2008.03



308.5回目の病院。
2008.03.05.wed
カウンセリング(104回目)デス。
突然、自分に降りかかった環境。
本当の自分を出してもいいのかもしれないと思える場所に巡り会った。
まだ[全部]だとは信じきれないけど、
少なくとも、こないだは出し切った。
眠らないで出し切ったから、カラダにガタが来ましたと言い、
[それもちょっとやり過ぎね]とメンタルの先生に言われそうと言ったら、
お互いに苦笑しながらも、
それでも、気を使わなくていい場所が出来てよかったねと言ってくれた。
今までそういうヒトはいなかった?と聞かれて、彼氏しかいなかったと言った。
親にすら、そこまで話せません・・・と話したけれど、
別にウチは[機能不全家族ではない]と言って、苦笑する。
全部は話せないけど、ある程度話していると思う。
・・・というか[話す]という時点で、ヒトとか内容とかどうしても選んでしまうと言ったら、
それは疲れないの?と聞かれ、すっごい疲れますよ!!と笑った。
疲れるけれど、本当の自分で話すより、ラクだと、
そんなトコロが、器用で不器用で、自分がキライだけど好きだと話した。
先生は複雑な顔をしたけど、[それも全部猫娯さんだから]と言ってくれて、
否定でも肯定でもなく、あたしという人間を認めてくれた。
1番嬉しい対応だと思ったけど、
どうしてヒトは、[このヒトはこうだ]とか[個性]とか[らしさ]とか、
カテゴリをヒトツしか持っちゃダメ、みたいな言い方をするんだろうと、
・・・疑問に思ってみたけど愚問だった。
人間は、未知の世界や、概念に当てはまらない人間には、恐怖を感じるのだ。
だから、[このヒトはこうだから]と位置づけをしないと、安心出来ないのだろう。
でも、あたしはそれを、どうにも上手くかいくぐっているらしく、
どうやら上手に出来過ぎたらしくて、結局自分は疲れてしまう。
周りを疲れさせないように動いてしまう。
それは、わざわざそうしているワケではなく、物心ついた時からのモノで、
自然に不自然な行為に出てしまう・・・そんな不器用で器用な自分で生きてきたんだ。
誰もきっと、わかってくれなかったと思ってたし、警戒されると思ってたから、
初めてそんな話を聞いてくれるヒトがいて・・・気が抜けて、怖かった。
でも嬉しかった、本当に。
そんなあたしを聞いていた先生は、[その全部が猫娯さんだから]と言ってくれたんだ。
[見え過ぎて困る]という表現を先生はしていた。
そんな[困る]自分も、やっぱり自分なのだと、受け入れて上手にすごしたい。
だから、あたしはきっと、ずっとこんな自分として生きていくのだろうと思う。
自分に自分が飽きるまで。


309回目の病院。
2008.03.06.thu
待ち時間、10分くらい。
昨日カウンセリングで話したようなコトを話したら、
[それもちょっとやり過ぎね]と苦笑された。
それでも、気を使わなくていい場所というモノが出来たコトに、先生も安心したみたいだ。
あたしは[精神科医とカウンセラーは違う]と思ってきていた。
それが、多少間違いだったと、今日は考えを改めた。
この先生なら、よくいる精神科医とは違うと、安心してもいいと思えた。
全部は信じれないし、全部は委ねられないし、
それは当たり前なコトなんだけど、
それでも[この先生でよかった]と思えた。
[裏表のない人間なんかいない]と先生ははっきり言ってくれた。
何人の自分がいても、別にいいんだよと言ってくれた。
精神科医は、人格がバラバラだとヒトツにまとめたがると知っている。
でも、この先生は[たくさんいてもいいの]と言ってくれる。
テキトーなコトバではなく、とても重みのあるコトバだった。
だから、あたしは、話してよかったと思ったんだ。
そりゃぁ、裏ではどう思ってるかなんて、わからないし、わかるワケもない。
そんなのは当たり前で、だけど、あたしは病気を治しに、ここに来ているんだから、
不具合があれば話は聞いてもらうし、意見の衝突だってあるんだ。
そうやって、進んでいこうと思って、治療を受けているんだから。


