お断り:この物語はフィクションです。私「ゆきお」が加筆編集しておりますm(_ _)m

蛇ヶ池(じゃがいけ)伝説
昔、大和郡山の矢田口から大職冠に通ずる道に沿って忍術使いが住んでいたんじゃ。
ある日、お殿様の跡を継いで郡山城主となった若殿が蛇ケ池を見て忍術使いに大蛇を出してみろと命じたそうな。
忍術使いが呪文(じゅもん)を唱えると、空っぽの池にみるみる水があふれ、中から大目玉の大蛇が現れて、若殿を飲み込もうとしたので、若殿は驚いて城内に逃げ帰ったそうな。

忍術だからそのように見えたんじゃろう。

だけど家来たちは、大蛇が消えた池底の穴に大石で蓋(ふた)をして、大蛇が再び出ないようにしてしまったんじゃ。

その後ここから大蛇が出たと言う話は聞かんかったそうな

それ以来この池を蛇ケ池と呼ぶようになり、今でも大石が深く埋まっていると言われているんじゃ。

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