2008.05



319回目の病院。
2008.05.07.wed
待ち時間、ほとんどなし。
と言っても、受付は親が行ってくれたので、
あたしの待ち時間がなかっただけで、実際は2時間くらい待ったらしい。
受付の時点で19人待ちだったようで、午前起きが本気でキツく、
起きれずにいたあたしは、時間を見計らって行ったのだが、
既に呼ばれた後だったらしく、診察にはすぐに入れたというワケだ。
連休明けの第1日目は、本当に混んでいて驚きました。
水曜日は午前診療しかないのに、12時に行ってもすごい人数。
先生の方がきっと疲れるのではないかと、ちょっと心配になりました。
でも先生は[GWはあたしは休むの!!]と言い切ったので、
まぁ・・・その辺の調整をちゃんと自分で取っていたのデショウ。
今回は両親も一緒にいったのだが、
精神状態は今日は落ち着いているが、
[PCのやり過ぎなんデス]とパパが言い張って聞かないので、
それは、今どうしてもやらなきゃいけない作業だと、
何度も説明しているのに、どうにもこうにも聞いてくれなくて、
それについては先生にも[あたしもちゃんと止めてますよ]と言われてました。
実際、普段はこんなにPCばっかりいじってはいないし、
今はシステムの問題があるので、どうしてもやらなきゃいけないと、
説明しても親はよくわからない・・・とりあえず[今だけだ]と言い切り、
親対策はどうにかしてみました。
あと今回の問題はフラッシュバック。
どうにもそれから逃げられない日々、とくに今回はひどい日があり、
自傷行為・・・それもリストカットではなく、ボディカットだったから、
さすがにちょっと尋常ではないので、それについては話してきました。
あとは自分コントロールの問題。
コレは常に問題視しているので、診察項目には必須のモノ。
とくに今はシステムをいじっていて、GWという特別な連休も重なり、
尚更リズムが狂っている事情を話し、
それについてはもう、自主的に努力するしかないと、
結局毎回そんなカンジになています。
鬱状態そのモノが、少しは軽くなっているのが救いで、
でも[リズム障害]だって、かなりの問題だと思うのだが、
自分で解決するのは、努力も半端じゃないし、本気で難しいんだけれど・・・。
とりあえず4人で、以前の悪かったあたしに比べ[よくなってきた]と、
胸を撫で下ろし苦笑してみました。


319.5回目の病院。
2008.05.14.wed
カウンセリング(112回目)デス。
連日の疲れがどうにもツラく、それでも何とかこなしたと話す。
余裕がない様子のあたしに、気づいての反応なのか、
いつも以上に親身になって聞いてくれたようだ。
世間話程度では済まない程、かなり追い込まれてしまったから、
それを誤摩化すのは、先生に対しては無理だと痛感した。
ここのトコロ抱えてしまった問題・・・、
気づきたくなかった事実、[機能不全家族]というコト。
あたしとパパとママは、上手く回っているのかもしれない。
でもすべてを壊すのは、いつも[兄のワガママ]だった。
それを受け止める役目が、いつもあたしで、
あたしがいなければ4人は回らないという現実。
説得出来ない親に対する不満を、常に抱いてきたコトを、
爆発してしまったのは、つい昨日のコト。
そんな不安定な家族構成の中、あたしヒトリが最初に察知して、
いつも必死に上手く回らせていた。
そうやって動かないと、自分が1番危険だと思ったから。
あたしを中心に動く家族、そういうのがきっと[機能不全家族]なのだろうと思う。
渦中に居過ぎたせいなのか、自分でもあまり気づけなかった。
気がつけば、ありえない程のストレスと、不平不満だらけのココロ。
実は問題なのは兄だけでなく、パパにもママにもあったんだ。
自分の持っているモノが[周りには理解されない病気]だというコトはわかっている。
それを抱えているあたしに対して[あんたはワガママに見られている]・・・だなんて、
そんなコトは百も承知で、だからわざわざ今更になって告げるコトでもなかったというのに、
ワザと触れてみたのだという・・・どうしてなのかはわからなかった。
言われなければわからなかった。
[あんたの反応を見たかった]・・・コレ以上まだ何を見たいのか?
こんなにも見せてきたのに、まだ見なければわからないのか?
認めたくなかった、自分の家族が中途半端だなんて。
でも、きっと、何処かで認めなければいけなかった。
そんな話をしている自分が、痛くて痛くてたまらなかったんだ。
トコロで近々、カウンセリングの時間内容が変更になるという。
1時間設けられていたのが、30分へと短縮するという。
いろいろと、この世界も、追いつめられているというコトだ。