309.5回目の病院。
2008.03.12.wed
カウンセリング(105回目)デス。
前回は、自分的発見を、まるで[あらすじ]のように話した。
本当は、全部を話しきれる自信がなくて、上手く話せる自信もなくて、
でも、意外に話が出来たコトが嬉しかったので、
しばらくは、そんな[自分について]の話になるような気がします。
・・・というか、カウンセリングというモノは[自分について]話す場所デス。
だから、それでいいのだと思って、今は通っています。
今回は、[舞い込んできて手放した仕事]について話しました。
突然降ってきた嬉し過ぎる仕事の話。
自分が本当にやりたいと思っていた仕事の話を、
現状から、どうしても断らなければいけなかったコト、
その悔しさと悲しさと、様々なショック、
そして、まだ自分は認められているかもしれないという、ほんの少しの自信。
[認めてくれたヒトがいた]・・・それだけで、嬉しかった。
でも、突き放さなきゃいけなかった、それが痛くてたまらなかった。
今は大きなチャンスを逃したけど、
きっといつか、また舞い込んでくるコトを願いたい。
全部をマイナスには考えないように、その練習もしようという話をした。
きっと、あたしは、今すごくがんばれている。
周りから見ればちっぽけだけど、あたし自身はがんばっている。
認めているのが自分だけでも、それでいいと思うし、
自分以外にも認めてくれたら、もっと嬉しいんだと、話をしました。
そんな話でも、たくさん出来る、この場所に、ものすごく感謝だ。


310回目の病院。
2008.03.13.thu
待ち時間、30分弱くらい。
午前中に午後の受付をしたけど、2番目になりました。
2番目だけど、結構待ちましたが、そんなに待ったウチには入りません。
やはりカウンセリングに引き続き、仕事の話をした。
誰よりも止めるのが、メンタルの先生だと思っていたから、
[やりたいけど断った]と話したら、
確かに残念だったかもしれないけど、
すごいいい話がいただけるんだから、それがヒトツの目標になるデショ、
コレからも、そういうチャンスは、きっとあるからね、
・・・そう言われて、あたしはまだ、目標というモノを持ってもいいんだと思えた。
あるかもしれない、ないかもしれない、
でも、あればラッキーくらいに思っておくのが1番いい・・・と思うくらいには、
[生きる意味]が見つかった。
[認められたね]と認めてくれるヒトが、結構多いコトが、今は幸せだ。
[死のう]とがんばっていた日々。
今でもまだ、消え切ってない毎日。
それでもあたしは[生きている]んだと思うし、
[生きていたい]んだと思うから、きっと大丈夫だと思える。
自宅の近所が怖いという話もした。
どうして怖いのかの説明もした。
今までなら[忘れなさい]と言っていた先生も、
長年あたしと向き合った今は[忘れられないのはわかるから]と言ってくれる。
[逃げてもしょうがないと思う]と言ったあたしに、そうだねと頷いてくれた。
治すには[逃げる]のではなく[克服する]のだと思う。
だからあたしは、今いるこの場所で、治していきたいんデス。
何処にいても、自然な自分でいられるようになりたいんデス。


