2006.10



喉を通る音。
2006.10.01.sun
とりあえずは出た声を、
とにかく、出しまくった。
出さないと、忘れそうだから。
失声症ってのは、必死だ。
どうしようもないくらいのストレスだ。
何も伝えられない苦しさ、悔しさ、悲しさ。
感情を伝えられるのは、やっぱり[声]だ。
歌うコトだって、できる。
歌うのは、大好きだから。
何もかも奪われたカンジがして、
すごくツラかったから。
出始めた声を、あたしは、とにかく出しまくった。


ワルイコト。
2006.10.02.mon
病気は順調に治っている。
傷痕も順調に治っている。
休んでいい理由が出来たから、
[休む]コトにしている。
・・・何も悪いコトなんかしていない・・・よね?


どこもおんなじ。
2006.10.03.tue
一生懸命伝えたコトバは、
空中で消えた。
あたしのコトバは、ほとんど届かなかった。
それでも、まだ望みを持つというのは、
自分に対して、自虐的で残酷だろうか?
夜には、あたしの涙は紅く染まった。


ココロを閉ざす。
2006.10.04.wed
すべてを消した。
明かりも、視界も、思考も、気配も、・・・ココロも。
暗闇の中、
唯一、照らされていたのは、
いつでも逃げられる、トイレの明かりだった。


大事なモノに順番なんか要らない。
2006.10.05.thu
守秘義務とか、
組織とか、
会社とか、
社会とか、
世間とか、
・・・大事なのは、
ココロじゃねぇのか?


切るのが正しいとか、間違いだとか。
2006.10.06.fri
切らないように我慢した。
結構なストレス。
我慢してまで、ためるモノなのだろうか?
精神状態は、もう常に、異常を来している・・・現実。
見過ごすコトなんて、出来ない、デショ?


精神状態ぶっちぎり。
2006.10.07.sat
ギリギリのトコロで生きてるあたし。
ギリギリの時間で動き、
ギリギリの作業をしている。
いつもギリギリで、
いつか潰されそうな精神状態を、
何とか、何となく、保ってる。


抑圧。
2006.10.08.sun
衝動はいつだって起こる。
それを止められるかは、自分次第。
裏切られた昨日は、過去にして、
あたしは[今日]を生きたい。
そのために身を削ったとしても、
黙って潰れるようなコトにはなりたくないから。


あらわになった怒り。
2006.10.09.mon
どうしようもないくらい、怒っていると気がついたのは、夜。
ていうか、今頃気づいたのかってカンジだ。
自分のココロにはホントに無頓着で、
自分がほとほとイヤになる。
それでも、毎日、切らないようにと、抑えてる自分を、
少しはほめてもいいかな?


持ち上げる精神力。
2006.10.10.tue
どうしようもなく堕ちたら、
後は持ち上げるだけ・・・。
なんだけど、
わかっていても、なかなか出来ない。
出来ないのは、[出来ない]のではなく、
しないだけだというコトくらい、
バカなあたしでも、わかってる。
だから、あたしは、
リスカを今、しないでいる。
[被害者なんだ!]って、見せつけるのは簡単だ。
でも、そんな虚しいコトしたくはない。
やれば、ただの[弱者]だから。
だから、あたしは、必死で自分を持ち上げる。
容易ではないけれど、自分が自分であるために。


あたしの意思・尊重。
2006.10.11.wed
叶わなかった。
正直、怖くてたまらなかった。
[話し合い]は成立しなかった。
切りたくなった。
切る場所も、定めていた。
・・・でもやらなかった。
泣いて逃げるのは簡単。
それをしたくはなかったんだ。
でも、いつやるかは、自分でも予想つかない。


もうがんばらなくていい。
2006.10.12.thu
もう無理だ。
すごく切りたい。
切りたくてたまらない。
今、あたしが切ったとして、
誰があたしを責められる?
もう、たえらんないくらい、
神経は削られたんだ。
ココロは荒んでしまったんだ。
アタマが吹っ飛びそうなんだ。
・・・逃げてもいいだろうか。
あの、ほんの少し明るい灯りの下に。


増えていく十字架。
2006.10.13.fri
昨夜またヒトツ増えた十字架は、
完全に縫わなきゃいけない程の深さになった。
だから、今日、早急に外科に走った。
でも、その前に、・・・もう1回くらい、なんて、
あたしの意思が弱いんだろうか?
現状況がキツ過ぎるんだろうか?
[十字は治りづらい]
毎度、言われる。
わかっていて、でも、十字にしてしまう。
何のつもりなのか。
自罰なのか・・・。
そんなじゃない、あたしは悪くない。
自責の念はないつもりだ。
じゃぁ、増えていく十字架の意味は、
何だというのだろう?
泣きたいのに泣けない。
流す涙は、紅くなるだけ。


行き場のないココロ。
2006.10.14.sat
カラダの傷は、ココロの傷となり、
流す涙は、どんどん紅くなるばかり。
行き場のないココロは、逃げ場を失くした。


生きちゃってるから。
2006.10.15.sun
抑える自傷衝動。
ひたすらたえるココロ。
毎日が、苦痛。
それでも、生きちゃってる。
まぎれもない事実。
だから、だけど、
切ったっていいから、
生きちゃおう。


散り散りの欲求。
2006.10.16.mon
欲求が他にいっているから、
あたしは血を流さないでいられる。
楽しいコトを楽しめてるから、
あたしは紅い涙を流さない。
今のウチだけでもかわまない。
たとえ明日がどうなろうとも、
あたしは今日を楽しむ。
今日を、誤摩化して生きるんだ。


