2006.07



軽い腕。
2006.07.01.sat
包帯を、完全にはずしました。
まだ少し、血が出ているので、
軽く絆創膏を貼ったのデスが、
絆創膏の糊がきつくて、
結局、パットにしました。
明日には、乾きそうなのデス。
まだまだ、刃の誘惑に負けそうになるけど、
もう、・・・ここは、更新されないコトを願います。
そう言っては、何度も挫折してるけど・・・。


あっけない再発。
2006.07.04.tue
昨夜あんなにがんばったのに、
今朝起きたら、ためらいなく、封印を解いていた。
何の咎めもなく、大きな十字は、左腕の内側に刻まれた。
あぁ・・・また始まったんだ。
あたしは、諦めと、覚悟と、いつか止まる理想を、
ココロの中に描いていた。


紅い時間。
2006.07.05.wed
あれ程やめると言いながら、
また、深く切っている自分がいる。
たくさんの紅が見たい自分がいる。
このページを更新している自分がいる。
ふとヒトリになった空間で、
あたしがするコトと言えば、
泣きながら、無感情で、
左腕を切り続けるコトだった。
あたしを壊したアイツを、
どんな風に憎めば、
あたしは解放されるのだろう?


傷と共存。
2006.07.06.thu
どんどん深くなって、
ずっしり重く、
激痛が走り抜け、
包帯が紅く染まっても、
あたしはこの傷と病と、
共存しなければいけない。


止まらない紅。
2006.07.07.fri
昨夜、出血が止まらなくて、
また救急車かと思ったくらいだったけど、
とりあえず、タオルでぐるぐる巻きにして、
[朝起きて血だらけでもいいや]なんて、
そんなコトを思いながら、
迎えた朝には、
それ程、血だらけでもなく、
タオルには結構染みてたけど、
大丈夫じゃないかと思って外した傷痕からは、
まだ、止まっていない血が、流れ続けた。
外科行かなきゃダメかなぁ?なんて思いながら、
思うだけで、結局行かずに、
きっと、今日も血だらけになっちゃうかもしれない、
そう思いながら、時間をやりすごしてる。
もし、明日、また、血が止まらなかったら、
諦めて、救急外来に行こうかなぁと思いながら、
行かない予感がしてる。


堕天使のもぎ取られた羽根。
2006.07.08.sat
傷が、1cmは開いただろう。
深さは、1cmはいっただろう。
・・・またループにハマってる自分。
どうして。
どうして、あたし、こんなに壊れちゃったのかなぁ?
どうして、あたし、こんなに壊されちゃったのかなぁ?
壊れてしまったのならいっそ、
何処までも堕ちていってしまえばいいのに・・・。


自分がわからない。
2006.07.09.sun
昨日新しく切った傷痕は、十字に1cm以上広がって、閉じなくなった。
今まで切っていたトコロも、もう血も出ないトコロに達してる。
神経に触れる。
腱までは到達していない。
動いているから大丈夫。
でも何も大丈夫なコトなんて、全然なくて、腕中の包帯が、・・・左腕が訴えてる。
もうやめて。
もうやめて。
もうやめて。
だから昨夜は薬を多めに飲んで、眠りに堕ちた。
今朝、起きた時にも、状態は全然よくなってなくて、救急外来に行くコトになった。
また、なんだよ、結局。
どうして止められないのか、自分でもわからない。
今度こそ止まればいいという、希望と、不安が、・・・相変わらず交差している。
そして、それでも処分しきれずにいる、カッターが、残っている。


ドクハラ。
2006.07.10.mon
お風呂に入ったら、包帯が湿っぽくなったので、結局、外科に行った。
本当は、2〜3日後に行こうと思ってたんだけど。
今日は院長のはずなのに休みで、先生が違った。
前回抜糸してくれた先生だった。
[また来たの!?]等の質問攻め。
それはしょうがない、確かにあたしが悪いし、覚悟はしていたんだ。
でも[顔はいいのに・・・]って、それはドクハラっていうか、セクハラ発言じゃない!?
自慢っぽくなって言いたくないけど、
あたし、この顔で、さんざんなセクハラ受けて、今この現状なんだよ!?
わかんないだろ、お前らみたいなオトコどもには!!
胸くそ悪い診察だった・・・、ココロが煮立っていく。