310.5回目の病院。
2008.03.19.wed
カウンセリング(106回目)デス。
出がけにパニックを起こしました。
ヒトによってはちょっとしたコト、あたしにとっては大きなコト。
大丈夫な時は大丈夫なのに、何で急にダメになるんだろう?
恐怖心が、突然、飛び出して、抑えが効かなくて、
ヒトを傷つけるコトは、自分も痛いと思い出してしまったから、
痛いのが怖くて、痛みを確認したくて、腕をたくさん切った。
ココロは痛いのに、腕が痛くないと、一生懸命、先生に説明した。
治らずに痛いコトを忘れる。
治って痛みを思い出す。
・・・どちらがいいのかわからないと、一生懸命、先生に伝えた。
壊れたモノの大きさが、どんどんわかってきて怖い。
自分にとっての正常と異常の境目が、どうしてもわからない。
だって、どれもあたしだからと、一生懸命、先生に話した。
先生はいつもちゃんと聞いてくれる。
聞き流すでもなく、受け止め過ぎず。
ちゃんといつもカウンセラーと患者の関係を保っていてくれる。
あたしはきっと全部見えていて、でも壊れていなきゃ怖くて、
たぶん、そうじゃなきゃ、壊れ過ぎていて、発狂して周りも壊して失くすから、
きっと何処かで治るのを恐れている。
[病気は治すモノ]・・・当たり前にわかっている。
でも、その当たり前が怖いという現実があるコトを、
先生は知らないヒトではないから、
あたしの話に、ちゃんと耳を傾けてくれる。
今はまだ、[話すだけ]で充分だと思うから、
話したいコトを、話したいだけ、垂れ流していたいのだろう。
この生温く、甘えているか危うい状態が、
もしかしたら[休む]というコトなのかもしれないと思った。


311回目の病院。
2008.03.21.fri
待ち時間、2時間半くらい。
浮いたり沈んだり、どうにもこうにも相変わらずで、
それは徐々にはよくなっている・・・そう思いたくても、
やっぱり、近頃悩んでいるコトが、アタマから離れないでいる。
話せるだけ、時間の許すだけ、
今日は、持っている疑問を全部投げかけた。
先生はきちんと返してくれた。
恋をするのは、ヒトを見れるようになったから。
性欲が出てきたのは、人間の機能が戻ってきたから。
[治ってきているんだよ]
・・・本当にそうなのか、わかるようなわからないような。
だけど本当に悪かった時よりは、確かに状態はいいから、
[回復中]なのは間違いじゃない。
そんな中で、まだ揺れ動くあたしのココロは、
ヒトのコトバや、いろいろなモノに左右されてしまうから、
そんな自分の弱さを克服するコトが、[課題]だとされた。
コレで、課題がフタツに増えた。
もうヒトツは、いつもの[やり過ぎ注意]。
いや、きっともっとあるのかもしれないけれど、
今の大きな課題は、とりあえずフタツだ。
日記の公開や、ネットを見るのも、メールをするのも、[危険]とされた。
ネットやメールは、今はやり過ぎてはいない。
日記は[趣味]で[好きなコト]だから、絶対にやめたくはないコトだと、
奪われたくないと必死で伝えたら、
[じゃぁ、それは止めないよ]と、たぶんわかってくれた。
人間は、趣味も生き甲斐も、何もない状態で、
病気を克服し、回復するのは、まず困難なんだと言われ、
[好きなコトは大事にして]と言われた。
・・・きっと、今、自分が[好きなコトがある]のは、
きっと、何も間違ってなんかいないんだよね・・・?
どうしても、自信がないけど、何処かで理屈がわかっちゃってる。
肯定出来るか、否定するか、たぶん、それだけの話なんだ。
趣味がある。
好きなコトがある。
好きなモノがある。
好きなヒトがいる。
会話をする。
恋をする。
キスをする。
セックスをする。
・・・何も間違っていないと、先生は、言ってくれたから、きっと今は少しは大丈夫。


