2007.12



295.5回目の病院。
2007.12.05.wed
カウンセリング(96回目)デス。
最近、調子はよくなってきたと思う。
なので、取り立てて、悩みとかはなかったから、
テキトーな会話ネタを持っていった。
というか実は完徹で向かったのだ。
・・・作業しまくって、眠れなかった。
作品を作る・・・とか、そういうのがすごく楽しい。
小学生の時の絵とかも出てきた・・・なんて話もしたり、
そんな中、逆に失くなったモノもあったり、
物忘れが激しくなったとか、そんな話もした。
不思議現象として、
ついさっき足下に落としたモノが消えたコトがあった。
どうやっても転がったりもしない、失くなるはずのないモノが、
何処にも見当たらず、未だに見つかってはいない。
そういう不思議現象は、実は珍しいコトでもないので、
別にいいやとスルーしてはいた。
先生も、カウンセラーとして、そういう話も耳にするらしく、
今に始まったコトじゃない様子だ。
そんな現象の始まりは、中学生くらいからずっとなので、
逆に慣れてしまった・・・というのが、あたしの現状だ。
絵の話に戻ろう。
自分の絵は、趣味と商業で両方ある。
先生には趣味絵しか見せたコトがなかったので、
実に新鮮だったらしい。
本当は仕事でまた、こういうイラストも描きたいんデスけど・・・、
なんて苦笑してみたりもしてみた。
振り返っても戻ってはこないのに、
悔しくても戻ってはこないのに、
どうしても[あったはずの未来]を悔やんでる自分がいるようだ。


296回目の病院。
2007.12.06.thu
待ち時間、30分くらいかな。
3人待ちでそんなには待たなかった。
最近では、診察室に入る度に[調子よさそうだね]と言われる。
自分でも何となく思ってはいるけど、実際、調子は悪くはないようだ。
傍から見ると、本当に目覚ましく調子よくなっているみたいで、
何処へ行ってもそう言われている。
今週は、何ゴトもなく過ぎていた。
気になるコトといえば・・・、
[物忘れが激しくなった]とか[失くしモノが増えた]とか。
物忘れについては、今までが記憶力がよかったので、
[まぁヒト並になっただろう]って言われたから、そんなもんかなぁ?と思った。
失くしモノについては、モノを失くしてもパニックを起こさなくなった。
・・・コレは自分でも快挙だと思う。
以前なら[ない!!]と半狂乱だが、今回はワリと落ち着いていて、
[まぁそれ程大事じゃないし]とか[そのウチ出てくるだろう]と、
軽く流せるようになったのだ。
頓服も飲まなくて済んだ。
1日だけ完徹した日があり、それについては、
[薬によって逆に活発になる]と言われて、
効いてないみたいだし、軽いのに変えようか?という話にもなったけど、
まずはロヒプノール2錠から1錠に減らされた。
そのロヒプノールが結構厄介らしく、
眠らせるにはいい薬だけど、飲んだ後は絶対に行動しないようにして、
万が一、飲んだ状態で入眠体制に入らなかった時、
無意識に何かを行動してしまう・・・夢遊病のような状態になるそうだ。
コレはハルシオンなんかも、同じような副作用があるという。
実際ハルシオンを服用してた時期、
知らずにリスカをして、泣きながら親に電話をし、それを処置して、
掲示板に書き込みをしていた・・・というコトがあるのだ。
ロヒプノールについては[自分で調整してね]と言われたけど、
さすがに、強制的に減らされた・・・まぁいいキカイだろうとは思うけど。
とにかく、傍から見ても、自分でも、[よくなっている]とは感じている。
鬱病は波があるので、まだ油断は出来ないが、
そろそろ脱するコトが出来る時期も近いのかもしれない。
・・・そうだといいなぁという、ささやかな願望も込めて。


297回目の病院。
2007.12.13.thu
待ち時間、1時間くらい。
ちょっと怠慢感があって、やめようとか思ったけど、
行かなきゃいけない出来事があり、
結局、診察を受けに行ったんデス。
・・・いや、そんなオオゴトになったワケではなく、
むしろ[よくなったかも]の報告。
以前のあたしなら[大パニックで発狂してたかも]というコトがあり、
それを回避出来た・・・と話した。
今回のは、イラつくのは、あたしじゃなくてもなりうる・・・、
そんな小事件だったのデスが、
それをかわせたのは、結構快挙だと自分でも思った。
灯油が、突然切れたんデス。
今年7月に越してきた家なんだが、
最初の契約の話と違う・・・!
ちゃんと契約通りだったら、こんな突然灯油がきれないはず。
・・・どうなってんのよ!と電話して、
とにかくこの時期に暖房がないのは死活問題だと、
思いっきり電話で喧嘩売るトコロだったが、
何とかそうならずに済んだという。
[ヒト並になってきたかもしれない]
そうならなきゃいけないから、結構必死ではあったんだけどね。
長年主治医やってる身としては、かなりホッとしたようデス。


