お断り:この物語はフィクションです。私「ゆきお」が加筆編集しておりますm(_ _)m

味噌なめ地蔵(みそなめじぞう)伝説
昔、大和郡山の農家に1人の女の人がおってな、自分の家で味噌をつくったが、うまくできないので困っていたそうな。

ある夜、その人の夢の中に矢田寺の石地蔵尊があらわれてな、こういったんじゃ。「わしにその味噌を食べさせてくれんか、そうしたら良い味になるようにしてみせよう」
そこで、翌朝女の人は矢田寺へお参りをし、その石地蔵尊に味噌をお供えしたう
えに、口にべったり味噌を塗って帰って来た。そして自分の家の味噌をなめてみると、すごく味の良い味噌になっていたそうな。

それからは誰いうともなく、「味噌なめ地蔵」、「味噌食い地蔵」といわれるようになったということじゃ。

今でも時々味のよい味噌が出来ますようにと、お地蔵さんの口に味噌を塗って帰る人がいるということじゃ。
(写真は味噌なめ地蔵)

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