FMラジオ

専用ICを使ってFMラジオを作りました。回路は
ごく一般的なものです。
FM用のICはいろいろありますが一番扱いやすい
ICだと思います。
このICはスーパーヘテロダイン(2段スーパー)にな
っていますが1ICなので手軽に扱えます。ご自分で
基板から作られる時はアース部分は大きくとって
不要な回り込みを防がないと動作が不安定になった
り発振気味になったりします。
構成は東芝のIC TA7792Pを使用してアンプに
同じく東芝のTA7368Pを使用しています。
高性能なラジオですが外付け部品をあまり使用しな
いので組み立て易いと思います。
AMとは違った音の広がりを感じて下さい。
使用パーツは下の通りです。
出来る限り小型の部品を使用するようにして下さい
品名 数量 品名 数量
IC TA7792P FM用バリコン
IC TA7368P 抵抗 1/4W 5.6kΩ
FCZ10.7 コンデンサー 0.056μF
FCZ144 コンデンサー 0.01μF
スピーカ コンデンサー0.001μF
電解 100μF コンデンサー 10PF
電解 10μF コンデンサー 15PF
10KΩVR 10.7MHzフィルタ
電池ホルダー 基板
調整箇所は殆どありませんし、測定器がないと難しいので
とりあえずNHK−FMを受信しながら音が美しく入るように
局部発振のバリコン側トリマーを少し左右に回して下さい
そして、10.7MHzのIFTコアを少し回してみてきれいに
受信できるか調整してみます。
あとは、144MHzのコイルのコアで音が大きくなるところ
でとめます。無調整でも充分受信出来ます。

バリコンが入手しにくいかも知れません。キットで買われる
のが賢明かも。FCZのコイルは東光のコイルでもOKです
ボリゥムはA型(音量カーブがフラット)が最適ですが、なけ
ればB型(抵抗値が直線変化)でも仕方ないでしょう
電解コンデンサーは15WV以上であればOKです
回路図
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