたしは近いウチに爆発するだろう。
何となくそう察していながらいても、誤摩化し誤摩化しの毎日は続き、
追いつめられた感を常に感じつつも、藻掻き足掻き苦しみのたうち回り、それでもすごし続けてゆくだろう。
あたしはいつになれば解放される?


372回目の病院。
2009.04.17.fri
待ち時間、ほとんどなし。
毎日は常に変わらぬままそこにいて、堕ちないようにココロがけている、そんな自分がいつもいるような。
保つだけの毎日がキツくてツラくて、それでもあたしはここに生きていて。
苦しくて悔しくてたまらないのに、あたしにはそれを伝えるような術が、何ヒトツわからないままにいて。
カラダのすべての不調などは、気がづくと一度に吹き出すカンジだ。
不調も不正も数値としても出たのに、施す術があまりにも少な過ぎるまま、選択の余地も何ヒトツとして失く。
そんなストレスや不満が夢にも現れ、あたしの悪夢が増大し膨大になる。
毎日なる寝起き開口一番[疲れた]。
こんな日々や日課がおかしいなんて、誰にでもわかるコトのはずなのに、
未然にも防げずアフターケアも失く、あたしはリズムや時間や休みにすら、翻弄されながら無駄に生きている。
[眠るのが怖い]
そう言うと先生は困って苦笑うけど、あたしは[そうでない日]を知らない。
そんなあたしの持っているような[リズム障害]と[睡眠障害]。
その境目がどうにもわからなくて。
今回はそれだけは先生に尋ねたくて、でも帰ってきた答えは[わからない]。
専門家でも[わからない]障害だって、そりゃ存在はするのはわかっている、わかっているが諦められたくない。
あたしを損害する[リズム障害]は、あたしの毎日を蝕みゆくというのに。
方法としては己で意識するしか失く、でもそんな毎日のリズムなんかを、意識するコトが苦痛でたまらない。
カラダの不調として今キツいコトは、腹部と胸部の痛みとそして貧血。
腹部については、少しだけ内科の方で話は進んだが、胸部の方はまったくの不明確のまま。
こんなに痛いのに数値で出ないため、内科の処置を施すコトは不可能だ。
稀に精神が不安定な場合により、こういった[胸部の痛み]などを訴えられるというコトがあるらしい。
それなら・・・あたしのコレは精神面?
疑問に思ってもそれが解明もされず、どの医師にかかっても不確定なまま。
もうどうも出来ないコトを悩むのも、確かによくないとはされているけど、痛みだけは全然止まらないのだ。
止まらない痛みをどう誤摩化すの?
誤摩化しついでに薬について尋ねた。
彼氏と[湿布]について話をした先日。
湿布には服薬用鎮痛剤としての[ロキソニン]や[ボルタレン]。
その同配合のモノがあると聞いた。
でもあたしの場合の[ボルタレン]は、服薬のそれと湿布のそれとでは、
どうもとくに変わらないらしいので、薬に変化はどうにもつけられぬまま、数調整だけで投薬も終えてしまった。


373回目の病院。
2009.04.23.thu
待ち時間、ほとんどなし。
最近は己の持つ症状が増え過ぎて、自分でもさすがに混乱し始めてきた。
解りやすく作成したチャートを持参、それを見つつ話を進めてゆくのだが、まず表をほめられたコトを喜んだ。
まぁモトモト本職な作業だから。
それですごく解りやすかったために、話もすぐに終わってしまったのだが、
要はカラダの不調が精神面に悪影響、精神面自体がよくなっている所以で、カラダがココロに正直になってきた。
いい言い方をすればそうなる。
でもその実・・・本当は誤摩化しで、毎日毎日が制御ばかり強制ばかり。
それでも確かにキレなくなってきた。
コレだけは確固たるモノとしてあり、もしコントロールの賜なのならば、自己コントロールが出来ているのだ。
出来ていない部分はリズムや時間や、そういう生活の部分になってゆき、
精神バランスは傍目に見てみれば、結構いいらしく笑顔も増えたらしい。
自分を自分で外から見ていないので、さほど実感としては失いのだが、確かに笑えているコトが多い昨今。
カラダもリズムも苦しいはずなのに、何故か精神面が安定してきている。
そのアンバランスさが抜けないまま、夢だけがあたしのココロを反映して、あたしの休息を益々蝕んでゆく。
次第に休めなくなってゆくカラダが、カラダごとダメにしてしまいそうで、
今はただそれだけ怖くてたまらない。
睡眠科の件を数年越しに尋ねたが、あまりいい返事は帰っては来ない。
睡眠リズムは治せるのかもしれない、だが夢自体は未だ解明されないのか、治療にはあまりキタイ出来なそうだ。
夢の制御のために薬がヒトツ増えた。
[デプロメール]
日中薬として使われるSSRIとは、パニック発作やフラッシュバックの、PTSDにも効果があるとされている。
以前にも眠剤としても試してみたが、その時はあまり効果はなかった。
確か何となくそう記憶はしているが、今は違う効果が得られるかもしれず、とくに試してみて困るモノでもない。
[夢]が悪いのか[睡眠]が悪いのか、わからない今となれば縋る術も失い。
効果がとくに見られないとすれば、来週また止めればいいだけのコトで。
メンタルはGWは暦通りらしいので、次には30日に診察を受けてから、書類のお願いも出来るコトになった。
何の狂いもなければ通えるという話。
調子を出来るだけ崩さないコトだけ、そればかりを毎日ただ祈っているよ。


