2009.03



364回目の病院。
2009.03.06.fri

待ち時間、ほとんどなし。
今日はあまりの悪天候のために、本当に外に出たくない程だったが、病院にはさすがに行かなきゃマズい。
本当は土曜日も診察はあるのだが、午前で終了なので自分には無理。
今日だけで他に3科もあるために、疲れもどっと出ているのがわかる。
診察室に入って先生と話していても、何処か支離滅裂感が拭えずに、話すコトすらままならない状態。
最近では[痛い]や[疲れた]しか、クチを吐いて出て来ないと話した。
この日の診察でも最終的にはそれで、
状況を説明したとて上手くゆかずに、たぶんかなり焦燥感が見え隠れして、
先生の判断もあってのコトだろうか、後での他科もあってのコトだろうか、天候の悪さ故のコトなのだろうか、
診察は少し短めに終えてくれたので、とくに重要な話も出来ないまま終了。
何を話したのかさえ覚えていないが、大した話が出来ていないコトは、何となくかもしれないが覚えている。
[己は未だ堕ちてゆく]
そんな感覚がどうにも拭えなくとも、説明をする手段さえ見失っているよ。


364.5回目の病院。
2009.03.11.wed
カウンセリング(144回目)デス。
最後のカウンセリングとなりました。
出来るだけいつも通りの話し方で、何かの[締め括り]的な寂しさだけは、出さないようには気をつけたんだ。
湿っぽいのは好きじゃないから[寂しいよ]とか[悲しいよ]とか、そんな風に泣くコトは苦手なので。
そんな最後になった話の中には、やはり最後なのかと言わんばかりに、纏めるように敷き詰めた内容で。
自分の今の状況や心境などが、どうしようもない程に破壊的で、
まるで止まれないノンストップ感が[ハムスターのようだね]と先生はコトバとして纏めてくれた。
ケージの中でくるくる回っている、あの状態のようなコトなのだが。
こんな風にして専門家からの長けた知恵やコトバで纏めてもらう、
それももうコレで終わりなのだから、あたしは自分を見失わないように、鍛えていきたいと思えたんだよ。
[止まるのが怖い]
[考える時間が怖い]
現状として自分にはこの状態が続き、それに苛まれ呑み込まれている。
だから[それ]を逸らす何かがあれば、回避法も見つかるのだろうなどと、話せた今日はとても貴重な1日だ。
[脳内会議]
そのコトにも触れてみたのだが、たくさんの自分が脳内で会話する、それが[脳内会議]というモノで、
この行動を取れなくなる自分は、どうしようもなく壊れている時か、もしくは絶好調な時なのだろう。
[脳内会議]は[ヒトリゴト]と隣接し、切っても切り離せない関係にある。
あたしは自分自身を振り返り[ヒトリゴトが多い]というコトを痛感するコトも出来る。
そんな[ヒトリゴト]というモノは、実は重要度が高い行為であり、
例題として[海外へ行くヒト]などが、日本語でヒトリゴトを言わないと[気が狂う]という実例もあるらしい。
そんな[ヒトリゴト]というモノは、自分にとってヒトツの表現法である。
表現とは自分の中では必要で重要で、欠かせない存在として持っていて、何かしらの行動として出すのだ。
それがこんな風な文章であったり、得意中の得意のイラストであったり、漫画だったり詩だったり歌だったり、
自分から[それ]を失くしてしまえば、あたしは一気に崩壊するのだろう。
表現法の中にあるもうヒトツの[会話]や[対話]という存在もまた、欠かせない大事な存在であり、
今では受け止めてくれるヒトがいる、そんな恵まれた環境が存在している。
何と幸せなコトだと気づけた自分、それが[幸せなのだ]と痛感している。
[幸せデス]
最近ではやっと言えるようになったコトバの重みをひしひしと感じる。
でもそれを紐解いてくれたのは、やはり専門家なのだろうコトさえも、今は感ずるコトが出来ると思うから。
最初にここに通い始めた頃には、感受性の強過ぎる自分が窮屈であり、誰とも会話が成立せずに孤立状態。
あまりにも怖くてたまらなくて独自の表現法を持ちつつ行っていた。
それが[自傷行為]だった。
どんなにツラかろうと苦しかろうと、誰にも理解などされないままに、居場所はどんどん縮こまってゆく。
きっと摂食障害とリストカッターは、この辺の思考回路が酷似していて、
摂食の先生とリスカのあたしは、ほんの少しだったかもしれないが、何かで共感が出来ていたかもしれず、
それを共依存だとしても構わないと、この共依存なら共倒れはしないと、確信していたから居られたんだ。
[6年5ヵ月]という長い年月の中で、あたし自身もきっと変われただろう。
たくさん感謝が溢れ出して止まらず、本当は脆く崩れそうだったけれど、最後まで毅然として話せたんだよ。
[また何処かで会えるといいね]
先生は最後にそう別れを告げたので、あたしは絶対に泣かないようにして、それに素直に答えて最後に言った。
[今までありがとうございました]
先生は市内の病院勤務なので、もしや何処かでバッタリ会うだろう。
それ以上は守秘義務があるだろう、だからあたしは深く追求しなかった。
本当は関係が切れるコトは怖過ぎて、それでもコレを乗り越えなければ、あたしは強くなれないとわかったの。
こんな貴重な長い時間の内容を、纏めるコトにココロが痛まないなど、そんなワケもなく本当はツラいよ?
でもたくさんを得るコトが出来た、それを身につけるチカラも得てきた、あたしはたくさんを教わったんだ。
だからいつか[元気だよ]なんて、バッタリ会えたら嬉しいと思うんだ。
本当はね・・・本当は許されるなら、泣きじゃくって手放したくなかった、でも自分には出来ないコトだろうな。
去ってしまうモノは追えないのよ?
だから無駄に足掻くより前を見たい、そう諭すのは常に[専門家]であり、消化するのは[自分自身]なのだから。
でも本当は・・・言いたかったんだ。
[離れたくない]
それが無理だとわかってしまうから、あたしはお利口さんを演じてしまう、厄介なタチなのだと思い知ったのよ。