311.5回目の病院。
2008.03.26.wed
カウンセリング(107回目)デス。
最近自分の身に起きている、不思議な現象。
ミラクルな日々のリズムに、少々戸惑いを感じています。
ずっとリズムが上手く取れずにいたのに、
突然に朝起きるコトが出来るようになったコトが、
どうにもカラダもココロもついてこなくて、
それでも目は覚めてしまうから、何となく起きてはみるのだが、
夜眠る時間がやっぱり遅いから、寝不足感は否めない。
そんな話をヒトツ。
今回はトモダチの個展を挟んでの通院だったので、
その個展で入手した素晴らしい絵をぜひ見せたくて持っていき、
そこで起こった出来事などを話してみた。
個展では、トモダチと逢えるという利点もあり、
そのトモダチから、また違う人脈が生まれたり、
トモダチの人脈を知ったりする、そんな利点もあり、
偶然にも卒業から13年も逢っていなかったトモダチにも逢えて、
いろんな偶然などが重なり、それがいろいろなカタチで、
よくも悪くもネットワークが広がるのだろうと話した。
ネットのトモダチも大切だけど、リアルにはやっぱりかなわない。
ヒトの目を見て話せるコト程、すごいコトはないし、
大変なコトもないだろうと思う。
顔の表情や目は、感情を読み取れる。
文字からは読み取れないモノが、そこでは手に取れる。
大きな違いだと思う。
たぶんそんなコトに、今更ながら気づいたんじゃないだろうか?
たくさんの収穫がありましたと、何だか誇らしげに言えた。
別に自分がすごいコトをしたワケでもないのだけれど・・・。


312回目の病院。
2008.03.27.thu
待ち時間、30分くらいかな。
今週はまず生理があったのでツラかったなどの話から始まった。
生理痛がいつも重いのと、生理不順や婦人科系のいろいろとで、
ちょっとキツい自分のカラダは、時々ホントに、生理にたえきれない時があるので、
そんな時に、どうしても、ベゲタミンBを使ってしまう。
最近ではロキソニンが効かないので、寝逃げをするしかないのだ。
そして、最近、どうにも、いいのか悪いのかわからない[早起き]なのだが、
確かに起きれるのはいいコトだけど、時間的には寝不足なのだ。
カラダだって、結構まいっている。
それでも、起きれるようになったのなら、今度は眠る練習をしようという話になった。
最近ではテレビやニュースとか、
世の中のコトを自分の中に取り入れても大丈夫になってきたので、
ワリとがんばって見ているのだが、
そう思った頃には、どうしてこんなにも世の中はおかしくなっているんだ?なんて、
疑ってしまう程には、世間はかなり腐って見えた。
ちょっと前のあたしなら、事件ヒトツで、ありえない動揺をしたり、
自分の感情までもが左右されていたから、
今、冷静に見れるようになって、ちゃんと見たら、やっぱり腐ってしか見えない。
そんな自分の感情は、どっかおかしいのだろか?と、先生に聞いてみたら、
[普通になってきたんだよ]と言われた。
でも、もし、あたしのこの感情が[普通]だというのなら、
世の中はどれだけ壊れているんだろう?と思うし、疑問だらけだ。
昨日カウンセリングで話した、人脈の大事さとかの話もした。
一時期、本当にネット依存だったかもしれないあたしがいた。
今にしてみれば、トモダチはネットの中にばかりいた。
本名も顔も知らないトモダチが、たくさん存在していた。
でも、ちゃんと顔を突き合わせて話せるトモダチというモノが見える今、
ネットのトモダチも大事は大事、でもリアルのトモダチは断然違うと思える、
そんな普通の感覚が持てるようになったのだろう。
コレまで、たった1通のメールとか、掲示板のカキコなんかに左右されてきたあたし。
そんなモノたちに、気がついたら、リスカさせられていたかもしれない。
それを全部、自分のせいにしてきた。
全部自分が悪いと責めてきた。
今のあなたにとってのリスカとは?・・・そんな質問をされた。
あたしにとって、このリスカという行為、そして傷痕は、
決して肯定してはいけないけれど、否定もしてはいけないと思うし、
それがコレまで生きてきたあたしだから、
やっぱり忘れたくないし、消したくもないと言い切った。
先生は複雑な顔をしたけれど、あたしのキモチをちゃんと受け入れてくれたと思う。
そんなコトをたくさん話したら、大事なコトをうっかり忘れていた。
労基署に提出する書類を書いてもらうのを忘れていた。
・・・ちょっと抜けていたと思うが、それくらいがきっとちょうどいいのだろうと今は思える。