320回目の病院。
2008.05.15.thu
待ち時間、2時間くらい。
いつもと同じように、どうすごしていたかの話をする。
最近重なった行事のコト、今までたまっていたストレス、
兄に対する不満、親に対する不満、
寝不足とか調子が優れないとか、体調や検査数値の悪さとか、
・・・何だか生きる上での不安が、一気に爆発した的な話が出来たんだ。
きっと何処かで、ずっと抱いてきたんだよ。
あたしはきっと、何かを抱え過ぎていたんだ。
こんなになるまでも、泣きじゃくるまでも、吐き出せずにいたんだ。
最近では[調子よさそうね]と笑っていた先生ですら、
今日だけはさすがに、深刻そうにあたしの話を聞いた。
ストレスがたまっても上手に吐き出すコトが出来ない。
それがこの病気の大きな特徴ではないかと思う。
誰かに言おうとしても、躊躇ってはやめてしまっていた。
そうして蓄積されてしまったモノは、いつか大爆発を起こす。
最近それがだんだんわかってきた。
もういい。
もういいんだ。
もう我慢しなくてもいいんだ。
なのに我慢しない方法がわからない。
結局はまた誰も知らないトコロで、ヒトリでいろいろ抱えていく。
その繰り返しとコレからもずっと付き合っていくのだろう。
諦めたくなくても、何処かで諦めなきゃダメだろ。
・・・誰かが折れなきゃダメだろ。
ねぇ、先生、神様、・・・何でそれがあたしなんデスか?
こうやって答えの出ない問いを、ずっと続けてきているんだよ。
いつしか他人事のようになるまでに。


320.5回目の病院。
2008.05.21.wed
カウンセリング(113回目)デス。
やはりいつも通り、1週間の出来事の話から始まる。
今回は前回と合わせて、2回目の爆発をした。
今月に入ってから多いデス・・・と、ちょっと疲労感を感じていた。
前回発覚した内容の[機能不全家族]について思った。
あたしの家族はあまり記憶力が備わっていない。
家族の記憶すべきトコロを、あたしが全部記憶していたから、
あたしが動かなければ、何も回らない状態だっただろう。
生活に支障を来す程の問題ではなかったから、
別に全員がコレまで普通にすごせてはいたのだが、
やはり中心となって動いていたのは、いつもあたしだった。
きっと何もせず放っておけば、すべてがすれ違って終わっていたのだろうと思う。
本当はバラバラなのに、何とか繋ぎ止めていたコトを、
誰も知らない・・・知るはずもない、そう気づかれないようにしたのだ。
あたしが気を使わなきゃ、衝突してしまう家庭環境。
それがそもそもおかしいと思うが、
あたしが爆発してしまえば、みんな必死になるんだよ。
自分の知りたくないトコロを、すべて指摘されてしまうのだから。
そんな自分の家族が、イヤだなぁと思わないコトはない。
でも、キライには、やはりなれはしないのだ。
だから、あたしが身につけたのは、[発想の転換]という自己防衛法。
マイナスをプラスに変えればいい。
エネルギーは莫大に必要だが、それしかもう方法がなかった。
自分は今[相談所]のような存在になっているのだと思ってしまう。
家族はもちろん、トモダチからも。
何故、自分がそうなっているのか、わかる気がしないでもないし、
[キツくないの?]と聞かれたが、そんな自分も悪くないと思う。
それが[発想の転換]というヤツだ。
相談されても、あたしは、容赦はしないという性格だ。
いいモノはいい、悪いモノは悪い、相手にはっきりそれを伝える。
そんな自分のコトを[頑固だと思います]と言ったら、先生は苦笑っていた。
この[頑固]という自分の性格は、たぶん父親譲りで、
生きる上で必然的に形成された自分の性格だから、
自分から見ても周りから見ても、よくもあり悪くもありなので、
こんな自分になってしまったコトを、
嬉しいとは思わないが、先生と同じで役得と思わなければ、
きっとツラ過ぎて、ダメになってしまうかもしれない。


