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「CHIBA ART FLASH'99 世紀の黎明」(1999/9/p.7) [作間敏宏] 展覧会図録/テクスト/作間敏宏


『治癒』の連作で僕は、生体の細胞と組織との関係といってもいいし、蟻や蜂の一匹一匹と巣との関係、個人と家族や血族との関係といってもいいような、さまざまな個と全体の関係を、その生死というレベルでとらえなおすことを主題にしてきました。それら個の生死の営みが、大きく全体を「治癒」する原理なのではないかという方向づけにおいて。