2008.12



見つけて・・・本当のあたし。
2008.12.22.mon
再発してしまった自傷癖。
先行したのはオーバードーズ。
それで済むのだと、何処かで高を括っていた。
ほんのちょっと現実から逃亡して、それでトリップして、トランスして、
ほんのちょっとの迷惑と、ほんのちょっとの心配と、
[それでもあたしは大丈夫]
そう言ってみせたくて、たぶん何かをがんばり過ぎた。
ヒトツの異常を、それが[異常]とも[後悔]とも、思うコトが出来なければ、
それは元の木阿弥だというのに。
ずっと忘れていたんだよ。
ずっと忘れていたかったんだよ。
自傷行為のコトなんて。
片隅にはあったかもしれないけれど、もう大丈夫って言いたかった。
飲んだ薬は37錠。
さほど多いワケではないだろうが、場所は家ではなかったから。
周りへの迷惑はきっと尋常じゃない。
それでも何処かで、あたしは[異常]になりたかった。
[正常な異常]でありたかった。
もう・・・異常でいるのは・・・イヤだ。


零れる笑み、濡れゆく紅。
2008.12.22.mon
些細なコトが積もり積もった。
もう何ヵ月こんなストレスに曝され、こんな風に苦しんでいたのだろう。
大丈夫と思いながら、もう忘れたと、もうやらなくてもいいと、
本気で思い込みながら、あたしはここまで来たというのに。
塵は積もると、本当に山になるんだと思い知った。
怖さも不安定さも、
圧迫も抑制も抑圧も重圧も、
制御も防御も、
たくさんの箍が外れれば脆く、強く抱いた意志など砕け散りゆく。
一筋、二筋、引いた紅い線は、
あたしの拘束を、いとも簡単に外してくれやがり、あたしは思うままに刃を手にした。
[×]が増えていく、綺麗ではなくなった・・・腕。
一筋、二筋、が、ヒトツ、フタツ。
最後には深く4つの[×]を刻み、ココロは楽しさがこみ上げ、
同時に危険を察知したあたしと、血まみれになった腕と、血だらけになったゴミ箱と、
それらを残して、応急処置を施して、外科に走るコトになった。
些細なキッカケは彼氏の対応。
だからと言って、彼氏を責めるのはおかしいとわかる。
明らかに間違いなら、きっと普通に責めればいい。
彼氏の間違いじゃないのだから、自分を止めるために封印を解いた。
間違った感情は未だ・・・未だ消え切ってなんかいない。
怖いんだ。
笑いながら、
笑みを浮かべながら、
生暖かい液体を感じながら、
痛みも何も感じない、傷んだ腕に白い布がぐるぐると巻かれて、また拘束されてしまった。
思い出したんだ。
自分がどんな想いで、こんな風にしてきたか。
自分がどんなキモチで、こんな行為を繰り返したか。
自分がどんな感情で、こんな風に切り刻んだか。
自分がどんな方法で、こんな腕に仕立て上げたのか。
もう・・・またしばらくは忘れない。
またしばらくは、こんな感情を忘れないのだろう。
微塵も思わなかったんだ。
[後悔]
[自己嫌悪]
[申し訳ないというキモチ]
何も感じ取るコトが出来ないまま、あたしのココロは、妙に晴れやかになってしまった。
ごめんなさい。
壊れていて・・・ごめんなさい。


[幸せ]という[恐怖]。
2008.12.28.sun
切り傷が疼き出し始める。
痛い・・・痛い・・・という感情が、生まれ始める。
そんなモノは麻痺させて、閉じ込めて、封じ込めたのに、
[暖かみ]が雪を融かすように。
[幸せ]が氷を溶かすように。
[痛み]が解けてゆく。
そんな不可思議な感覚は、もう何処かに忘れていたのに。
腕がズキズキと痛みゆく。
軽く微かに密やかに。
怖い・・・と思うのは、こんな自分だけなのだろうか?


Maybe。
2008.12.31.wed
包帯を外され、露出された傷は、痛々しく紅くなり、
今年の最後の日まで、コレを抱えた腕で、日をすごすのだろう。
毎日が、毎月が、
[大丈夫]
だなんていう、そんな言い聞かせの中で、
過ぎゆくコトも、それすらも、遠い意識の中にあって、
それでも今では、そんな[大丈夫]な時間が、少しだけ増えたコトが、
・・・たぶん今では、幸せ。