感情の拡散。
2006.10.17.tue
何かに集中出来る時は、
自虐的感情から離れられるから、
・・・いいんだと思う。
ただ、腕を使う作業だから、
傷痕が突っ張るカンジがする。


腫れ上がる傷痕たち。
2006.10.18.wed
どうしようもない苛立ちを、
お酒で誤摩化した。
傷痕は化膿しているのに、
おかまいなしに、
自分のカラダをいじめて楽しんだ。


[死ね]というコトバの棘。
2006.10.19.thu
売りコトバに買いコトバでは済まされない。
[死ぬ]と言ったのはあたし。
[じゃぁ死ね]と言ったのはパパ。
だから、あたしは、決心を固めていった。
どうやろう、どこでやろう、と。


言ってはいけないコトバ。
2006.10.20.fri
もう消える決心はついていたから、
病院はすべてブッチした。
そして、言ってはいけないコトバ。
[別れよう]というコトバ。
あたしは、そこまで追いつめられていた。
コレ以上、お荷物になりたくなかった。
だから、さようならをしてから、消えようと思ったんだ。
猫娯さんがきえるなら、オレも消える。
・・・何でそんなコトいうのよ・・・。
あたしに価値なんかないのに。
・・・何であたしなのよ・・・。
あたしの中で[答]が、急速に渦巻いた。
本心じゃなかった。
ホントは一緒にいて欲しい・・・。
[一緒にいてくれる]というコトバに、甘えてもいいんかな?


自分だけのケリ。
2006.10.21.sat
主治医に言われた。
誰も言ってくれなかったコトバ。
誰もがあたしを責めた。
・・・でも、主治医は言った。
あたしが一番欲しかったコトバを。
だから、あたしは、
ココロの中に、決着をつけたんだ。
引き出したのは主治医。
あとは自分だけで。


襲いくる虚無感。
2006.10.22.sun
外科にも行かず、腫れ上がった傷痕を、
包帯を剥がして確認したのは、昨夜。
あまりの惨さに、自分でも驚きで、
それでいて・・・なんだかにやけてきた。
異常、だよね?
すごく傷をもっと増やしたいけど、
大丈夫だよ?
虚無感が、あたしのアタマを鈍らせてる。


引きずる無数の手。
2006.10.23.mon
夢の中に引きずられ、
抜け出したのは約15時間後。
[夢から覚めたい夢]
オムニバスで何十本も。
ホラーより・・・疲れた。
自虐的にならなくても、
あたしは日々、蝕まれていく。


やっとの外科。
2006.10.24.tue
鬱・・・と呼ぶには、まだそれ程、気分は堕ちてない。
でも、カラダは明らかに、何かをするコトを拒否ってるから、
努力しても動かないカラダに、一生懸命、自問自答した。
ヒトツずつ、それぞれの考え、行動に至るまで。
縫合痕の2カ所は、1カ所、今日、外れたとともに、
包帯から解放された。
もう1カ所は、金曜日か月曜日だ。
何もしたくなくても、予定はどんどん入る。
痛いのは、カラダの傷じゃない。
痛いのは、ココロの傷だ。


掠れた声を張り上げろ。
2006.10.25.wed
昨日出なくなった声は、
意外に早く、出始めた。
コトは思った程、深刻じゃない。
そう、思わなきゃ。


ウツノウズ。
2006.10.26.thu
出るようになった声と引き換えに、
ココロは闇の中に放り投げられた。
たえきれない精神は、
ただ、ただ、1日が過ぎるのを待った。


地下鉄駅のトイレ。
2006.10.27.fri
一瞬のカケだった。
時間が少しでもあったら。
トイレに誰もいなければ。
・・・場所がそこにあったなら。
入り込んだ個室で、
おもむろにカッターを引いた。
傷を深くしていくコツなんてモノは、
とうに知っていたから、
時間をかけずに、すべきコトを終えた。
[頓服より効くなんてね]
・・・なんて、笑いながら言ってるあたしは何だ?
もう、脳ミソは限界を超えている。


意外とバカなコドモ。
2006.10.28.sat
今年に入ってから・・・というか、
この半年で数えた方が早いのか、
平均月1回は縫合抜糸をしていると思う。
絶対におかしいって、わかってるんだよ。
あたしだって、そんなにバカじゃない。
でも、きっと、バカなんだろう。
この愚かな行為を繰り返してるってコトは。
成長って、・・・どうすんの?
オトナになれた人間はすごいね。
拍手だよ。


レグカ。
2006.10.29.sun
[レグカ]=[レッグカット]
太ももは前に切ったコトがある。
痕も、痛々しい程、残ってる。
・・・でも足首は初めてだ。
少しだけ傷をつけるつもりだった。
なのに、何で?
ここまで深くしなきゃいけない、
その理由は、何なんだ?
ワリと、どんなトコロでも、
・・・深く切れちゃんだ。
血しぶきが、二度、三度、飛んだ。


足に飛び火した縫合。
2006.10.30.mon
ほんのちょっとのつもりが、縫合まで至った。
何でこんなトコロ・・・なんて嘆いても、
自分でやってしまったコトだから仕方がない。
靴が、歩くたびに、傷口にあたるんだ。
痛さは、・・・それ程ないのが、怖いのか何なのか。
精神は常に異常を来している。


増やしたがってる。
2006.10.31.tue
今、治療中の傷の処置が終えたら、
また増やそうとか、アタマの中、巡ってる。
ヤバい思考回路。
ヤバいあたし。
もはや、あたしにとって、自傷とは何なのか、
わからなくなっている。
昨晩も、すでにODをしていて、
目が覚めたら、足下もおぼつかなかった。
前向きなのか後ろ向きなのか、
何なのかわからず、
ただひたすら、日々を歩く。