365回目の病院。
2009.03.13.fri
待ち時間、30分くらい。
[疲労感]と[離人感]が拭い去れずに、今日の診察室に入るコトになった。
[リアルを感じられない]
[常に宙に浮いているカンジ]
[フラッシュバックが多過ぎる]
[悪夢が怖くてたまらない]
[日々のリズムが取れない]
もう自分でも制御が出来ない状態、そんな日々の連続に呑まれる感覚。
常に消えない[重大三要素]の悩みが、どうしようもない程にこびりつき、違和感の中を泳ぎながらの日々。
本当はどうしても言えなかったんだ。
カウンセリングが失くなったコト、ヒトとか誰かとか離れてしまうコト、何かが失くなる恐怖心などとか。
そのコトがクチを吐いてしまうのは、どうしても惨めな気がしてイヤで、
自分のしょうもないプライドやらと、どうしようもない程の意地だけで、誤摩化して強がっている現状がある。
[強くなりたいのは本当]
だけど弱さだって否定出来やしない、それが人間というモノだと思うし、もう完璧さなんて求めたくないんだ。
なのに[超完璧主義]が邪魔をして、あたしは弱々しくなどなり切れない。
そのクセ妙な異変を起こしながら、毎日が崩れていく感覚を覚えて、みっともない程に泣き崩れたいのだ。
[ODをしてしまった]
どうしようもないキモチで起こした、あたしのそんな愚行なんかを、今回は先生は怒らないでくれたけど、
ただヒトツ[提案]してくれたんだ。
[眠剤]は絶対的にダメだけど[抗不安剤]であれば少しだけなら多めに飲んでもいい。
それでもODはやはり危険だし、何より欺き裏切る行為と知っている。
そんな折りに来週休みがぶつかり、19日から23日まで休みだから、週末金曜日に通院が出来ない現状。
2週間分の薬を出すのは危険、そんな判断をした先生からの提案で、
今の自分はODが心配なために、火曜日の受診を半強制的に決定、自分はそれに素直に従うコトにした。
現在での強いモノというのは[離人感]なのか[鬱状態]なのか、それを判断するためいくつかの質問。
答えたコト。
ご飯自体があまり食べれないけど[美味しい]と思えるから大丈夫。
動き歩くコトがキツい趣味だけど[楽しい]と思えるから大丈夫。
だけど。
何かをしていないと恐怖感に囚われ、気を逸らす方法が欲しいのだが、睡眠時や覚醒時に隙や油断が出来る。
コレが先述の5項目程に当てはまる。
そんなあたしに向かい言った先生は[何も言ってあげられなくてごめん]というコトバを発してきたのだが、
それはだって・・・先生は悪くないよ?
先生は[出来るアドバイス]をして、その[処理をする]のは自分自身だと、そんな信頼関係は出来ているはず。
だから謝られる意味がよくわからず、ちょっとだけ困惑しながら苦笑った。
最終段階の処方箋を書く際に、考慮項目の中とうとう決定したのが、眠剤の中の[ノーマルン]を削るコト。
[線維筋痛症]や[PTSD]に効くと、そう言われて出されていたのだが、
依然として効果は得られないので、約1ヵ月強程がんばったけれど、削るコトを決めざるを得なかった。
自分に合う薬があるかもうわからず、それでも何もしないよりはマシだ。
そう思いつつの[自己暗示]だろうと、別にもう構わないと思いながら、あたしは治療に専念出来るようにと、
それだけを望んでいるだけなのに、何故に邪念は生まれ来るのだろう?


