常福寺( じょうふくじ)  井戸野町  所在地

大和郡山市井戸野町541 TEL 0743−53−5574 
住職:安満 幸陽(あま こうよう) 平成15年11月晋住  ・浄土宗(西山派)  
・葬儀 年忌法要  ・諸供養 (水子供養 人形供養その他)  ・厄除け祈祷(薬師悔過) 厄年・星まわりの悪い年に当たっている人は祈祷し悪事・災難を払う。諸願成就(身体安全・交通安全・学問成就)

常福寺の建立年代は不明です。しかし、井戸野村(西井殿庄)は平安時代には興福寺の荘園としてすでに存在していましたので常福寺の前身は興福寺(鎌倉期は大乗院門跡領→室町期からは一乗院跡領)も末寺あるいは知行寺として古くから井戸野に在ったと考えられます。最近発見された古文書の一部に興福寺や一乗院との交流の跡が記されていました。
 また、常福寺付物の薬師如来はかなり古い仏さまで、台座の裏側には「再興作人 勅願沙門 法義院上人」と刻まれていました。勅願沙門とは天皇の命により祈願・祈祷される僧侶のことを指します。法義院上人は天皇の命を受けて、この薬師如来に病気平癒・厄難除け等の祈願祈祷を常福寺でされていたということです。薬師如来の金箔塗りもほとんど剥がれ黒色と化しお姿の一部が破損していました。現在は修復し住時の金光を取り戻されました。知恵の光・慈悲の光をその御身から放たれ、人々の厄難や病気を身代わりとなってお引き受け下さり、また、諸願成就の仏さまとして今再び人々の信仰を集めています。
 
近年、荒れ寺となっていましたが、最近本堂内が改修・整備され阿弥陀如来・身代り金光薬師如来・地蔵菩薩が安置されています。 お詣り下さいませ。 

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