化膿なの?
2006.07.11.tue
昨日、外科行った時、[明日か明後日また来て]と言ったので、
明後日(つまり明日)は行けないから、今日行きました。
傷が・・・どうやら化膿しちゃったらしく、パンパンに腫れてます。
化膿止めをもらいました。
今日は優しい先生だった。
いろんな病院に心配やら迷惑やらかけて、
それでも、リスカがおさまらないあたしは、
・・・やっぱ、狂ってるんデショウか?
切りたくてしょうがない。血が見たくてしょうがない。紅い涙を流したい。


血液検査。
2006.07.12.wed
定期的に内科でやってるんデスが、
前回[貧血]が引っかかったんで、
・・・たぶん、今回も引っかかるデショウね。
あれだけ血ぃ流せばね。
引っかからなかったら嘘だ、あたしのカラダ。
小さな瓶に、紅いのが溜まるのを見るのが、たまらなく好きだ。


開いた縫合痕。
2006.07.13.thu
重いモノを持ったり、
大きな動きをしたワケでもないのに、
何故か包帯がに血が染みてきた。
開いたかな?
抜糸は延期だろうか?


左腕の白の安心。
2006.07.14.fri
抜糸をした。
傷口は案の定、開いてた。
それでも、抜糸はしなきゃいけなかった。
しばらくは塗り薬と飲み薬で、外科に通わなきゃいけない。
次は日曜日。
日曜日なのに、やってくれるという。
衛生第一だから。
自分では取ってはいけないので、
塗り薬も、ガーゼの取り替えも、先生がやコトになる。
しばらく続く・・・腕の包帯は、何だか安心する気が、した。


お風呂の不便。
2006.07.15.sat
抜糸は済んだモノの、包帯はしばらく続くので、入浴が困難。
左腕をビニールでくるんで、何とか浴びるシャワー。
明日はガーゼ交換だから、タイミングを見計らって、アタマ洗いたいよぉ。
こんなコトになるまで、何でやっちゃったかなぁ?


化膿の進行。
2006.07.16.sun
ガーゼと包帯を取り替えに、休日診察に行った。
・・・げ、あの先生だ。
とりあえず、診てもらった。
・・・金曜日より、もっと化膿が進んでた。
ヤバい・・・治るのにそうとうかかりそう。
でも、きっとその間は、自虐的行為には走らないと思うから、
・・・大丈夫だと思いたい。


一瞬一瞬が闘いの瞬間。
2006.07.17.mon
重いモノを持ったせいか、傷口が開いた感を感じる。
ヤバいなぁ、どんどん治りが遅くなるかも。
明日、外科で、どういう状態か見るのが怖いね。
時折、カッターを握りしめたくなるのは、
今現在、ココロが不安定期に入ったからかな。
大きなコトが待っている。
闘わなきゃいけない現実がある。
・・・闘わなきゃいけない自分が、今ここにいるんだ。
逃げちゃいけない、逃げ場はない、真っ向から向かわなきゃいけない。
不安で、カッターを握りたくなる・・・たくさんの瞬間を、持ってる。
疲れもあるから、増しそうな加速度も、持ち合わせている・・・常に不安と隣り合わせ。


一瞬手首に触れた銀色。
2006.07.18.tue
昨夜、たまらず、カッターを握りしめて、トイレでヒトリ、泣いた。
切りはしなかったけど、抱いてるだけで、安心だった。
刃を手首にそっとあてて、そして、やめる。
・・・どうしようもない、ヒトリの闇の空間。
イヤなコト考えたくないから、動く、働く、考える。
化膿した傷は、ヤブ外科医のせいで悪化した。
根気強く、通わなきゃいけなくなったらしく、ちょっと外科医を恨んだ。
悪いのは自分なのに。
本当に悪いのは、・・・他の誰でもない、あいつなのに。


ちょっとしたタイミング。
2006.07.19.wed
運が悪かったとしか思えない。
ヤバそうな瞬間はたくさんあった。
あいつの顔、見て、思い出すだけで、吐き気さえする。
でも、たえた。
薬を投与しながらでもたえた。
ホントにちょっとしたタイミングだったんだ。
現在、傷の治療中だというのに、
新しい傷をまたつけてしまった・・・。
自分の弱さに嫌気がさす。


わかって欲しい、わかってもらえない。
2006.07.20.thu
届かないコトバ、届かないキモチ、届かない想い。
ひどいコトも言ったし、ひどいコトも言われた。
・・・何だか、わからなくなって、
鼓動が早くなり、呼吸が荒くなって、止まったリする。
手足がしびれて、座っていられなくなる。
目が、何も映さなくなる。
あたしのカラダは、何でこんなんなっちゃったんだろう?