321回目の病院。
2008.05.22.thu
待ち時間、なし。
待ち時間がなかったドコロか、こっちが待たせたかもしれません。
午前受付の後に午後の受付をしに行ったのだが、
[午後イチデス]と言われたのに、15分程遅刻したのだ。
完全予約制ではないから、単純に繰り下がっていくだけだが、
順番を狂わせたコトに変わりはない。
・・・まぁ、それはあまり、深くは考えないでおこう。
いつもと同じように[今回の調子はどうデシタか?]という話から始まり、
順を追って話していき、それは特別なコトがない限り、いつもの診察となる。
だけど今回はまた、突然のフラッシュバックに襲われ、
対応策が上手く取れなかった・・・そんな失敗を説明していった。
[眠剤を3回分飲んだ]と話し、
それ以外の自傷はしていないが、安心は出来ないとも話した。
OD自体についても、本当はする気はなかったのに、
たぶんまだ何処かで、そうしてしまおうと思っている自分がいるのだろう。
[出来ればもうしたくない]と自分でもそう言っているのに。
あたしの持つ病気の、本当に怖い部分だと思ってしまった。
その他には、[線維筋痛症]の状態だとか、[生理がきていて重い]とか、
カラダの痛みの方の話もしてみた。
正直ツラいけれど、痛いヒトはもっとキツいんだろう・・・なんて思いながら、
[自分だってツラいクセに]と自嘲っている自分がいる。
そしてどうしても話したかったコト、
[記憶力が発達し過ぎている]・・・そんな自分がキモチ悪いと話した。
母親にもキモチ悪がられたと話してみたら、
[それは違うんじゃない?]と言われたが、
母親にあんな反応をされれば、自分を出すコトが怖くなってしまう。
[記憶力がいいのは能力だから]なんて言われたが、
正直、こんなモノは、まったく望んでなんかいないし、
疲れるし、ツラいし、キツいし、苦しいし、悔しい・・・。
でも[悪いコトじゃない]と言われて、
そこでやはり思ったのが[発想の転換]というモノだった。
悪いモノだと思ったらツラい・・・ヒトより優れていると思えばいい。
[じゃぁ自分の能力なんデスねぇ]だなんて苦笑って言ってみた。
そうやって何かを誤摩化しながら、生きていかないとツラ過ぎるから。


