2002.07
寄生虫の群れ。
2002.07.01.mon
皮膚の中を、寄生虫が走る。
追って追って、追いかけて、刃を向ける。
追いつめる度に、傷だらけになっていく、腕や足。
目の前には、虫の砂漠。
皮膚という皮膚が、寄生虫の群れをなす。
この耳も、もう、正確な音を伝えてくれない。
話してもいないのに、聞こえる声や、
いるはずのない、ヒトの、絶叫、喚き。
ごめんね。
あたしは、正常じゃない。
足は宙を泳ぎ、意識を遠くに感じ、
寄生虫の幻影に、侵される、脳内。
ノウミソまで、食いつぶしておくれ。
あたしはもう、死へ逃げるコトしか、わからなくなっていた。
闘い。
2002.07.03.wed
あたしは、この傷と、闘う。
この傷で、闘う。
悲しい傷。
2002.07.09.tue
傷を見る度、悲しくなる。
一生、背負わなきゃいけない、罪。
消えない傷。
悲しい傷。
大丈夫と思ってた。
2002.07.11.thu
大丈夫と思ってた。
1日、ダメになってた。
それでも大丈夫だと思ってたのに。
右手にはカッターを。
左手首には傷を。
逃れられない。
抜けだせない。
迷宮。
頭痛。
2002.07.12.fri
腹が立つ程の、頭痛。
止めるためのリスカ。
止まるワケもないのに、
こんな方法しかない、
自分が悔しい。
方法がワカラナイ。
2002.07.28.sun
突発的な発作。
泣いて泣いて止まらない。
止め方がわからない。
コレしか、ワカラナイ。
手首に刃物を向けるコトしか、できない。
他にどうすれば、止められるの。
堕ちる。
2002.07.29.mon
堕ちて。
堕ちて。
堕ちて。
泣きじゃくりながら、
腕を、切り刻んだ。
サカナ。
2002.07.30.tue
まるで、水を得たサカナのように、
[血を見ると落ち着く]コトを思い出した。
流れるたくさんの血を、眺めてた。
ずっとずっと、眺めてた。
落ち着いた。
安心した。
あたしには、まだ、血が流れてる。
そして、キタナラシイ血が、流れ出る。
全て、流れてしまえばいいと思う。
眺めながら、あたしは少し、微笑んだ。
全てズタズタに。
2002.07.30.tue
手も足も、全てをズタズタに、切り刻んでやるんだ。
全部、ダイキライ。