374回目の病院。
2009.04.30.thu
待ち時間、ほとんどなし。
今週は酷く起きたフラッシュバック。
4月末というのもイヤな週であって、思い出したくないコトもふと過る。
わかっていたから構えていたし、わかっていたから用心したのに、すべてがフイになる瞬間には苛立つ。
忘れてしまいたい程の過去たちも、封印してしまいたい程の過去たちも、キモチの悪いたくさんの風景たちも。
アタマを霞めたらもうダメなので、次に控える作業としては[吐き出し]。
今じゃ聞いてくれるヒトが傍にいて、だから何となくある余裕の中を漂い、治療などもそれとなくこなしている。
話せると時に、話せるヒトと、話せるコトを。
それが如何に大事かというコトなど、知ってしまった現状での[逃げ道]。
救われているのだとは思うけれど、コレ程まで負ってしまった傷の方が、俄然[巨大なるモノ]として存在する。
思い出してヒトツヒトツ話すたびに、周りを動揺させる恐怖すら存在する。
10数年前に自分の身に起こった、数々の出来事を、簡単に語る風に吐き出してみたけど。
[どうして?]
そんな風にして尋ねられたとしても、あの頃のあたしには選択肢が失くて[強いモノ]に従うしかなかったのだ。
それが結果的には、自分の方が[巨大な傷]を背負っても、あの頃のあたしに抵抗する術も失く。
[どうして?]
そんな風にして尋ねられたとしても、それがあの頃に出来ていたのなら、あたしは今この傷を負ってはいない。
[拒否]
もしあたしにそれが出来たのなら、今のあたしは苦しまなかったかな?
結果あたしがあたしを傷つけていた。
結果あたしは[お母さん]だった。
結果あたしは何もかもを諦めていた。
そんな悲しい現状しかなかったし、誰もあたしの声には耳を傾けないし、誰もあたしの存在を見ようとしない。
しょうがなかったのよ。
あの頃のあたしはあまりにも小さく、弱くはないけどたぶん弱かったのだ。
強がるコトは出来ても弱かったのだ。
何度も反抗して抵抗して抗ったとて、それが叶うコトなど何ヒトツ失くて、ただひたすらに捩じ伏せられた。
[どうして?]
もうそんな風には聞かないで欲しい。
出来なかったから今というのが在り、出来なかったから出来た強い自尊心。
プライドの塊が今のあたしだから、この先コレが崩れるコトもないまま、ただ走り続け生き続けるしかない。
[もう疲れた]
何度呟いても留まるのも許されない。
きっとずっと休み方もわからず、きっとずっと何も見えないまま、ただ走り続け生き続けるしかない。
本当はもう笑うのも疲れているのに。
思い出すのも語るのも疲れたのに、アタマは延々フル回転して止まない。
あたしはもっと暴走してゆくだろう。
誰か・・・もう止めてよ・・・もう止めてよ。
アタシハ何処マデモ止マラナイ。
狂いそうなモノを誤摩化しながら、今月分の書類と今日の投薬を終えて、あとはもうテキトーに帰路に着いた。