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「作間敏宏『治癒』」(1995/9) 大谷資料館「玻璃の回廊」会場リーフレット用テクスト/作間敏宏


意識(地上)/無意識(地下)を暗喩する喚起力に満ちたこの地下空間は、それ自体で異化されていて、すでに癒しの装置になっている。ここでの僕の仕事は、過剰な異物を持ち込むようなやりかたでなく、豊かな空間に導かれて、癒される人の気配だけをこっそりしのびこませるようなものになるだろう。