297.5回目の病院。
2007.12.19.wed
カウンセリング(97回目)デス。
最近は、とくにコレといって大きな波もないので、
今日はテキトーに話題になりそうなモノを持っていった。
世間話が出来る時は、調子がそれなりにいいので、
結構話したがりになってしまう。
あれもコレもそれも・・・と話してるウチに時間がくる、というパターンで、
今日もそんなカンジだったのだが、
持ってきたモノは必要なかったかぁ・・・と思った最後の方で、
出番がきたんだよね。
話題がそっちの方に上手く進み、取り出したるは過去の産物。
一緒に、昔やっていた仕事のイラストを見ながら、
[またこういう仕事がしたい]と言った自分の口調が、
結構切実っぽくて、ちょっと悲しくなった・・・。
悩みは減ってきたとて、やっぱり今の現状がいいなんて、
思ってはいないんだと、ちょっと思い知ったなぁ。
じゃぁどうすればいい?なんて、
[治ればいい]に決まっているんだけどね。
簡単に治るのか、延々治らないか、
治そうと思って治るモノなのか、
誰にもわからないのがこの病気なんだから、
気長に待つしか、もう手がないワケなんだよな。
悔しいけど、コレばかりは指をくわえてこらえるしかないんだ。


298回目の病院。
2007.12.21.fri
待ち時間、30分くらい。
午前中に彼氏に受付をお願いしていて、
昼イチで取れたはずなのに、コレだけ待ちました。
先生忙しいのかなぁ?と思いながら待っていたんだが、
他の患者さんが待てなそうにしていて、
[待ってあげろよ]とちょっと悲しくなった。
診察室に呼ばれて[遅くなってごめんね〜]と言われたが、
あたしは30分や1時間くらいは全然平気なので、
[いえ、あたしは大丈夫デス]と笑顔で答えた。
診察内容としては、大した話はしなかった。
ここ最近調子がいいせいか、
調子がいいと、話したいはずのコトが出てこないのが現状。
[調子はいいデス]とだけ言って、終わり・・・というカンジで、
あとは薬の調整とか、かなぁ。
一応、リズムの話だけは、毎回するんだけど、
[リズム・睡眠はバラバラ]とだけは伝えます。
以前程ではないけれど、波もあるんだけど、
[ずいぶんよくなったよね]で終わってしまう。
実際、自傷もODもしていないので、
[よくなった]としか診断出来ないんだろうが、
まだ完全によくはなっていないんだけどなぁ・・・と思いつつ、
自分が[ここがツラい]と伝えなければ伝わらないのはわかるし、
言わない日はきっと大丈夫なのかもしれないし、
言えない日は次に持ち越せばいいと思うから、
まぁ、その時の状態で診察してもらおうと思った。
今回は、薬の調整をすこし入れてもらって、
漢方を少し多めにしてもらった。
最近、喉のつまりがひどくなってきたから、
1回1包を2包に増やしてもらったのだ。
鬱もつらいが、実はコレもずっとツラい症状なんだ。


298.5回目の病院。
2007.12.27.thu
カウンセリング(98回目)デス。
今年最後のカウンセリングとなりました。
今日の話は[今年を振り返って]がテーマっぽくなったかな。
今年はあたしにとって、とても大きな年になりました。
前半と後半・・・とわけて、大きな変化があったので、
病気の方にも、生活の方にも、大変影響したかと思います。
前半まではホントに大変だったと思う。
裁判が終わって、いろいろ落ち着いてきた頃で、
リズム障害が発覚したりとかで大変デシタが、
後半はいろんなモノが補償されたりとかで、
引っ越しとか労災とかの方があったり、
何もかもが変わって、自分の中の大きな変化もありました。
引っ越しをキカイに自傷もぴったりと止まって、
生活ががらりと変わったから、
今まで出来てなかった家事とかがどんどん出来るようになったり、
リズムの方も安定してきたりで、
[いい意味でのプレッシャー]・・・というのが出来たと思います。
ご飯を作れるのも、朝起きれるのも、自傷しないのも、
誰かがいるという[いい意味でのプレッシャー]があるからだと思って、
それが自分にとって、すごく大事なモノだと思えるようになった、
・・・それが1番大きいと思いました。
コレまでは[自分が死んでも何も変わらない]と思い続けてきましたから。
そんなコトはないよと、自分で思えるようになったのは、
ホントにすごいなぁと思います。
今までの体験は苦しかったし、ツラくて投げ出したかったし、
今でもまだツラくてしょうがないけど、
でも、こうなったから、自分は大きく変われたのかなぁ・・・なんて、
都合のいい方に考えられるようにはなったんじゃないかなぁ?
今まで[どうしてまだ生きてるんだろう]なんて思いながら、
年を越してたコトを考えたら、[生きたい]とか[生きててよかったなぁ]とか、
そう思える今年は、今までと違うんだと思います。
そういう意味での[大きな年]になったコトは間違いないデス。
生きていて、本当によかった。


299回目の病院。
2007.12.28.fri
待ち時間、ほとんどなし。
今年最後の通院デシタ。
笑顔・笑顔・笑顔の通院・・・本当にこんな年越しが出来て、
今年は本当に何かが変わったのだろうと思います。
自分でもそう思うし、先生もそう言ってたし、
たぶん身近なヒト達もそう思ってくれてる、と思いたいデス。
時々は堕ちる時もあるし、調子崩す時だってあるけど、
誰もがなるくらいの程度になってきたし、
誰とも変わらないくらいにはなってきたし、
病院の先生に言うのもなんだけど、
[来年もよろしくお願いします]なんて笑って言えて、
[今年中には死にたかった]なんて思ってたのが嘘のようで、
去年末、自殺未遂したのも忘れかけていて、
自傷とかODなんてしていないから、
夜中に[いのちの電話]になんて電話したりしてないから、
何だかあたしはずいぶん[大丈夫]になったんじゃないかなぁと思う。
まだまだ通院は自分にとって必要だけど、
今までのような変な心配をさせるコトも、もう減るだろう。
徐々に回復している・・・ただそれだけを今度は信じていきたい。
あたしはもう、きっとコレ以上死んだりしないから。
きっとどんどん生き返るから。