366回目の病院。
2009.03.17.tue
待ち時間、ほとんどなし。
どうしようもない程のイヤな状態で、泣き崩れながらの診察室。
自分が何故こうなってしまったか、この日に何があったのかなんて、何ヒトツとしてほぼ覚えていなくて、
ただ限界を超えまくったコトだけ、それだけを覚えていた診察室。
号泣しながら何を叫び喚き嘆き、何を訴えていたのかの記憶など失く、思ったコトをひとしきり吐露した。
家族のコトや育ちや環境、自分の身に降りかかった不幸。
それからもう何を言いたいのかも、わからないままに無心にクチを吐く、たくさんのコトバたちが零れる。
何かが伝わったというのならば、何かを吐き出せたというのならば、
家族を想っているコト、家族に想われたいコト。
たくさんのすれ違いが居心地悪く、どうしようもならない程に、ただただ苦しくてたまらなかった。
薬に微妙な変更が入り、ベゲタミンBが眠剤として正式追加、頓服として使うかどうかは不明。


367回目の病院。
2009.03.24.tue
待ち時間、ほとんどなし。
急な診察となってしまったこの日。
前日に内科で言われた通りに、ここに来ただけの診察だったのだが。
[内科での異常はない]
[内科での処置は施せない]
[自律神経の問題だから]
もうずっとわかっているコトだけど、そう叩きつけられるのはキツいな。
でもそう思ってもしょうがなくて、あたしは治すためにここに来るのだ。
鬱的には安定には向かっている、なのでここでも処置が難しくなって。
自分はどんどん厄介者になってゆく。
このカンジがここのトコロ拭えない。
先生は言ったんだ・・・いい意味で。
[見栄っ張り]
[いいフリこき]
コトバが悪くてごめんねなんて、謝られたりもしたが間違いはなくて。
誰かにいい顔をしたいのではない、自分にいい顔をしていたいだけ。
最後に跳ね返るのは自分だからと。
そう思いながらも自嘲う自分が痛い、なのに自嘲うコトを止められない。
苦し過ぎて最近では藻掻きまくって。
文章を書くコトは逃避でもあるし、習慣でも趣味でも表現でもあるから、止めたくはない。
それでも・・・それにすらも、そろそろ強迫観念を感じている。
日記は"毎日"書かないとダメであり・・・そんな自分がここにいるんだ。
リズムが取れないというのもあり、それもヒトツの理由なのだと思う。
カレンダー代わりで、システム手帳代わりで、アラーム代わりなのだろう。
でも。
その習慣とやらに囚われ過ぎでは?
確かにそんな風に思う自分だって、いないワケではないのだよ。
どうしよう。
どんどん見失いかけているんだ、みんなが周りが全部が・・・自分さえも。


368回目の病院。
2009.03.27.fri
待ち時間、ほとんどなし。
調子はあまり戻らないままの診察で。
悪くはないコトが救いか・・・騙しか。
[でも笑えてるじゃない]
先生は最近よくそう言うけれど、あたしは全然[笑って]はいなくて、きっと[自嘲って]いるだろうと思う。
最近の自分の中の支離滅裂さが、治療の妨げになっているのはわかる。
そして強さも頑固さもすべてが、治療の妨げになっているのだろう。
何をどう説明すればいい?
こんなわからないまま抱えたモノの、何をどう説明出来るというの?
つい言ってしまう[大丈夫]さえも、本当は痛くてたまらないのに、どうしても伝わってはくれない。
きっと何となしでわかるのだろうが、わかり得ない実状もあるのだろう。
あたしの治療は未だ試行錯誤中だ。
今日は労基署への書類の記入もあり、それだけ忘れないようにしていた。
最近では、その日の診察で何を話したのかさえ、覚えているのがやっとなのだよ。
忘れっぽくなっているのではない。
アタマの中に詰め込み過ぎたままで、もうコレ以上は入らないカンジだ。
お腹は満たされない毎日なのに、空腹感さえも何も生まれないのに、アタマは無駄に満たされている。
こんな[満たし]なんか・・・要らないよ。