2001.02



初めての精神科。
2001.02.19.mon

金曜日、やっとの思いで決心して、あたしは精神科に行った。
リスカが止められなくなったコト。
会社に行くのが怖くなったコト。
泣いて泣いて止まらなくなったコト。
死にたいとか、消えたいとか、思ったコト。
あまりにも、もう、自分ではどうにも出来なくなったので、緊張に手を震わせながら、病院に電話をした。
もともと、アガリ症なあたしなのだが、病院好きなあたしも、さすがに精神科は緊張した。
怖くて、何度も引き返そうとか思ったりもした。
病院は、なんてコトない普通の病院。
・・・といってもあたしが行ったのは小さなクリニック。
待ち時間は、2時間。
1人1人の診察に、時間をかけているためらしい。
あたしの診察時間も30分程あったと思う。
先生は女性。
優しさの中に、厳しさもあるカンジのヒト。
悪い印象はない。
というより、あたしの中で[医者はこういうもんだ]という偏見が、いい方向に働いているのだと思う。
ひたすら、たどたどしいあたしの話を聞いてくれた。
[たいへんだったんだね]
[息抜きは出来てる?]
[たよれるトモダチはいる?]
[会社の居心地はいい?]
[お仕事は好き?]
[お仕事がツラいって感じたコトない?]
[オーバーワークだなぁって思ったコトない?]
[死にたいとか、消えたいとか、思ったコトない?]
そういう質問を交えながら、あたしの中のココロを引き出してくれる。
すごく、話しやすかった。
[医者だから]というキモチもあったのだろうが、
ヒト見知りの激しいあたしにしては、あたしの奥の感情を、素直に話せた。
もちろんリスカのコトも話した。
腕も見せた。
[こんなにツラくなってたんだねぇ]
[ダメよぉ、自分がかわいそうデショウ?]
うん、それは分かってる、一般論として。
でも自分がかわいそうと思えるヒトは、リスカはしない。
[どういう時にこうしたくなる?]
と聞かれ
[イライラしてどうしようもなくて落ち着きたい時、すると落ち着きます]
と答えた。
[そうかぁ、・・・やっぱりねぇ、少し休もう?
 ココロが疲れてるのよ。カラダがね、もう、無理したくないって言ってるのよ]
涙が、出そうになった。
嬉しくて、ツラくて、哀しくて、情けなくて。
ひとしきり話した結果、[過労]と[軽度の鬱病]と診断された。
ドクターストップも2週間〜1カ月の期間でかかってしまった。
だが、ウチの会社は、それ程休めるとは思えず、[無理デス]と答えてしまった。
[じゃぁ、取りあえず、会社で相談しなさいね、みんなで。
 必要なら診断書、書くから]
と言われた。診断書はお金がかかると聞いていたので、
さすがに無理なので、[どうしても必要な時、願いします]とだけ伝えた。
薬は
[アンプリット]
[アモキサン]
[リーゼ]
の3種類を出してもらった。
不安なキモチや、沈んだキモチを和らげてくれる薬らしい。
薬が効いている間は、精神状態は、なんとも普通だ。
でも、切れたあたりで、どうしてもダメになる。
朝起きた瞬間は、やっぱり[死にたい][消えたい]と思う。
ただ、リスカは止まっているようで、少し安心。
やっぱり、行ってよかったのだろうと思う。
そして、もう少し早く行っていればよかったと。