縫ってクダサイ。
2006.07.21.fri
外科に行って、頼み込んだ。
自分じゃ止められないから、包帯をぐるぐる巻きにしてもらった。
どんなドクハラを受けようと我慢した。
切るより麻酔の方が痛いなんて、皮肉だなぁなんて思いながら。
縫合してるトコロをじぃっと見ていた。
3+2+2・・・乱雑に縫われた腕は、麻酔が切れた後、じわりじわりと痛んだ。


固くなった皮膚。
2006.07.22.sat
休日診療。
上下の包帯が取れました。
真ん中は、昨日縫合したばかりなので、まだ1週間は先デス。
てゆか・・・いきなり野ざらしデスか。
上なんか、絆創膏ヒトツ、小さいの。
・・・で、[自分で毎日取り替えてね]、なんて・・・。
そんなもんでいいんだろうか。
ドクハラ外科医だから、ちょっと疑問。


再生していく傷痕。
2006.07.23.sun
小さな絆創膏の傷は、少しずつ、治ってきている。
ドクハラ外科医も、そう悪くはないんだな。
縫合痕は、何だか、腫れてきてる気がしてならない。
まだしている、包帯の中の腕が、痛痒い。
1番深い傷痕は、皮膚が再生するまで、開いたままだろうね。


ドクハラ三昧。
2006.07.24.mon
絆創膏は取れました。
あとは、縫合痕だけ。
予定では金曜日、抜糸なんだけど・・・。
とりあえず、ドクハラに何言われても、
もう、どうでもいいやって。
てゆか、顔も生理も職業も、
リスカとは関係ないだろっての。


気にしない精神。
2006.07.25.tue
腕は傷だらけでも、
気にせず腕を出してるあたしは、
周りに何か迷惑かけてるのかな?
いちいち見んなよ、ウザい。


あらゆる防止方法。
2006.07.26.wed
今日の外科医はドクハラじゃなかった。
いろいろ伝授はしてもらったけど、
それは精神科でも言われてるコトで、
出来てないから、こんななんだよね。
・・・だから精神科通ってんだよね。
でも、その場は笑ってすごした。
めんどくさいから。


暑い日の包帯。
2006.07.27.thu
そろそろ、いいかげん、包帯もウザくなってきた。
そりゃそうだろ、3ヶ月、ほとんどずっと包帯してたんだ。
でも・・・予定では、明日、外れる。
包帯がなくなって、また不安になったりするかもしれない。
けれど、今は、とりあえず、早く包帯が外れて欲しいと、少しは思える。


剥き出しの傷痕。
2006.07.28.fri
抜糸が済んで、包帯が取れた。
ボロボロの左腕が、あらわになった。
・・・でも、あたしには、コレが生きてきた証だから。
また、増えたり、包帯のお世話になるかもしれない。
でも、その時は、その時で、また考えようと思った。


黒い影。
2006.07.29.sat
ほんの少しの平穏。
あたしにとってはささやかな平穏。
・・・お願いだから、今だけは、
ココロの闇は消えていてクダサイ。
例え、何処かに影が潜んでいても。


抜け出せない暗闇。
2006.07.30.sun
夢の中に閉じ込められたカンジが抜けない。
夢に襲われる感覚がとれない。
・・・怖くてたまらない。
あぁ・・・ダメだ、あたしはダメなんだ。
こんなにも怯え、手が震える。
逃れられないなら、断ち切ろう。
紅い液体と共に流し出そう。


伸ばした手の先。
2006.07.31.mon
どうしても抜けられないスパイラル。
早くここから抜け出したくて、
こんなにも手を伸ばしているのに、
この手は、いったい、何処に向かっているのか?
傷ばかりが、増えていく。