321.5回目の病院。
2008.05.28.wed
カウンセリング(114回目)デス。
いつも必ず1週間の調子から始まるのだが、
悪天候や寝不足やカラダの痛みが一度に重なってしまって、
ものすごい不調な日をすごし、フラッシュバックにも苛まれてしまったから、
思考スパイラルからの脱出が、本当に大変でキツかった。
本日の話の中で[インナートーク・アウタートーク]というモノがあったのだが、
要はあたしが言うトコロの[脳内会議]というヤツで、
会話をする時に、考えながらしているかとか、
自分ヒトリの時に、考えゴトがどのくらい多いかとか、
思ったコトを思ったようにクチに出すコトが出来るかとか、
そういう内容の話だったのだけれど、
人間にはそれぞれ[直球型]と[間接型]とがあり、
会話をしている時に、思ったコトをすぐに言ってしまうか、
一度考えてから、コトバを選んで話しかけるか、
そんな[会話の違い]の話をした。
ちなみに家族では、あたしだけが[間接型]であり、他の3人は完全[直球型]だ。
そんな[間接型]だというあたしも、ヒトから見れば[直球型]で、
でもすべてを直球で出すと、きっとすごいコトになるだろう。
あたしのココロの中はものすごく混沌としているので、
すべてを曝け出すと、たぶん相手はたじろぐだろう。
だからあたしは、異常なまでにコトバを選びながら会話をしているんだ。
はっきり言って、毎日が苦痛でたまらないんだよ。
とくに兄に対しては、他の誰とも比べられない程、苛立ってしまう。
思ったコトを軽々しくクチにしては、相手を不快にさせている、
その事実に全然気づいていない・・・。
そんな兄に対する苛立ちは、何かに変換させないとキツい。
そうやって、あたしが持つ[発想の転換]は生まれたのだと思う。
今回はどうしようもない程の[思考スパイラル]に陥ったのだが、
そんなループからの脱出法は3つ程は持っている。
[外部との接触]
[日記等の文章にする]
[話せる相手と話す]
最後のヒトツは、[話せない相手と話す]と、逆にストレスがたまるので気をつけたい。
自分が堕ちたかどうかの境目は、[会話が出来るか]というトコロにあるので、
会話がヒトリゴトになったら、出来るだけ気づくようにしている。
そんなあたしの日常を[日替わり弁当のような日々]と例えられて先生と苦笑った。


322回目の病院。
2008.05.30.fri
待ち時間、15分くらい。
調子が悪いコト、気分の波が激しいコト、
フラッシュバックが多かったコト、無限のループにハマったコト、
[・・・そんな不調な時期デシタ]という話をして、
それでもそれに対する回避法を少しは覚えたのだと話した。
コレまでと少しずつ比べてみる・・・そんな回避法もあったようだ。
[よくなってきているコト]を考えてみた。
[悪くなった気がするコト]も考えてみた。
[気づきたくなかったコト]も考えてみた。
家族との関係が実は不安定だったというのは、出来れば気づきたくはなかった。
会話の質の違いの話もした。
[直球型]と[間接型]という、カウンセリングと同じ話だった。
あたしはそれに加えて、[変化球型]だというコトもわかった。
[間接的]に話してもわからない相手が多い・・・。
なのであれば、[変化球]を投げかければ、少しは理解出来るかなぁ・・・と考えた。
なんでそんな努力をしなければいけなかったのかは、最早わからなくなってしまった。
たぶん、そんな環境に延々と晒されていたのだろう。
体調の悪さの話もした。
肩こり・腰痛・生理痛・生理不順・・・どれを取っても、不調以外の何モノでもない。
既にメンタルの領域ではなく、内科や外科等の管轄のモノなので、
コレ以上はもう、通院を増やしたくないから、現状で我慢するコトを選んだ。
自傷のコトも話した。
自分を治すというコトが周りを安心させるというコトだというコトに、
やっと気づき始めているんだ。
[だから自傷をしない]
[めんどくさから自傷をしない]
そのフタツが未だ交差しているから、安心も油断も出来ない状況。
事実、最近ODはしてしまったのだ。
ODも自傷に入るのだから、[していません]とは言い切れない。
不安定は毎日消えずにいて、本当は昨日のウチに通院しようと思っていたのに、
動くコトがキツくなってしまう程、疲れがたまってしまったようだ。
[がんばろう]と思うとツラくなる、[動こう]と思うと動けなくなる。
がんばり過ぎないというコトが、どうやらまだまだ出来ないようで、
今は、出来ない・やりたくないと言えるようになりたいと思う。
今回は月末というコトで、労基署の書類も忘れずに書いてもらった。
そういうノルマが、まだまだ自分をがんばらせてしまうのだろう・・・。
いつからこんなにもプレッシャーに弱くなったのか・・・思い出すコトも出来やしないんだ。